~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

◇『ナイツ・テイル 騎士物語』◇

2018-09-22 22:08:42 | ≪KD≫


  『ナイツ・テイル 騎士物語』:帝国劇場公式サイト

  『ナイツ・テイル 騎士物語』:梅田芸術劇場公式サイト

ジョン・フレッチャー/ウィリアム・シェークスピア『二人の貴公子』などを原作に舞台化。
帝国劇場で実績のある堂本光一と井上芳雄の初共演作。

アイドルぽい感じなのかと予想していたけど、
意外と堂本光一と井上芳雄のアラフォーW座長の年齢相応の落ち着いたタッチでした。
何気にぐるぐる回っていたり、円形のステージで女優さん達が歌ったり、
演出家の方は丸形がお好きなのかしら?と思ったほど独特のセンスが光っていました。
後半の女優さん達が歌っている場面は幻想的な照明も美しかった。

殺陣は新感線のゲキシネなどで鋭敏なのを見慣れてしまったからか、どのミュージカル観ても萎えてしまうので・・・。
この作品も残念ながらそうだったんだけど、まぁ、本来ミュージカルのメインは歌と演技だからね。
ダンスの場面も少なかったので、あまり印象に残らず・・・。

堂本光一の歌は冒頭の声が細かったものの、中盤以降はわりと声が通っていて、
声色変えて歌い上げている曲もあり、歌に気持ちをさりげなく乗せていて良かったです。
ただ、演技は台詞も表情も単調で・・・。
特に、繊細な表現力を身につけないと、ストレートプレー進出は無理だろうし、
外部のミュージカルでも厳しくなってくると思う。
年齢的にももう若くはないし、感情表現の鍛錬を積んだほうが良いと思う。
顔は本当に美形の極みで特に横から見たら直角三角形のスッと高い鼻梁は日本人離れしている。
こういう彫刻のような鼻梁は海外でもトム・クルーズぐらいだと思う。

井上芳雄は背が高く品の良いお顔立ちでステージ映えが半端ない。
歌も声量があり、聴いていてウットリする。
アドリブなのか台本通りなのかよくわからない台詞もあって、
楽しみながら表現している良い意味でのゆとりがあった。
爽やかで魅力的な役者さん。

音月桂は宝塚歌劇の下級生時代から小顔な現代的な顔立ちが印象的で、新しいタイプの男役になりそうと注目していて、
実際にトップスターになったけど、カリスマ的な人気は得られなかった印象・・・。
それでも、退団後は映画やドラマ中心に順調に活躍していて、宝塚OGの中では勝ち組だと思う。
男役の人が退団後に女役を演じても声にどこか違和感あったりもするんだけど、
彼女の場合は退団後に映像経験豊富だからか舞台クセが強くなかったので自然でした。

上白石萌音の歌は一番安定感あって上手かったですね。
演技も心が追い詰められていく迫真の表情が圧巻。
まだ若いけど、もう少し年齢重ねて色香が出てきたら光ると思う。

意表を突く展開や奇をてらう演出はなく、正統派の帝劇ミュージカル。
あらすじだけ読んだら、シリアスな感じもしたけど、所々ユーモアのある台詞もあり、
重苦しくなりすぎず、観やすかったです。

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