~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

~『女の子ものがたり』~ ※ネタバレ有

2009-09-01 22:18:34 | 映画【日本】

 
幸せ


西原理恵子原作の映画『いけちゃんとぼく』がまあまあ良かったし、

  ~『いけちゃんとぼく』~ ※ネタバレ有

深津絵里は滑舌が抜群に良いので『踊る~』のような強気の役も光るんだけど、
肩の力を抜いて普通の役を演じている時の深津絵里のほうが
ほのぼのした温かみがあって好きなので観に行って来ました。

菜都美役:深津絵里の子供時代の森迫永依(下写真:右)は

庶民的なのでイメージ的になんとなくつながるんだけど、
少女時代の大後寿々花(下写真:中央)はあまりイメージ結びつかなかったな。

深津絵里・森迫永依と顔が似ていないし、
表情が硬く笑っていても愛嬌が感じられない・・・。
(ファンの方、すいません。m(_ _)m )

恵まれない家庭環境で育った女の子三人の友情物語。
同じ風景を見て、遊び、おしゃべりした三人。
ずっと三人でいられればと永遠の友情を願っていた三人。
そして、生活環境は変化していく・・・。
人生のベクトルが一人だけ別の向きになっている事を悟った時、
辛いけどキッパリ突き放すのも真の友情なんだよね。
言葉(本音)でぶつかりあえたのは親友だからこそなんだろうな。

三人組って誰か一人は真ん中になれるけど、
誰か一人は真っ先に一人ぼっちになる・・・。
それぞれが自立し大人になっていく成長過程ではあるんだけど、ほろ苦い・・・。

大人になってからは自分の人生のベクトルを左右するような
友人は出来ないかもしれない・・・。
でも、あの頃があったからこそ今やこれからがあるんだよね。(*^-^*


2 コメント

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確かに (KLY)
2009-09-01 23:57:27
私はそれぞれ小学生→高校生は上手く繋がって
いるように思いました。でも深津絵里にはなら
んだろうと。(笑)まあ、正直この作品で深津
絵里はあまりどうでもいいかなと思ってますけど…。
町を出て行きたくても出て行けない人は必ずい
て、そういう人たちはその町で限られた環境で
幸せを求めるんだけど、なつみはそうじゃなか
った。そのことをきいちゃんたちが気付いてい
たからこその絶交宣言が切なかったです。
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三人組。 (BC)
2009-09-02 20:54:02
KLYさん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*

実は私も学生の頃は三人組で他の二人に突き放された経験があるんですよ。
(私の場合は手紙で言われたんだけどね。)
私はなつみのような秀でた才能はないけど、
他の二人とは人生の方向性が違っていたから。
当時は他の二人が憎いという気持ちしかなかったけど、
働くようになって社会経験を積んでいくうちに
“二人は私の事を真剣に考えてくれたからあえて突き放してくれたんだ”。
と素直に気づき感謝する気持ちになれたんですよね。

人は大人にならなければいけない転機が必ずくるけど、その年齢は人によってそれぞれ。
でも、その事に気づき「ありがとう」と伝えたい時に再会出来るとは限らない・・・。

人生の世知辛さを実感しつつも
今を生きる事がこれからにつながっていくようにも感じました。
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