虹のある星

おバカに真剣、じゅんめんの自由帳

チカゴロノじゅんノヨウス

2011-03-18 21:32:47 | じゅんゾーン
この度の東日本大震災により、
お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表します。
被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
被害は甲信越・東海地方にも広がっており、
まだまだ憂慮すべき問題が山積です。
被災地には、一緒にライブを楽しんだ友人たちもいて、
まだ安否の確認が出来ていません。
避難していて、携帯電話やインターネットを
利用できない環境にいるのかもしれません。
直接の面識はなくても、ライブで同じ空間にいたかもしれない、
出口さんファンや聖飢魔II信者の方も多数いらっしゃると思います。
今はただ、無事でいてくれることを祈るばかりです。

あの日から、今まで当たり前だったことが、
どれほど貴重なものであったか、痛感しています。
吐き出したいものも溜まってきました。
あの地震以降の私の生活をつらつらと綴ってみます。

地震発生の時、私はいつものようにコンビニでバイト中でした。
通常の地震では、全く揺れを感じないほどの頑丈な場所なのですが、
かなり大きな揺れに恐怖を感じました。
それでも、棚が倒れたり商品が落ちることもなく、
また業務に戻りました。
店のテレビは、防犯カメラのモニター用で、
ニュースを見ることもできず、
社員がネットから拾い読みする情報では、
その後の詳しい状況はわかりませんでした。
JR、終日運転見合わせなんてやりすぎ、などと思っていました。
17時上がりの予定でしたが、
電車が止まって交代のバイトさんが来れないということで、
そのまま残業しました。…どうせ帰れないし。
その後、18:30で閉店することになり、
電車通勤の人たちと、どうしようか、と途方に暮れました。
しかし、家のことが気になるので、
どうにかして帰ることにしました。
まず、バスで赤羽へ出ようと思い、
寒い中、長蛇の列に並んで待ちました。
ここで母からの電話が繋がり、家族が無事である事が確認できました。
ようやくバスに乗り込んだものの、渋滞で全く進みません。
運転手さんによると、一つ目の停留所まで25分以上かかると…。
降車ボタンを押した人がいて、
運転手さんはその場でドアを開けてくれました。
私も歩いた方が早い、と意を決しました。
この調子では、赤羽からもバスは期待できない、
家まで歩こう、荒川さえ渡れればなんとかなる!
とか思ったら、次の駅まで行ったら地下鉄が動いていました。
東京メトロ、ステキ!
家に帰ると、棚からCDや本が落ちていた程度で、
特に被害はありませんでした。
ですが、テレビを見て愕然としました。
まさか、これほどとは思っていませんでした。

翌日は、本社の企画で屋形船に乗る予定でしたが、
もちろん、中止です。……残念ですが。
石油ストーブがこわれてしまったので、
裏のショッピングセンターへ買いに行くと、
食料品売り場しか営業していませんでした。
お店の人に聞くと、地震でスプリンクラーが作動してしまい、
3階は水浸しとのことです。
食料品も、今ある分がなくなるまでだそうで、
せっかく来たから、でしょうか、
買い物客で賑わっていました。
うちもお米を買って帰りました。
それから、ちょっと離れた電気屋さんで、
石油ストーブも買って、一安心。

次の日曜日は仕事でした。
色々と商品が来なかったり、はありましたが、
特にトラブルもなく退勤できました。

次の日は停電の為、鉄道が麻痺していましたが、
私は習い事があって、出勤難民にはならずに済みました。
ですが、習い事も中止との連絡が入りました。
いつ再開できるかの目処もつかず・・・。
母と一緒にホームセンターへ買い物に行くと、
月曜の午前中だというのに、人がひしめき合っていました。
カセットこん炉、ガスボンベ、乾電池などを求めているようです。
まだ備蓄のある我々の目的は・・・、
母愛用のデカいトップ(洗濯洗剤)です。
行きつけのスーパーマーケットに行くと、
14時の開店を待つ行列ができていました。
母「いいよ、まだ食べるものあるから。」
そのまま帰りました。
人々がどこか浮き足立ってる気がしました。

近隣の住民の動向を嗅ぎ回り、
道行く人に立ち話を半ば強要する近所のおじさん。
そうかと思えば、何週間も家に閉じこもり、
たまに顔を合わせても挨拶も返さない。
地震があってから、嬉々として動き回り、喋りまくってます。
そういう病気なのはわかるけど、嫌悪感を禁じ得ません。
最初に無視された時に絶交を決め込んで本当に良かったです。

火曜日、普通に出勤することができました。
おにぎり、パンなど、発注しても入って来ないものが多く、
朝の通勤客でほとんど売り切れてしまいました。
中には、「ごめんなさいね、いっぱい買っちゃって。」
と、恐縮する人もいましたが、
おにぎりの4つ、5つなんて、普通ですから。
通勤客が一段落すると、カップ麺、レトルトのご飯、バランス栄養食などの
加工食品をカゴに山のように入れて買いに来る人、人、人。
棚にあるだけのトイレットペーパーを抱えて持って来るおばさん。
買占めする人たちの目の色、コワイ。
上からは特に個数制限などの通達はなく、
売り上げによってお給料もらえてる事を思い、
ひとこと言いたい気持ちを抑えました。
「あら、ここも何もないのね。」
と言いつつ、しょんぼり帰っていく人たち…。
いつも杖をつきながら来てくれる、
おじいちゃん、おばあちゃんたちが餓死しないか心配です。
買占めする人たちは、スーツケースを持ってる人が多いですね。
地震がおさまるまで西日本に避難?
だったら、現地で買う方がいいですよね。
買ったものをその中に入れて運ぶため?
大きい袋を提げてると白い目で見られるから?
恥ずかしいことしてるって自覚があるんだったら、
私なら、レジに行くことができないけど・・・。
謎多き人だらけです。
ある女性客は、カゴいっぱいにカップ麺を買いに来て、
こっちが聞いてもいないのに、
客「これから被災地に行くんです。」
私「えっ!? 被災地に?」
客「あ、私じゃなくて、きょうだいが・・・。」
私「そうなんですか? でも個人的に行っても止められるんじゃないですか?」
客「いや、ボランティアの、応援で・・・・・!」
私「・・・はあ・・・。(支援物資なのに、これっぱかし??)」

次の日も同じような感じでした。
ベトナムから来ているアルバイトさんは国に帰ることにしたそうです。
無理に引き止めることはできません・・・。
ガソリンスタンドを見ると、閉まっているのに、
次の輸送を待って車が列を成しています。




あのね、これはサバイバルゲームじゃないんだよ。
利己的な行動は孤立を深めるばかり。
後々、自分が困ることになるよ。
一息置いて、周りを見回して、ちょっと冷静になって。
それ、本当に必要ですか?
どこにもものがなくて、良識ある人まで苛立ってくるのがわかる。
負の連鎖は断ち切りたい。
繰り返される凄惨な映像、続く余震…。
家にいると、気が滅入って、食欲も減退してきました。
神経の図太い私でもこうなんだから、
お年寄りや子どもたちはどれほどだろう、と気がかりです。
みんな、手を取り合って行こうよ。
希望がなくなったわけじゃないんだから。




(タイトル、パクりました。)
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