マスコミ各社を招待して実機でReject Takeoff just before V1, Cabin Decompression, Engine Failure, No Flap Landing with tyre puncture, Evacuationのデモフライトを実施してくれる勇敢なエアラインは無いものでしょうか。諸氏も自分で体験してみれば、少しは考え方が変わるのでは、某社を除いて。
今朝もNHKニュースで事故調が事情聴取云々と言っていましたが、今回のやり方があまりにも野蛮だと、IFALPA: International Federation of Air Line Pilots Associations (ロンドンに本部を置く国際定期航空操縦士協会連合会)が声明を出して、良識ある外国のキャリアの乗員組合は「今後、我々は当面日本線の乗務を拒否する」と言い出さないとも限りません。(一度、そうなってみるのも良いかも;シドニー線は鶴社の-400使って下さい)
外資系エアラインに乗るときは特に、日本語が全て通じるとも限らないので、緊急脱出の手順はしっかり理解しておくべきだと思います。
以下asahi.comより引用。
客室乗務員が避難方法を乗客に説明したが、乗務員の多くは日本語が話せず、邪魔になるハイヒールやネクタイなどをはずすように身ぶり手ぶりを交えて指示した。
21日午前0時51分、関空に到着。客室乗務員が非常口の方に向かって両腕を振りながら「ハリーアップ(急いで)」と叫んだ。乗客は7カ所の非常口に殺到し、シュートで地上に降りた。90秒以内に全員が脱出した。
だが、地面に顔をぶつけて顔にけがをした宇都宮大学2年生・片山緑さん(20)は「脱出時に何の説明もなかった」と不満を口にした。他の乗客の多くも避難誘導が不十分だったと指摘する。
プロの目から見ても全くひどいもんでしょ、マスコミの書き方は。
マスコミ各社を招待して実機でReject Takeoff just before V1, Cabin Decompression, Engine Failure, No Flap Landing with tyre puncture, Evacuationのデモフライトを実施してくれる勇敢なエアラインは無いものでしょうか。諸氏も自分で体験してみれば、少しは考え方が変わるのでは、某社を除いて。
某社は批判的なコメントを集めて責めたてることにより、我が社は正義感に満ちた報道をしていると錯覚しているようです。このところ、それが社是のようですから。無知とは恐ろしいものです。
それに輪をかけて不甲斐無いのが事故調査委員会。国土交通省の傘の下に入って、外向きにはえらそうにして、実態は(調査委員の資質にもよるので一概にはいえませんが)調査の仕方が全くもって論外。情けない航空行政です。現場の皆さんがいくら努力したって、“おかみ”がこれではねぇ。
今朝もNHKニュースで事故調が事情聴取云々と言っていましたが、今回のやり方があまりにも野蛮だと、IFALPA: International Federation of Air Line Pilots Associations (ロンドンに本部を置く国際定期航空操縦士協会連合会)が声明を出して、良識ある外国のキャリアの乗員組合は「今後、我々は当面日本線の乗務を拒否する」と言い出さないとも限りません。(一度、そうなってみるのも良いかも;シドニー線は鶴社の-400使って下さい)
何はともあれ、「航空先進国」と世界から認められるように頑張りましょう。
また血圧上がっちゃったかな?
まったく仰るとおりです。皆さんもトラックバックしてある「のぞみくん」さんの記事をよく読んで下さい。
http://nozomi.at.webry.info/200508/article_35.html
http://nozomi.at.webry.info/200508/article_36.html
我が国では、多くの国民が悪い意味で平和ボケしてしまっています。
「自分の身は自分で守る」という個人レベルの危機管理もしっかりやって生きてゆくことです。
安全と安心は違います。カンタスは長年死亡事故を起していない安全な航空会社です。だからといって安心するのは間違っています。搭乗したら、万一の際には自分はどのように行動すればよいのか。つまり安心は自分の心構えから生まれるものです。
英語のアナウンスを聞き取れない、英語に自信が無いのであれば、安心することは出来ない筈です。
「のぞみくん」さんご指摘のように、マスコミが問題のすり替えを行なって率先して世論を煽ってしまうのも困ったものですが、事故調が「ちゃんと仕事してますよ」と言わんばかりにマスコミを煽るようなニュースソースを流すのも考えものです。
当該便の乗員は適切な対処をしました。エアバスのセンサーがなぜ誤報を出したかは調査の必要がありますが、乗員の対応については全く問題がありません。
ああ、また血圧が上昇したぁ
英語がわからないならば、DEMO VIDEO(私もカンタスさん利用した事がありますが、たまちゃんのおっしゃるようにとてもすばらしく判りやすい内容でしたね)や自分の座席の目の前に目立つように入っている「SAFETYシート」を熟読するのが本当でしょう。まあおそらく、CAさんのデモやってる間、そんなものはお構いなしにオーストラリアでのバカンスを夢見てヘラヘラしてたんじゃないんでしょうかね?SAFETYシートなんかよりも機内雑誌見て「機内映画はなんだろうなぁ~」とかね。
飛行機利用する際、よく思うのは出発前の緊急時のデモ見ている人が殆ど居ないということ。何のための、誰のための「デモ」か、ということ。いざという時、こんな馬鹿げた子供のような言い訳する位なら、しっかりデモみろよ!!って思いますね。
コメントをありがとうございます。
こうしてみると、乗客の多くが“航空機に搭乗する”ことの心構えも持っていない航空後進国なのだなぁ、と同じPAXという立場からとても情けなくなります。
マスコミ、行政、乗客とお粗末だらけで、日々空の安全に努力されている現場の方々に申し訳ないです。
怒りを通り越して情けなさに打ちのめされ、疲れました。