【WRC】スバルもBFグッドリッチへ

来季、ピレリタイヤが撤退することは既に報じられていましたが、スバルがBFグッドリッチへスイッチすることが正式にリリースされました。これで、すべてのWRカーが同じメーカーのタイヤを履くことになり、マシン性能がより一層際立つ形になります。

SUBARU － モータースポーツ

SUBARUワールドラリーチーム（SWRT）は、11月30日、2007シーズンのFIA世界ラリー選手権（WRC）参戦用タイヤに、BFグッドリッチを採用することを発表した。

やっぱり、ミシュラン（BFグッドリッチの親会社）がいち早く新しいレギュレーションに対応したタイヤを開発したのに対し、遅れをとったのが致命的でしたね。

ピレリはミシュランBTZタイヤが登場するまではグラベルや雨のターマックという滑りやすい路面で圧倒的なパフォーマンスをたたき出していましたが、グラベルクルーの廃止やタイヤの事前登録制、タイヤ本数の制限、リピートステージの増加という新レギュレーションに対しての開発が遅れてしまいました。つまりはスイートスポットが狭かったのです。

2003年モデルのインプレッサWRCにミシュランタイヤの組み合わせで、ステファンサラザンが大活躍したのは記憶に新しいところです。（残念ながら来シーズン、サラザンは居ませんが）

2005年、2006年シーズンにおいては、インプレッサの拡幅に伴うマシンバランスの崩れにも原因がありますので、ピレリタイヤだけが悪いというわけではありませんが...。

とにかく、来シーズンは不振をタイヤのせいには出来なくなりますので、スバルにはより一層がんばってもらわねばなりません。