福岡のペットシッター・BM WAlking日誌

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コラム ~動物の愛護・管理法の改正について~

2013-08-04 | 日記
「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正され、9月1日から施行されます

犬や猫の飼い主を含む、すべての動物の所有者に、抜け毛の不始末、糞の放置などで、近隣住民に迷惑をかけるなど、生活環境被害の防止、動物を清潔に保つことや、予防ワクチンなどでの感染症対策、狂犬病予防などで、登録される所有明示に加え、犬や猫などをちゃんと管理して逃げ出すことを防止することの1.)逸走防止、その動物が命を終えるまで、適切に飼養すること、2.)終生飼養、新しく生まれてくる命を大事に育てる責任を持てないないなら、去勢、避妊手術を受けさせるなど3.)繁殖に関する適切な措置をすること、この3つが加えられました。

また、この法(動物の愛護及び管理に関する法律)の目的についても、今までは、人の生命、身体及び財産に対する侵害並びに生活環境の影響の防止とされていましたが、9月からは、動物の健康および安全の保持を図ることも目的とされ、「人と動物の共生する社会の実現」が、法の目的とされました



ペットシッターという、この仕事に就く時も、もちろん就いてからも、今まで、何度もこの法律を読んでみましたが、今までの法律は、人の財産や身体に危害を加えることがないよう、そればかりが重視されていて、動物の命や、動物の健康や安全などについては、ほとんど焦点が当てられてない印象を受ける法律でしたが、今回の法の改正では、動物を‘命’あるものとして扱い、終生飼養することや、所有者(飼い主)が逸走しないよう、きちんと管理すること、責任の持てない命をつくらないよう、繁殖に関する適切な措置をすることが、法律に加えられたということは、大きな進歩だと思います



法の改正が議論される時に、国民の意見を聞く、「パブリックコメント」に、できるだけたくさんの人が、意見を出されるよう、このブログや、メールを通して、愛犬家、愛猫家、犬猫に限らず、全ての動物を愛する人たちに、呼びかけましたが、私の周りでも、たくさんの方が、意見してくださったことに、感謝です。
全国で、動物の命をもっと大切にしよう、動物の安全や健康にもっと配慮しようという、殺処分される犬や猫を減らそうという、パブリックコメントでの意見が相次いだ結果、このように、法が改正されたことは、とても大きな進歩だと思います

動物取扱業者によっては、販売の時間が制限されたり、あまりに幼いうちに、母犬や母猫と引き離して販売することが禁止されるようになったので、営業しにくくなったという声もあるようですが・・・まずは、動物も命ですから、安全に、健康に配慮してあげることが、一番ですものね


私は、今回の法の改正で、(まだまだ課題はあるでしょが)いろんなことが、動物たちにとって、よい方向へと変わっていってる事を嬉しく思ってます

あとは、私たち一人一人がそれを遵守していくことはもちろん、動物たちのために何ができるのかを考えて、行動に移せるといいですね

ご存知の通り、毎日たくさんの犬や、猫が殺処分されてます。
私たちの住む福岡でも8,161頭(犬1,950頭、猫6,211頭)、毎日約22,3頭の、犬や猫が処分されました(平成23年調べ)


直接、そういった犬や猫を保護するのは、みんなができることではないですし、難しいかもしれませんが、まずは、自分が今、飼っている、あるいは今から出会う(飼う)犬や猫を、大切にして、終生飼養すること、繁殖を望まないなら、適切な措置をすることなど(殺処分される猫のほとんどは、生まれてきたものの、飼い手のいない子猫です)、目の前の動物たちを大事にすることにしましょう
その上で、何かできることがあれば、考えてみるのもいいと思います

動物たちを大事にすることは、結果的には、人にとっても幸せをもたらすことだと思います

幸せな犬や猫が1匹でも増えて、不幸な犬や猫が1匹でも多く救われることを、常に願いながら、これからも精進してまいります




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