コメント
ご苦労様です
(
たけし
)
2005-08-13 13:19:21
このニュースへのPAXさんの見解を
楽しみに待っていました。
追い立てられるように、
どんどんJAL関連の事故ニュースが出てきますね。
Fuel Dumpとブレードの破損には関係があるのでしょうか?
そこが気になりました。
例の大事故から20年。
何というタイミングの事故だったのでしょう。
今回はけが人まで出ました。。。
お久しぶりです
(
PAX
)
2005-08-13 17:41:08
「たけし」さん、こんにちは。
ご無沙汰しています(笑)。
Fuel Dumpとブレード破損には因果関係はありません。
ブレード破損は本インシデントの主因であり、ATBを決断させるに至った訳ですが、Fuel Dumpは最大着陸重量を下回り安全に着陸するためにとられた処置です。全く別の観点からのprocedureです。
当該機材は国際線仕様で最大離陸重量>最大着陸重量だった筈です。ホノルル行きとのことですから、Burn of Fuel(目的地までに燃やす燃料)は7時間分位で、それにExtraやContingencyを含めたTotalは約9時間分位でしょうか。何ポンドかは解りませんが、これだと最大離陸重量にはまだ余裕がありますが、最大着陸重量は超えてしまっているので、超えている分、Fuel Dumpして最大着陸重量を下回るまでにしたのでしょう。
ある意味、Fuel Dumpするだけ(エンジントラブルの事態には)余裕があった訳で、本当に切迫した状態ならTire BurstやEvacuationを覚悟で、消防手配もしてもらって直ぐにでも戻ったでしょうね。
タイミングは確かに悪すぎ…
(
のぞみくん
)
2005-08-13 20:10:43
よりによって、私などは福岡空港の写真で、3発機が写りこんでいる画像を昨日ブログに出していたりしたわけですが…。
個人的に、一番ひどいと思ったのは、123便事故の遺族のコメントを、まだ原因も分かっていないうちに取りに行った報道関係者。もしバードストライクだったら、それを防げる航空会社など存在しないと言うのに…。結果的にはバードストライクではなかったので、多くの人は気付かないかもしれませんが…。
エンジン火災そのものの原因は調査中なので、その結果を待たなければいけませんが、少なくとも乗員の判断・対応は的確だったと思っています。
Re: タイミングは確かに悪すぎ…
(
PAX
)
2005-08-14 00:15:07
「のぞみくん」さん、こんばんは。
コメントをありがとうございます。「のぞみくん」さんの記事を拝読し、冷静で的確な分析をなさっているので、大変参考になりました。
本記事はちょっと辛辣で冷静さに欠けてしまったかとやや反省しております。JCABもイレギュラー運航として扱ったらしいですし。
ご指摘のように、Cockpit Crewは冷静に粛々と対応したと思います。
当時、RJFFはRwy 16 in useだったようです。SIDではRight Turnはcross DGC(Fukuoka VORDME) or Passing 3000feet whichever is soonerとなっています。離陸前のbriefingでも確認していることでしょう。よって、No.1 Engine FailureとなってもFly Runway Heading(直進維持)とALTをとることに専念したのだと思われます。
原因の調査結果を待ちましょう。
昔はJALの機体は整備が良く中古機市場でも人気があったのですが、こうトラブルが事実として続くと少なからず影響が出るのではと懸念しています。
訂正:Runway 34の間違いでした
(
PAX
)
2005-08-14 00:19:43
上のコメント中、
> 当時、RJFFはRwy 16 in useだったようです。
は
当時、RJFFはRwy 34 in useだったようです。
の誤記でした。訂正します。
8/12って・・・
(
RUSAR
)
2005-08-14 01:07:49
最近トラブル多いとはいえ、日付があまりにも悪すぎですね。JALとしては、どんな些細なトラブルでもこの日だけは出しちゃいけなかったはず・・・3発のうちの1発ですから、通常のプロシージャーで無事着陸したにもかかわらず、報道はかなり熱!!。SID経路の住宅街にブレード落として怪我人を出してしまったことも報道に拍車をかけました。当然といえば当然でしょうけど・・・。本気で安全対策やっているのか疑問に感じます。
ところでJAZのDC10、ホノルル行き。福岡から出発する際は、RWY16アクティブ時でも殆どRWY34を使ってます。燃料満載で重量が重いため、Transitionの高度制限を満足出来ない為だと聞いています(ただ私が、福岡にいた頃の話ですので、SID,Transitionが更新された今は判りませんので悪しからず・・・)。確かにレーダーで見ていても、上昇率はかなり悪かったですね。ちんたらちんたらと上がっていく感じで笑
これだけ燃料満載してますから、当然Fuel Dumping必要でしょうね。またPAXさんがおっしゃるようにその余裕も十分あったと言うことです。ただ何も知らないお客様としては、とてつもなく恐ろしい時間だったでしょうね。機械だからトラブルはつきもの、でももういい加減トラブルは止めて欲しいですね。
最悪のタイミングでしたね
(
PAX
)
2005-08-15 21:45:32
「RUSAR」さん、こんばんは。
RWY assignの件は知りませんでした。勉強になりました。
夏場は冬場に比べ空気密度が薄くなるので、重い機体は上昇率に(レーダで見てても)有意差がわかるそうですね。
それにしても12日とは、タイミングは最悪でした。
きょうの報道を見ていると、地方自治体の長が重大インシデントにしなかったことに抗議しているそうで、問題のすり替えが始まってしまったようです。
極論してゆけば、車ダメ、鉄道ダメ、空を飛ぶのもダメとなり、江戸時代に戻るしか無くなってしまいますね。
コメントを投稿する
名前
タイトル
URL
コメント
※絵文字はjavascriptが有効な環境でのみご利用いただけます。
▼ 絵文字を表示
携帯絵文字
リスト1
リスト2
リスト3
リスト4
リスト5
ユーザー作品
▲ 閉じる
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
楽しみに待っていました。
追い立てられるように、
どんどんJAL関連の事故ニュースが出てきますね。
Fuel Dumpとブレードの破損には関係があるのでしょうか?
そこが気になりました。
例の大事故から20年。
何というタイミングの事故だったのでしょう。
今回はけが人まで出ました。。。
ご無沙汰しています(笑)。
Fuel Dumpとブレード破損には因果関係はありません。
ブレード破損は本インシデントの主因であり、ATBを決断させるに至った訳ですが、Fuel Dumpは最大着陸重量を下回り安全に着陸するためにとられた処置です。全く別の観点からのprocedureです。
当該機材は国際線仕様で最大離陸重量>最大着陸重量だった筈です。ホノルル行きとのことですから、Burn of Fuel(目的地までに燃やす燃料)は7時間分位で、それにExtraやContingencyを含めたTotalは約9時間分位でしょうか。何ポンドかは解りませんが、これだと最大離陸重量にはまだ余裕がありますが、最大着陸重量は超えてしまっているので、超えている分、Fuel Dumpして最大着陸重量を下回るまでにしたのでしょう。
ある意味、Fuel Dumpするだけ(エンジントラブルの事態には)余裕があった訳で、本当に切迫した状態ならTire BurstやEvacuationを覚悟で、消防手配もしてもらって直ぐにでも戻ったでしょうね。
個人的に、一番ひどいと思ったのは、123便事故の遺族のコメントを、まだ原因も分かっていないうちに取りに行った報道関係者。もしバードストライクだったら、それを防げる航空会社など存在しないと言うのに…。結果的にはバードストライクではなかったので、多くの人は気付かないかもしれませんが…。
エンジン火災そのものの原因は調査中なので、その結果を待たなければいけませんが、少なくとも乗員の判断・対応は的確だったと思っています。
コメントをありがとうございます。「のぞみくん」さんの記事を拝読し、冷静で的確な分析をなさっているので、大変参考になりました。
本記事はちょっと辛辣で冷静さに欠けてしまったかとやや反省しております。JCABもイレギュラー運航として扱ったらしいですし。
ご指摘のように、Cockpit Crewは冷静に粛々と対応したと思います。
当時、RJFFはRwy 16 in useだったようです。SIDではRight Turnはcross DGC(Fukuoka VORDME) or Passing 3000feet whichever is soonerとなっています。離陸前のbriefingでも確認していることでしょう。よって、No.1 Engine FailureとなってもFly Runway Heading(直進維持)とALTをとることに専念したのだと思われます。
原因の調査結果を待ちましょう。
昔はJALの機体は整備が良く中古機市場でも人気があったのですが、こうトラブルが事実として続くと少なからず影響が出るのではと懸念しています。
> 当時、RJFFはRwy 16 in useだったようです。
は
当時、RJFFはRwy 34 in useだったようです。
の誤記でした。訂正します。
ところでJAZのDC10、ホノルル行き。福岡から出発する際は、RWY16アクティブ時でも殆どRWY34を使ってます。燃料満載で重量が重いため、Transitionの高度制限を満足出来ない為だと聞いています(ただ私が、福岡にいた頃の話ですので、SID,Transitionが更新された今は判りませんので悪しからず・・・)。確かにレーダーで見ていても、上昇率はかなり悪かったですね。ちんたらちんたらと上がっていく感じで笑
これだけ燃料満載してますから、当然Fuel Dumping必要でしょうね。またPAXさんがおっしゃるようにその余裕も十分あったと言うことです。ただ何も知らないお客様としては、とてつもなく恐ろしい時間だったでしょうね。機械だからトラブルはつきもの、でももういい加減トラブルは止めて欲しいですね。
RWY assignの件は知りませんでした。勉強になりました。
夏場は冬場に比べ空気密度が薄くなるので、重い機体は上昇率に(レーダで見てても)有意差がわかるそうですね。
それにしても12日とは、タイミングは最悪でした。
きょうの報道を見ていると、地方自治体の長が重大インシデントにしなかったことに抗議しているそうで、問題のすり替えが始まってしまったようです。
極論してゆけば、車ダメ、鉄道ダメ、空を飛ぶのもダメとなり、江戸時代に戻るしか無くなってしまいますね。