続・病弱Sの真面目に大雑把

スポーツを中心に世の中を浅~く斬ります。
ブログ開始時アラフォー⇒現アラフィフ独身男のお気楽生活も見れますよ‼

5001倍の奇跡

2016-05-03 22:36:16 | スポーツ
本格的なGWに突入しましたが特に予定も立ててなく、当面は緊縮財政で臨まざるを得ない状況なので極力用件は近場で済ます事に決めました。なのでブログは久々にピッチを上げてお届けする・・・つもりではおります。

イングランドのプレミアリーグでは岡崎選手が所属するレスターが初優勝。年配の野球評論家が「よその国の話なのでどうでもいい」と言って炎上したようですが、地元英国は勿論、フットボールを理解している所では大体が驚きを持って熱狂しています。ブックメーカーが開幕前に出したオッズは5001倍(一部報道は5000倍)だったそうですが、日韓W杯の時のサウジアラビアがこの倍率で当時の有名スポーツ雑誌の1コーナーに「論外を表す意味」と書かれていたのを思い出しました。昨年のラグビーW杯日本vs南ア戦で60~70倍位だった事と比較してもリーグ戦でこの位置にとどまるのはどう考えても無いという前評判をひっくり返した歴史的事件になりました。

直近のマンU戦も含め何試合か観ていましたが、華麗さは皆無でバルセロナやBミュンヘンあたりとは対極なスタイルで戦っていました。パス回しだけならJリーグのユースチームの方がはるかに上手いレベルと言っても過言ではありませんが、下手くそが勝つ方策を90分どころか通年で徹底してやり通したご褒美だったのかもしれません。見てくれは悪くても今出来ることを確実にこなす強い意志を持つことで勝負に徹する哲学は競技を問わない普遍的な考え方なので、母校のバスケ部もちょっと参考にしてほしいところではあります。

W杯アジア予選で日本代表で出ていた岡崎選手を見た時、以前よりずいぶん上手くなったなと感心していましたが、プレミアリーグは審判の身体接触に対する基準が相当緩く、選手が弾き飛ばされても基本放置なので(選手もそれについて文句も言わない)強くしなやかな動きと繊細なボールタッチを身につけないと使えないという環境下では技術が上がって当然かと思います。Jリーグは「誤審」とかの件は別として、選手も審判も身体接触に関しては過保護になっているように見えます。Jリーグ組でも国際試合で通用するんだという証明を見せたいのなら普段の環境をもう少し激しい(ラフとは違う)ものにしないと厳しいかもしれません。