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(since 17 AUG 2005) |
化粧室内での火気は規則により禁じられています(怒)
当該便を運航していた日本航空ジャパンは、もっと毅然とした態度をとっても良かったのではないでしょうか。
「たら・れば」になってしまいますが、当該便機長は会社のイメージ云々ではなく、航空界全体の安全を脅かすものとして毅然とした態度で事の対応にあたって欲しかったです。
このところ何かあると鬼の首をとったかのように騒ぎ立てるマスコミ連中(特に某社)も、『乗客らにケガはなかった』『大阪府警などが原因を調べている』などと、卑屈な読み方をすれば、日本航空ジャパン側に非が無さそうなので、これ以上騒いでも無駄か、とも読み取れる書き方です。
goo ニュースから3社の報道を引用しましたが、3社とも微妙に異なっています。
『ティッシュペーパーの燃えかすがあった』と言及しているのは、共同通信と読売新聞。朝日新聞は、乗客が人為的やったかもしれないと臭わせるこの件については一切触れず…。
共同通信が『日航によると』だけなのに対し、読売新聞は『国土交通省大阪空港事務所などによると』と国交省が確認したとなっています。
高度にも食い違いが。読売新聞は『愛知県知多半島上空約4300メートル』(注:FL140: 14000feet )としているのに対し、朝日新聞は『愛知県上空を飛行中;高度約8000メートルを降下中だった』(注:FL260: 26000feet )と記して、朝日新聞はその件に関しては『日航や国土交通省などによると』とクレジットを入れています。
読売新聞の『同機は約15分後、同空港に着陸し』と当時の推定飛行高度 FL140 は通常運航の場合理にかなっています。
“巡航高度 FL260 からの降下中、FL140 で客室乗務員が発見消火、約15分後に着陸”というのが自然に思えます。コックピットは 10000feet 通過で客室乗務員に連絡を入れますが、それに先立っての化粧室内チェックをしたところ発見したというのも違和感はありません。
さて、化粧室内での喫煙を含めた火気使用は厳禁であり、違反した場合は航空法により処罰の対象であることはご存知でしょうか。
そのような事実が発覚したのなら、当該便の機長は管制(あるいは社内無線)を通じ状況を報告し、伊丹に到着、ドアが開いた時点で空港警察署が乗客の降機を阻止し乗客全てを取調べ犯人拘束まで乗客は一切外に出さない、等の強硬手段をとっても良かったのではないでしょうか。
出発時ドアが閉まってから、到着してドアが開くまで、機長には安全運航を全うするために絶対的な権限が与えられており、被疑者・犯人を拘束する権利もあります。が、その絶対的な権力も、到着してドアが開いた瞬間に権力を失います。したがって、ドアが開いた直後からは警察に任せなければなりません。
異常運航(乱気流とかコックピットから煙が上がったなど)があった際には、ドア・オープンと共に一目散に機内に入り込み、運航乗務員からの事情聴取を得意中の得意技としている警察が、何でこのような事態では、何の疑いもなく乗客を降ろしてしまいますかねぇ。
断定は出来ませんが、本件、電気系統等によるメカニカル・トラブルによる出火ではなく、人為的な放火の可能性が高いと思います。
ここで航空会社が毅然とした態度をとらないと、愚か者が「愉快犯」的に繰り返す可能性があります。これは全ての航空会社にとっての脅威です。
仮に、人為的放火であった場合、それを行なった愚か者は「日本航空グループなら、マスコミが航空機のトラブルとして取り上げてくれるだろう」といった軽々しい気持ちと、他の112名の命を軽んじた断じて許すことができない考えがあったのかも知れません。
先日、修学旅行の高校生が機内から救命胴衣を持ち出す、という事件があったときも、マスコミは救命胴衣を持ち出した高校生の違法行為には論点をあてることなく、救命胴衣が持ち出されたことを気付かずに数日間運航した航空会社の運航管理体制を責め立てていました。
マスコミが執拗なまでに騒ぎ立てて歪んだ世論形成を行なってきたつけが、新たな脅威を生んでしまいました。マスコミは、年初来の自社の報道姿勢を大いに反省すべきです。
最後になりましたが、保安要員としてその職務を遂行し、大事に至ることを防ぎ、機内の統率を維持した当該便の客室乗務員に賛辞を贈りたいと思います。
立派です。
日航機のトイレで煙 秋田発大阪行き、無事着陸 (共同通信) - goo ニュース
日航機でボヤ、乗客ら113人は無事…秋田発大阪行き (読売新聞) - goo ニュース
日航機トイレのゴミ箱から煙 愛知上空で、けが人なし (朝日新聞) - goo ニュース
「たら・れば」になってしまいますが、当該便機長は会社のイメージ云々ではなく、航空界全体の安全を脅かすものとして毅然とした態度で事の対応にあたって欲しかったです。
このところ何かあると鬼の首をとったかのように騒ぎ立てるマスコミ連中(特に某社)も、『乗客らにケガはなかった』『大阪府警などが原因を調べている』などと、卑屈な読み方をすれば、日本航空ジャパン側に非が無さそうなので、これ以上騒いでも無駄か、とも読み取れる書き方です。
goo ニュースから3社の報道を引用しましたが、3社とも微妙に異なっています。
『ティッシュペーパーの燃えかすがあった』と言及しているのは、共同通信と読売新聞。朝日新聞は、乗客が人為的やったかもしれないと臭わせるこの件については一切触れず…。
共同通信が『日航によると』だけなのに対し、読売新聞は『国土交通省大阪空港事務所などによると』と国交省が確認したとなっています。
高度にも食い違いが。読売新聞は『愛知県知多半島上空約4300メートル』(注:FL140: 14000feet )としているのに対し、朝日新聞は『愛知県上空を飛行中;高度約8000メートルを降下中だった』(注:FL260: 26000feet )と記して、朝日新聞はその件に関しては『日航や国土交通省などによると』とクレジットを入れています。
読売新聞の『同機は約15分後、同空港に着陸し』と当時の推定飛行高度 FL140 は通常運航の場合理にかなっています。
“巡航高度 FL260 からの降下中、FL140 で客室乗務員が発見消火、約15分後に着陸”というのが自然に思えます。コックピットは 10000feet 通過で客室乗務員に連絡を入れますが、それに先立っての化粧室内チェックをしたところ発見したというのも違和感はありません。
さて、化粧室内での喫煙を含めた火気使用は厳禁であり、違反した場合は航空法により処罰の対象であることはご存知でしょうか。
そのような事実が発覚したのなら、当該便の機長は管制(あるいは社内無線)を通じ状況を報告し、伊丹に到着、ドアが開いた時点で空港警察署が乗客の降機を阻止し乗客全てを取調べ犯人拘束まで乗客は一切外に出さない、等の強硬手段をとっても良かったのではないでしょうか。
出発時ドアが閉まってから、到着してドアが開くまで、機長には安全運航を全うするために絶対的な権限が与えられており、被疑者・犯人を拘束する権利もあります。が、その絶対的な権力も、到着してドアが開いた瞬間に権力を失います。したがって、ドアが開いた直後からは警察に任せなければなりません。
異常運航(乱気流とかコックピットから煙が上がったなど)があった際には、ドア・オープンと共に一目散に機内に入り込み、運航乗務員からの事情聴取を得意中の得意技としている警察が、何でこのような事態では、何の疑いもなく乗客を降ろしてしまいますかねぇ。
断定は出来ませんが、本件、電気系統等によるメカニカル・トラブルによる出火ではなく、人為的な放火の可能性が高いと思います。
ここで航空会社が毅然とした態度をとらないと、愚か者が「愉快犯」的に繰り返す可能性があります。これは全ての航空会社にとっての脅威です。
仮に、人為的放火であった場合、それを行なった愚か者は「日本航空グループなら、マスコミが航空機のトラブルとして取り上げてくれるだろう」といった軽々しい気持ちと、他の112名の命を軽んじた断じて許すことができない考えがあったのかも知れません。
先日、修学旅行の高校生が機内から救命胴衣を持ち出す、という事件があったときも、マスコミは救命胴衣を持ち出した高校生の違法行為には論点をあてることなく、救命胴衣が持ち出されたことを気付かずに数日間運航した航空会社の運航管理体制を責め立てていました。
マスコミが執拗なまでに騒ぎ立てて歪んだ世論形成を行なってきたつけが、新たな脅威を生んでしまいました。マスコミは、年初来の自社の報道姿勢を大いに反省すべきです。
最後になりましたが、保安要員としてその職務を遂行し、大事に至ることを防ぎ、機内の統率を維持した当該便の客室乗務員に賛辞を贈りたいと思います。
立派です。
日航機のトイレで煙 秋田発大阪行き、無事着陸 (共同通信) - goo ニュース
13日午後7時すぎ、大阪空港に向け飛行中の秋田発日航2178便MD87の後方トイレから白煙が上がり、客室乗務員が消火器で消した。
同機は飛行を続け午後7時半に大阪空港に着陸。乗客乗員113人にけがはなかった。
日航によると、トイレにティッシュペーパーの燃えかすがあった。同社と兵庫県警伊丹署が詳しい原因を調べている。
2005年 7月13日 (水) 22:18
日航機でボヤ、乗客ら113人は無事…秋田発大阪行き (読売新聞) - goo ニュース
13日午後7時15分ごろ、愛知県知多半島上空約4300メートルを飛行中の秋田空港発大阪空港行き日本航空2178便MD87型機内で、最後部のトイレのゴミ箱から煙が出ているのを、巡回中の客室乗務員が見つけ、消火器で消し止めた。同機は約15分後、同空港に着陸し、乗員、乗客計113人も無事だった。
国土交通省大阪空港事務所などによると、ゴミ箱にはティッシュペーパーの燃えかすがあったが、たばこの吸い殻などはなく、日本航空で原因を調べている。
2005年 7月14日 (木) 00:09
日航機トイレのゴミ箱から煙 愛知上空で、けが人なし (朝日新聞) - goo ニュース
13日午後7時15分ごろ、愛知県上空を飛行中の秋田発大阪行き日本航空2178便(MD87型、乗客・乗員計113人)で、機体後部右側のトイレに入った客室乗務員が、ゴミ箱から焦げくさいにおいがするのに気づいた。ゴミ箱のふたを開けたところ、中から煙が立ち上ったため、客室乗務員が消火器などを使って消火した。同便は同32分に大阪空港に着陸。乗客らにケガはなかった。大阪府警などが原因を調べている。
日航や国土交通省などによると、同便は当時、高度約8000メートルを降下中だった。
2005年 7月14日 (木) 01:10
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