大浦湾の瀬嵩には瀬嵩共同売店と金城商店という二つの店があります。
今日私は大阪に戻りましたが、
昨日、お世話になった二つの店に挨拶に伺いました。
下は金城商店の「オバア」です。
妹たちが本州に渡っても、長女の自分は家を離れず、
戦後、ずっと瀬嵩地域で自家製お弁当を売るなど
お連れ合いとともに店を経営発展させてきましたが、
歳を取るにつれて、縮小せざるを得なくなっている状態だそうです。
この一か月余り、この金城商店のおばあちゃんには、
たいへんお世話になりました。
『カビキラー』を買いに行ったところ、
「それは店には置いていないけど、ちょっと待ってね。」
と、奥から3分の1ほど残っている自分の家のカビキラーを持ってきて、
「まだこれだけ残っているから、ちょっとは役に立つでしょう。使ってね。」
と言ってくれるではありませんか。
(うわあ)と心が動揺しました。温かすぎです。ホロリ。
私が、夕食だけ辺野古闘争の長期滞在客向けに作っていると言うと、
ゴーヤやモーイーなどの野菜、売れ残りのパンなどをいつも分けてくれました。
辺野古ブルー(カヌー隊)のメンバーが夕方ビールを買いに行くと、
いつもスルメとかうまい棒とかおまけにくれます。
金城さんのオバアは
「全国から来てくれてありがとうね。何もできなくてごめんね。これ食べてね。」
と言ってくれるのです。
心に沁みる嬉しいことばでした。
いいですよね、
なんかすごくフレンドリーというか、
せちがらくない感じが。
人間同士のつながりってこういう感じだよね~と
思い出させるエピソードで、
こういう人たちの気持ちを踏みにじる
政策はぜひともSTOPさせるべきだと痛切に感じます。
おばあの顔を見ると、いつも元気になれるので、1日に何回も小分けにお買い物に行ってしまいました(笑)
早くおばあに会いたいです。
コメントをお寄せくださってありがとうございます。
早くお返事したかったのですが、宿の仕事が佳境に入ってしまい(笑)、一日16時間労働が続いて、毎日書こうと思っていたブログも滞ってしまいました。
昨日大阪に戻り、これから忘れないうちにあれこれ書き綴っていきたいと思います。平和のために最前線で闘っている辺野古に思いを寄せながら……。
大阪に戻り、近所のスーパーに買い物に行きました。
金城商店や共同売店にないもので溢れています。
お金があれば近所で何でも手に入ります。
でも、私は思います。(私はそんなにたくさんのものがなくても暮らせる)と。
ポイント制度やクーポン券などより、金城商店のオバアや共同売店の姐姐のお喋りの方がよほど魅力的です。
のっぺりと顔のない都会の人々の中の、顔無しの一人として生きるのは如何にも命がもったいないですよね。
えりかさんと一緒にやんばるで輝いてください。
やんばるの野菜と人々が待ってくれていますよ。