山東省聊城市(「水の都市」のニックネーム)に属する町に故郷がある
2年生の趙祖琛さんが、昨晩の地元の写真と解説を送ってくれました。
2月5日の春節(お正月)まであと2週間に迫った
中国の普通の町の様子が興味深いです。
「銀座」は菏澤にも2店舗もある大型個人商店と言うかデパートです。
なぜ銀座が廃れてきたのか、そのわけも知りたいものです。
中国では、お菓子や果物は量り売りで、とても合理的です。
果物のサイズをそろえる必要もなく、大きさはバラバラでいいのです。
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先生
こんばんは。せっかく夜の散歩をしに外に出たので、いくつか写真を撮りました。
写真はすべて私の故郷の繁華街のものです。
「銀座」は、今はもうかなり寂しい感じがしています。
三年前なら、夜になると平日でも賑やかだったのに、
今は祝日しか人が集まりません。( ´Д`)=3
レストランの中に灯籠がかけてあります。
辛い四川鍋みたいなものを売っているので、多分雰囲気を作るためかけたのでしょう。
今はそれのおかげで新年の感じがしています。
下の写真は中国伝統のソーセージだと思います。
ネットで発祥地などを調べても、説がいろいろで、
確かな答えが得られません。
知っているのはただとても美味しいということだけです。(*´∀`)
ソーセージのとなりの賑わっている店は一年前新しく開かれたスーパーです。
どうしてこんなに違いがあるのでしょう。
でもスーパーというものはやはり大勢の人が集まっているのが好きです。
最後は知らないおじさんの写真です。
真剣に酒皿(ワイングラス?:ブルーはーと註)を選んでいる顔は
私に(生活の楽しみはこんなに簡単であるのか)
と思わせてくれました。
自分が今、どこにいて、何をしているのかをいつも無視して、
将来のことや過去のことを悩むばかりの私って本当に少し馬鹿だな〜。
楽な生活がしたいなら、まず自分の心を解きほぐさないとだめですね。
趙祖ちん
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ここまで書いて、一旦アップした後、
もう一人の張さんからメールが飛び込んできました。
「N2(日本語能力試験2級)合格」の知らせです!
受験料が高額(400元?)なので、何が何でも合格しないと、と
9月から頑張り始めた張新禹さんでした。
読解が弱いと言うので、11月は私が放課後付け焼刃特訓をしました。
しかし、何といっても初めての、
しかも、遠い済南まで出かけての受験です。
試験後、「どうでしたか?」と聞く私に
「もう、落ちました……。」と暗~い顔で言うではありませんか。
緊張しすぎて顔が熱くなり、
普段は得意の聴解も、いったい何を言っているのか頭が受けつけなくなり、
トボトボと菏澤に帰ってきた張さんでした。
90点が合格ラインです。
張さんの123点は堂々たる合格ですよ。
聴解も37点も取っていました。いや~、めでたい、めでたい。
もうすぐ春節なので、
張さんにはダブルの喜びでしょう。
新年らしい明るいお知らせですね。これこそ「先生冥利に尽きる」喜びですね。
中国の商店街やスーパーもすっかり様変わりしているんですね。私の記憶は70年以上も前のことだから当たり前ではありますが。
インフルエンザが猛威を振るっているようですから、お気をつけて冬休みを楽しんでください。
70年前から30年ほどの間の変化はそうなかったようですが、文革後、鄧小平さんの改革開放経済政策が中国を変えました。21世紀になってからも変化は著しくて、日本の高度経済成長期に匹敵すると思います。さらにIT技術、特にwifiの浸透は日本を遥かに凌駕しており、中国社会は今もなお激変しつつあります。ですので日本に帰ってくると、落ち着いて、静かで、〈鄙びた国〉だなあと感じます(笑)。
中国の春節が近づいてきました。きっと学生たちもせっせと掃除をしたりしていることでしょう。また写真が送られてきたらブログで御紹介しますね~