コメント
 
 
 
鳥は先住民 (Picorino)
2009-01-18 11:41:53
長い長い間、空は鳥と蝙蝠のものでした。
人間が、飛行機なるものを発明して、割り込んでいったのです。何か共存できるような手立ては無いものでしょうか。
バードストライク問題は、今までだけでなく、これからも、ずーっと課題として続くでしょう。
平和共存が不可能でも、ぶつかったときの耐性は、やはり双発より4発が上でしょう。もちろん4発でも墜落の例(アラスカで軍用輸送機)はあるそうですが、私はなるだけ4発機に乗りたいです。
しかし、世の中は双発全盛時代。なかなか選ぶことは困難です。
そんな中、ドイツ風の堅実な考え方があるのでしょうか、ルフトハンザはA340をたくさん持ち、A380も発注しているのに、唯一747-8を発注しているというのはサスガだと思います。
話の方向がズレました。ごめんなさい。

 
 
 
メディア・ブリーフィング 内容抜粋 (PAX)
2009-01-18 12:26:38
【離陸後90秒未満、高度3000ftで鳥と衝突】
〔ATC Transcript〕(カッコ内、意訳)
15:27頃
USA1649: “This is cactus 1549, hit birds, we lost thrust in both engines.”“We're turning back towards LaGuardia.”
(こちら US Airways 1549 便、鳥とぶつかった。全エンジンの推力を失っている。ラ・ガーディアに戻る)

15:28頃[第一報から約1分後]
USA1649: “We're unable. We may end up in the Hudson”
(駄目だ(ラ・ガーディアまで戻れない)。ハドソン川に行く)

管制からの、6マイル西のTelerboro (NJ)に行けるか?の問いに
USA1649: “We can't do it.”
(無理だ)

USA1649: “We're gonna be in the Hudson.”
(ハドソン川に降りる)

【2名の客室乗務員からヒアリング】
共に前方のジャンプシートに着席していた。
「離陸して間もなく、“ドン”という大きい音がした」
「今までに聞いたことがない音だった」
「その後、エンジンはノイズ音を発した後、まるで図書館に居るかのように静かになった」
「乗客の誰かが『鳥にぶつかったぞ』と言ったのが聞こえた」

【機体引揚について】
難航している。
右翼のエンジン ( No.2 Engine ) は機体に付いている[脱落していない]。残る (No.1) エンジンは水中ソナーを使って捜索中。
DFDR, CVR は機体から取り外せていない。

【良い結果に至った原因も調べる】
“Having a successful ditching is a very rare event.”
“We'll not only celebrate what worked here, but also learn what worked. So many times you're only focused on what went wrong.”“A lot of things went right.”
 
 
 
SHARING THE SKIES (PAX)
2009-01-18 13:03:18
Picorino さん、

> 長い長い間、空は鳥と蝙蝠のものでした
仰るとおりです。

Bird Strike は今に始まった話ではありませんし、これから先も、人間が空を飛ぶ限りずっとついてくる問題です。

カナダの Transport Canada では、「SHARING THE SKY - An Aviation Industry Guide to the Management of Wildlife Hazards 」という315ページからなる書籍を出しています。
management, hazerds という言葉からは、「共存」とはかけ離れた人間主体の印象を受けてしまうのですが....。人間が書いている以上、仕方ないですね。

鳥類、哺乳類入門から始まって、システマティックな対策の数々が書かれている良い本ですが、そこでも「Solutions on the Horizon」と、解はまだまだ遥かかなたであることが書かれています。
 
 
 
バードストライクが一気に有名に・・・ (Wich)
2009-01-18 17:54:09
国内では数年前の、高知龍馬空港への胴体着陸というやつが記憶に新しいですが
あのときの機長も
「やるべきことをやっただけ」と非常に冷静沈着な様子が伝えられていました。
アクシデントに対する訓練は十二分に重ねておられるのでしょうし、そこはプロのお仕事。
『奇跡』というよりも、非常に重要な『ミッション完了』という意味で(元F4戦闘機のパイロットだったそう)!と思いました。ホント素晴らしい。

それにしても一気にバードストライクの認知度が上がっている様子(笑)
 
 
 
本邦のメディアは相変わらず.... (PAX)
2009-01-18 19:07:10
Wich さん、

3000 feet というと、羽田34へILSで木更津から湾に入るときの高度ですからね。そこでパワーをロスして、よくぞ滑空だけであれだけのことをやってのけたものです。A320の滑空比にも改めて感心。

> 一気にバードストライクの認知度が上がっている
「羽田でバードストライク、あのエアバスA320着陸時」って見出しをネットで見かけ、相変わらずだなぁ、と.... orz
 
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