玄人紙芝居師のつぶやき

玄人紙芝居師のなにわのゴリちゃんが、紙芝居口演の様子や紙芝居作品などについて、つれづれなるままに書き込んでいきます。

なにわのゴリちゃんのつぶやき・・・明日は大型紙芝居を

2012年06月11日 14時56分25秒 | 日記
2012年6月11日(東日本大震災から1年3か月)
玄人紙芝居師のなにわのゴリちゃんです。

今日で、東日本大震災から1年3カ月です。
現地の復興はまだまだですが、野田首相は大飯原発再稼働に躍起になっています。
福島第1・2原発の被害がいまだに収まらず原発の安全性が保障できないのに、大飯原発の再稼働に政治生命をかけるという野田首相や政府の姿勢にあきれます。
いったい、誰のための再稼働か?
断固反対の姿勢を、ひとりひとりの国民が意思表示しなくてはと思います。

さて、明日は大阪市内の幼稚園へ口演に行きます。
200名を超える大きな幼稚園です。
通常はB4の大きさの紙芝居を使いますが、明日は大型(B4の2.6倍)を使用する予定です。
口演予定作品は、『みんなでぽん』『いなむらの火』『したきりすずめ』『おとうさん』です。



『いなむらの火』は、江戸時代1854年に起った「南海の大地震」の時に、濱口儀兵衛という庄屋のとった行動を紙芝居にしたものです。
地震の後に起った津波から村人を救うために、収穫したばかりの稲村に火をつけ小高い丘まで村人を避難させた儀兵衛の英断が描かれています。
汗水たらして育て刈り取った稲村に火をつけた儀兵衛の行動は、命よりも大切なものはないことを示しています。

人命よりも原発再稼働を優先する野田首相とは大違いです。

東日本大震災の惨事を忘れないために、子どもたちに口演したいと思っています。