~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

【Brand New Musical Concert 2019】 ※セトリネタバレ有

2019-08-11 20:43:07 | 〔KK〕


ミュージカルで活躍する俳優さん達・女優さんが集うコンサートです。
加藤和樹くんも出演するので関心はあったのですが、何人かの中だと歌う曲が少ないだろうし、
東京へ行くなら芝居も観られる舞台で行きたいという気持ちもあり、迷ったのですが、
たまたま他の予定がキャンセルになり、日にちが空いたこともあり、
公演一週間前にチケット獲って、急きょ行くことを決めました。

会場はステージの奥行きが狭い中でオーケストラが揃い、出演者が歌う。
(ちょっと動くとぶつかりそうなステージにも見えました・・・。)
客席は横広がりがなく、細長なので私は1階席の後方だったからかなり遠かったです。
(1マイルは離れているのではないかと錯覚してしまうほど遠かった。。。)

和樹くんは髪が伸びていて、前髪が長め。
オペラグラスで見ていても立ち位置や顔を向ける角度によっては目の表情がわかりにくかったです。
前髪を分けるか上げるかしてほしかったかな。

和樹くんは初めてのミュージカルコンサート出演。
多分、彼は最年少だろうし、先輩方に囲まれて相当緊張しているだろうなとは感じたけど、
彼は緊張しても音外しや歌詞飛びは絶対にしない。
大きなミスはしない人なので、私はそれほど心配していなかったのですが、
他の出演者の方達の歌声の声量や表現力が物凄くて圧巻なので、その中で埋もれず声を出せるか不安にもなってきました。
だけど、私の不安は杞憂で彼は彼でしっかり声が出ていました。

普通のコンサートのように2時間一気ではなく、途中休憩20分挟んで2時間半の2部構成の舞台のような時間形式。
和樹くんは1幕(1部)も2幕(2部)もビブラートが良く伸びていました。
彼は歌唱力には定評があるけど、声があまり伸びないと指摘される方もわりといるので、
そこは意識して聴くようにしていたのですが、
特に1幕の『僕こそミュージック』〔ミュージカル『モーツアルト!』〕のビブラートは聴いていてこちらも震えるぐらい伸びていた。

そして、2幕のソロで歌った和樹くん出演作の3曲はどれも素晴らしかった。

『真実の鏡』
〔来月から公演で稽古中の新作ミュージカル『怪人と探偵』の新曲〕
渋く憂いのある楽曲で、早くもその世界観に酔いしれたような。
私は『怪人と探偵』は兵庫公演のみ観に行く予定なのですが、神奈川の本公演も観に行きたくなりましたよ。

『本当の俺じゃない』
〔彼がミュージカルで注目されるキッカケとなった『ロミオとジュリエット』の楽曲〕
WOWOWのミュージカル番組『グリーン&ブラックス』で
他の俳優さんと歌っているのは聴いたことはあったのですが、ソロ歌唱は初めて。
この番組ではハモっていたりしたので、主旋律だけで歌い上げると想いがビシバシ伝わってきた。

2013年『ロミオとジュリエット』の翌年、
2014年に帝国劇場の世界初演ミュージカル『レディ・ベス』でヒロインの相手役に大抜擢されて、帝劇初出演。
その二年後の2016年の帝国劇場のミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』では
オーディションで選ばれ、二回目の帝劇にして主役に躍進。
その後は年4作のペースでほとんどの作品で主役級で出演し続けている。
彼にとっては『ロミジュリ』があったからこそ、今があるのだろうし、彼なりに思い入れが強いのだろうね。

『君の夢の中で』
〔ミュージカル『フランケンシュタイン』で友をかばって罪を背負い、
 処刑される際に号泣しながら断頭台への階段を登っていき、
 泣き顔であっても笑みを浮かべながら・・・の場面の究極にせつない楽曲〕
『フランケンシュタイン』の初演の時の舞台verのPVにも映っている名場面。

『Frankenstein』PV【舞台映像Ver.】 ※和樹くんのその場面は0:32~0:44あたり

初演を観ていない私は生で一番聴いてみたかった曲でした。
この曲は私のつたない言葉で長々語るよりも
とにかくより多くの人に聴いてほしい曲なの。

歌詞がストレートだけど、壮大な情感があふれる曲。
この動画のサビは2番の歌詞だったのだと知りました。
この曲歌っている時の彼は目を細めて憂いを浮かべているのだけど、口はガッと大きく開いて歌い上げていて、
キレイに見せようとかカッコ良く見せようとか意識していなくて、役の人生を纏って全力で歌い上げている。
(彼の公演終了後のTwitterの写真を見ると彼は目が大きかったのだと改めて気づくほど。)
観ていて息をのむ感じで瞬きして見るのも失礼に思えるほど神聖な空気に包まれる感じ。

加藤和樹は哀しみ憂いに暮れる最中でも相手を想い包み込むようなぬくもりを表現したら天下一品。
男性に使う言葉ではないかもしれないけど、母性があるの。
ある意味、運命に翻弄されるヒロインみたいなね。
彼はミュージカル俳優として頭角を現す前、映画やドラマにも出演していた頃から死オチの役が多く、
死ななくても愛する人とは別れる役とか幸薄い役で、ハッピーエンドの役は思い浮かばない。
(ディズニーのゲームアニメの声優で大役?に抜擢された『ディズニー ツイステッドワンダーランド』の
PVの彼のナレーションで「本当のハッピーエンドを見せてやる」と言っているけど、
「ほんまにハッピーエンドになれるんかい!」とツッコミたくなるほどですね。^^)

新作スマートフォンゲーム『ディズニー ツイステッドワンダーランド』キービジュアル&テーマソング紹介PV

とは言え、そういうドラマチックな役で魅力が際立つ。
目は涼しげだけど、笑う時はふにゃっとした赤ん坊のような純粋無垢な笑顔を見せる。
そういうのが健気に見える。
制作側にしたら愛らしいこの子を0番(センター)に立たせたい、
大きく育て上げたいと手を差しのべたくなるタイプの俳優さんなのだろうなぁ、きっとね。

ミュージカル俳優の人は“プリンス(王子様)”という形容詞で称されることが多いけど、
彼の場合は“プリンス”とも違って、“貴公子”とも違うような?
私の中では“ナイツ(騎士)”なんですよね。
自己犠牲を払ってでも、かけがえのない大切なモノの為に身を削って闘うような役のイメージで雄味もあるから。
それにグランドミュージカル系の人は殺陣が微妙な人が多いけど、彼は立ち回りや殺陣もなかなか上手いからね。

私は『BACKBEAT』からのファンなので、何気にジョン(彼が演じたジョン・レノン役)の面影を探しがちだけど、
最後のほうで出演者一同で歌った曲(セトリ最後の曲『This Is Me』〔映画『グレイテスト・ショーマン』〕だったかな?
この曲だったか他のアンコール曲だったかはハッキリ覚えていない。m(_ _)m)
は低めの声で歌っていて、ジョンの面影がありましたね。

衣装は黒蝶ネクタイの黒タキシードが基調で、あとは色違いのジャケットに着替えたり、
ジャケットの上ポケットにスカーフ?(ハンカチ?)を入れたり、蝶ネクタイを色が黒白混じり?の物に替えたり、
わかるかわからないところで変化つけていたような。
(衣装はガッツリ見ていたわけでもなくて、おぼろげな記憶に頼っているので違っていたらすいません。m(_ _)m )
先輩方を気遣ってか露出度の高い衣装は着なかったけど、エレガントなオシャレさんでしたよ。

※この8/10(土)初日公演は10月にCSの衛星劇場で放送予定


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