徒然なるままに、一旅客の戯言(たわごと)
*** reminiscences ***
PAXのひとりごと
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直行便、でも3時間

 乗り継ぎの必要がない直行便は確かに利便性があり、双方の政治を考えればそれ自体は画期的なことなのでしょうが、台北-上海が3時間とはちとかかり過ぎですね。

政治上の理由でU字型に迂回させられているのだそうです。春節(中国の旧正月)期間中限定なのですから、上海FIRと台北FIRとで調整して特別に Direct Route (直行経路)を認可しても良さそうなものですが、政治とはそこまでは単純ではないのでしょう。

航空路 W8 であれば、台北から中国大陸までは103海里(約190km)、飛行時間にすれば(離陸上昇を含めても)30分程度でしょう。 W6 でも台湾からアモイまでは128海里(約240km)しかありません。

が、いずれのルートも SHANGHAI ZSHA FIR | TAIPEI RCTP FIR 間を直接 Hand Over しなければなりません。

U字型(V字型?)に、A1 - ELATO - MAGOG - A470 と File すれば、間に HONG KONG VHHH FIR が緩衝材として入ることになるので、無難な選択となるのでしょうね。

その昔、本邦から中国線が開設された頃は、中国と韓国との間に国交が無く、韓国の上空を通過できませんでした。
従って、北京に向かうにも、一旦、上海へ向かってその後北上するルートを飛ばざるを得ず、遠回りを強いられていました。
今や韓国上空を通過、G597 の AGAVO まで最短経路で行けるのですから。


春節直行便 中台で運航 上海へ第1便出発 (西日本新聞) - goo ニュース
 【台北20日遠矢浩司】台湾と中国の航空会社が春節(旧正月、一月二十九日)休暇の帰省客を運ぶ直行チャーター便の第一便が二十日午前八時(日本時間午前九時)、台北国際空港を離陸し上海へ向かった。

 春節のチャーター便は二〇〇三年、〇五年に続く三回目で、昨年は初めて直行便となり中国機が台湾に乗り入れた。今年は発着点に中国のアモイが加わり、乗客の対象も中国駐在のビジネスマンと家族から、観光客などすべての台湾住民に拡大された。二月七日までの期間中、台湾の台北、高雄と、中国の北京、上海、広州、アモイの間を七十二便が運航する。

 台北からの第一便は、中華航空のエアバス機でビジネスマンや観光客ら満席の三百十三人が乗り込んだ。台湾から一度南下し香港付近を通過、約三時間で上海に到着する。

2006年 1月20日 (金) 14:29
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