~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

*『シャネル&ストラヴィンスキー』* ※ネタバレ少々

2010-03-19 23:00:58 | 映画【フランス】

  『シャネル&ストラヴィンスキー』:公式サイト

モダン

シャネル版『
サヨナライツカ』みたいな感じなのかしら?

 ○『サヨナライツカ』○ ※映画と原作のネタバレ有

濃いラブシーンや違和感ありすぎな老けメイクが。。。
(特に老シャネルはM・ジャクソンに見えてしまったよ。。。)

冒頭のステージの場面が長すぎるし、
グルッと回るカメラワークは酔いそうになってしまいました・・・。
でも、インテリアはモダンで良かったな。
特に黒と白の立方体に見える壁紙のデザインが独創的でした。

実際のシャネルはどんな性格の人だったのかは知らないけど、
この作品のシャネルのキャラクターは浮ついたところがなく落ち着いていて良かったと思う。
(前2作がまるでアイドル映画に思えたほどでしたよ。。。)
色んな意味で大人のシャネルですよね。
今作のシャネル役の女優さんは表情は硬かったけど
クールビューティな佇まいは印象的だったし、
スレンダーな体型に合ったシックな装いは似合っていたな。

ストラヴィンスキーは生玉子を一気に飲み込むのね~。
それと、ストラヴィンスキーがバスタブに沈んでいく場面は
一瞬、ホラー映画かと思ったよ。。。
ストラヴィンスキー役のマッツ・ミケルセンはデリケートな役柄がハマるよね。

妻役の女優さんは眉ナシで演じきっていてプロ意識の強さを感じました。
妻の心痛がヒシヒシと伝わってくる表情と言葉は少ないながらも
率直な心境を吐露する台詞回しが秀逸。

ストラヴィンスキーは妻や子供達をもう愛していない訳ではないし、
必要としている事は確かだろうけど、病気の妻に求めきれない・・・。
肉体的に愛を求め本能的に呼応し合いたいのはシャネル。
 本当の愛とは?
と考えさせられたのと同時に
二人それぞれの分野で能力が秀でていても恋愛は背徳の関係となってしまう・・・。
二人の才人の計り知れない孤独を感じた作品でした。
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6 コメント

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前作とは違う視点かな。 (オリーブリー)
2010-03-19 23:50:52
BCさん、こんばんは。

こちらのシャネルは女の部分を直に描いた印象でしたね。
ボーイとの一件から、もしかしたら知らず知らずに愛人気質のタイプになったのかな。
どちらも芸術家なので、奥方の心情は凡人が抱くもの以上だったでしょうね(苦笑)
馬車で去る時、うっすらと勝ち誇ったような笑みに妻の自信を見たのですが。

それにしても、ストラヴィンスキーの才能をかってパトロンになったという史実から、よくぞここまで膨らましたね~お見事だと思います。
優越感。 (BC)
2010-03-21 12:08:10
オリーブリーさん、こんにちは。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*

>ボーイとの一件から、もしかしたら知らず知らずに愛人気質のタイプになったのかな。

平坦な結婚を望むよりも背徳であったとしても
本能のままに愛するほうがラクに思えたのかもしれないですね。

愛に勝ち負けはないとは思うけど、
夫の心が完全に離れているというわけでもない中で別居し距離を置く。
妻の座を得て子供もいると意味では優越感はかみしめていたのでしょうね。
これ好きかも。 (rose_chocolat)
2010-03-22 16:23:51
前2作よりも断然こちらかもしれません。
孤独の中で2人は生きたというのが共通点でしたし、
そこをクールに描いているところが好きです。

常人には卓越した芸術は生み出せない、
また、非凡が芸術の糧となる、ということを
改めて認識させられます。
礎。 (BC)
2010-03-23 23:18:37
rose_chocolatさん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*

美化したりせずにクールに描ききっていたのが良かったですね。

>常人には卓越した芸術は生み出せない、
また、非凡が芸術の糧となる、ということを
改めて認識させられます。

背徳の愛ではあったけど、
それは二人にとっては芸の肥やしとなり、
それぞれの業界の礎となっていったのでしょうね。

私もシャネル映画三作品の中ではこの作品が一番好きです。(*^-^*
大人なシャネル (きらり+)
2010-04-06 16:40:51
BCさん、こんにちは。今日観ました。
確かに前作より大人なシャネルでしたね。
モノトーンなインテリアも斬新でした。
やはり妻カーチャの存在が際立ってましたよね。
エンドロール後のワンシーンにぐっときました。
大人のシャネル、妻。 (BC)
2010-04-07 20:25:57
きらり+さん、こんばんは。
コメントありがとうございました。(*^-^*

前二作の浮ついたシャネルと比べると、
この作品のシャネルは何事にも動じない落ち着きがあって大人のシャネルでしたね。

シャネルとストラヴィンスキーの関係に気づき、
やるせない葛藤を抱えた妻の姿が印象的でしたね。

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