~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

■『神さまがくれた娘』■ ※ネタバレ有

2012-03-24 23:02:39 | 映画【アジア】


  『神さまがくれた娘』:公式サイト

お月様

インドの人気俳優ヴィクラムがチョコレート工場で働く知的障害の父親役を演じ、

父と娘の無償の愛を描いた作品。
【第7回大阪アジアン映画祭】グランプリ(最優秀作品賞)&ABC賞をW受賞作。

インドでは障害者(知的障害者)が子育てするのは法律違反なのかしら?
IQが6歳の中年男性クリシュナ〔ヴィクラム〕が
一人で健常の5歳の娘の子育てをするのは無理があって当たり前なので
クリシュナと娘を引き離そうとする側の気持ちもわからなくはないな。
ただ、単に妻側の家族に娘を渡すのではなく、
クリシュナがヘルパーの助けを得ながら娘を育てて行く事は出来なかったのだろうか?
インドはそこまで福祉が発展していないのかしらね?

重い題材で法廷場面は緊張感もありましたが、
前半、子供が生まれてくるウキウキする気持ちをクリシュナが歌っている
ミュージカル風の演出は微笑ましいし、
娘はしっかり者ながらも父をバカにしていない。
心から父として慕っている娘。
娘の将来を思って妻の家族に娘を託すクリシュナの姿にはじーんとさせられましたよ。


≪主演俳優ヴィクラムさんの舞台挨拶&質疑応答≫
ヴィクラムさんは前方の席で観客と共に見てらっしゃいました。
そして、上映後ステージに立たれたのでビックリでした。
今までスクリーンで名演していた俳優が
生で立っているというのも映画祭ならではの面白さですよね。^^
子役とのエピソードもお話しされていたのですが、速記しきれず・・・。m(_ _)m
速記できた部分のみの抜粋レポです。

Q:観客からの質問A:ヴィクラムさんの回答

Q:ハッピーエンドで終わるかと思ったんですけど、義父の家に帰される意外な展開。
  クリシュナという役をどのように捉えられたのか?
A:まず今の役をやるのを頭に入れておいて
  大きなメッセージはたくさん障害をもっている人がいる。
  彼らは私達と変わらず受け入れる。
  何ヶ月もリサーチしたり、施設に行ったりしてしぐさを研究。
  彼らはイノセント、ピュアな心をもっている。
  子供を返すのは子供は医者になって帰ってくると信じている。

Q:インドの障害者グループからの反応は?
A:インドでの公開時、普通の観客やプレスからとても素晴らしい批評をもらっている。
  (知的)障害者にも見せました。
  知的障害は障害レベルによるのでボーダーラインなので
  反応はわからなかった伝わってこなかった。

Q:羊がまわっているシーンは?
A:羊のほうが上手いからとても難しいです。^^
  羊は一頭送り出すとずるずるいく。
  まとめて撮るのが大変だった。

Q:インドでは知的障害の人を雇っている会社はあるのですか?
A:チョコレート工場をロケに選んだ。
  工場では折るだけで箱に入れる。
  同じ作業させなければならない。
  パニック起こさせない為に。
  簡単な仕事しかさせられない。

Q:インド映画について
A:インド(映画)は(上映時間が)長い。
  あと30分はあったけど、映画祭向けに30分カットさせられた。

Q:監督について
A:4本目、20代後半。
  CMたくさん作っている。
  脚本は自分で書く。
  コミックな部分、キリシタン、純粋なキャラクター。
  次作の準備の為に先に帰った。

Q:ヴィクラムさんの新作は?
A:自分は年に1・2本か3年に1本やる。
  有名俳優は年に5・6本やっている。
  日本大好き。
  新しい作品撮って日本へ行きたい。
  旅行で桜の季節に来てみたい。

インドの大スターという事でファンの方がヴィクラムさんの顔を描いた絵を掲げていて、
ヴィクラムさんも喜んでらっしゃいました。

この作品の上映後、次の上映の『刀のアイデンティティ』まで少し時間があったので、
外で昼食を食べてから劇場に戻る途中の道で
ヴィクラムさんとスタッフの方達を拝見したので、
会釈したら満面の笑顔で応えてくださいました。
ハンサムで誠実そうなとても素敵な俳優さんでした。
これからもこの映画祭などでヴィクラムさんの出演作品が上映されたら観ようと心に決めました。^^


【第7回大阪アジアン映画祭】

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2 コメント

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こんばんは (はくじ)
2012-03-25 01:09:06
これは本当に素晴らしい映画でした。
終盤、涙があふれでてきましたよ。
グランプリに輝いたのも納得です。

私もヴィクラムの舞台挨拶と質疑応答に
参加しましたが紳士でカッコいい方でしたね。
父と娘の絆。 (BC)
2012-03-25 13:45:43
はくじさん、こんにちは。

身内に同様の障害者がいる私としては
細かな部分で色々と思うところもあって感想UPも遅れてしまったのですが、
娘の将来を思って決断した父、父を心から慕っている娘の絆は本当に素敵でしたね。

ヴィクラムさんはインドの大スターではあるけど、スター気取りはなくて
自然な笑顔が素敵で誠実そうな方でしたね。
これからもこの映画祭で彼の作品が上映される機会があったら
また大阪に来てほしいなと思いましたよ。

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