徒然なるままに、一旅客の戯言(たわごと)
*** reminiscences ***
PAXのひとりごと
since 17 JAN 2005


(since 17 AUG 2005)

来週の今頃は…

 27年間の長きにわたり全日空で頑張ってきた在来型 Boeing747SR-81 が来週の金曜日、3月10日の626便( ANA626/10MAR KOJHND )をもってライン稼動終了となります。

青社クラシック・ジャンボの退役は、社の計画的な機材運用計画に則ったものであり、長年の貢献と労を労うべく、最終便に搭乗する「さよならボーイング747SRツアー」なるものをグループ会社のANAセールス株式会社で企画・販売しました。(残念ながら、現時点で ANA626/10MAR は既に満席[ただし空席待ち受付中]です)

ブログ Cassiopeia Sweet Days では全日空がプレス・リリースを出した日に「 日本の空におけるB747SRの終焉 」なる投稿がされております。

その投稿の中に以下の件があります。
 “何しろ、国内線専門なのに23機も飛ばしていたわけですから、見る機会だって格段に多くなります”

本当に一時期は、青社のジャンボとトライスター( L1011 )が日本中を飛び回ってました。
また青社のジャンボは、トラースターと共に、全日空の国際線進出にも貢献しました。

20年前(1986年:昭和61年)の3月3日は、全日空が成田-グァム間で定期国際線の運航を開始した日でもあります。

定期国際線への投入機材としては、トライスターに先を譲りましたが、その後の路線拡大に伴い、青社のジャンボがシドニー、ロサンゼルス、ワシントンDC、ロンドン(開設当初はヒースロー空港のスロットがとれずガトウィック空港に乗り入れました)、等など、世界各地で見られるようになりました。


来週の今頃は、最終となるライン稼動も無事に終え、羽田のハンガーで慰労の式典が行なわれていることでしょう。

これで、全日空からはFEが乗務する機種が無くなることになります。

はるか昔のことですが、千歳空港でのターンアラウンド JA8136 のコックピットにお邪魔したとき、色々とお話をしてくださったFEの方は今頃どうしてるかなぁ。

機種移行して、パイロットとして活躍されているのでしょうか。あるいは籠社のFEとして活躍中かもしれませんね。

全日空のクラシック・ジャンボ様、あと一週間となりましたが、クルーやスタッフ、全日空社員(OB・OG)の方々の想いをのせて、そして沢山のお客様をお乗せしてご活躍下さい。

P.S.
現時点で、ラストフライトの一つ前の便、つまり東京-鹿児島( ANA621/10MAR )は「空席10~29席」の表示。
これも、じきに満席になるのでしょうね。
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