~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

□『ボックス!』■ ※ネタバレ有

2010-06-15 02:44:46 | 映画【日本】

  『ボックス!』:公式サイト

かたつむり


この作品は大阪が舞台という事で興味はあったけど、
私はボクシング苦手なのでスルーするつもりでした。
でも、宝生舞の引退作となってしまったので、
彼女の最後の演技を映画館で観ておきたくて観に行って来ました。

 宝生舞が芸能界引退・・・

私が観たボクシング映画と言えば
どついたるねん(1989) - goo 映画』と『キッズ・リターン(1996) - goo 映画』だけだと思う。
なので、私がボクシング映画を観るのは10年以上ぶりになると思います。
だから、私はボクシングあまり知らないけど、
カブちゃん〔市原隼人〕は辰吉ぽいキャラならば、
ユウちゃん〔高良健吾〕は薬師寺みたいな感じなのかしらね?

カブちゃん役: 市原隼人

少し日に焼けた感じで肉体も鍛えられているけど、
目は子犬のように愛らしいのが母性本能くすぐられます。^^
私的には市原隼人と言えば
リリイ・シュシュのすべて(2001) - goo 映画』の内気な少年のイメージだったのですが、
近年では男らしい役柄も演じて演技の幅を広げて味のある役者に成長してきていますね。
今のほうが生き生きしているし、若者らしい感じがしますよ。

ユウちゃん役:高良健吾

BANDAGE バンデイジ』のユキヤ役のほうがクールに突き抜けていてカッコ良かったけど、
ユウちゃんがボクシング上手くなっていっても過信する事のない
謙虚で真面目なキャラクターを的確に表現していたと思います。

カブの母・こと美役:宝生舞

大阪出身の女優さんであっても台詞となると違和感ある話し方をする人が多いけど、
彼女の大阪弁の発音は自然ですね。
彼女の後半の台詞、パンフレットには
「そりゃ負けるわけにはいへんなあ。」
と表記してあったけど、
彼女は
「そりゃ負けるわけにはいへんなあ。」
と話していたように聞こえました。
方言としては“いへん”が正しいのだろうけど、
私も実際に話す時は“いへん”と言う時もあるので。
多分、大阪出身の彼女は台詞を細部にもこだわって
素に近い大阪弁に直して話すように努力していたような気がします。
監督もそれをOKしたという事は
大阪弁に関しては彼女を信頼して任せていたのでしょうね。
それにしても、こと美はカブちゃんが幼少の頃から
オバサンパーマだったのにはビックリ。

まだ33歳なのに筋金入りの大阪のオカン(お母さん)キャラを
照れずに演じきれるのは彼女だけのような気もする。
(引退は惜しいですよ・・・。)

クライマックスのカブと稲村〔諏訪雅士〕の対戦結果は
映画としては気持ちの良いものだったけど、
私的にはカブちゃんには負けてほしかった気もした。
カブちゃんには愛すべき負け犬でいてほしかったというか。。。
なんとなくそう思ってしまいました。
(そのほうがナニワのボクサーらしい気もするので。)

後にプロで成功するボクサーのサクセスストーリーではなく、
二人共プロにはならなかったけど、ボクシングに情熱を注いだ
高校時代(青春)として描かれていたのはノスタルジックでした。



P.S.
動物園の虎はCG?
香椎由宇の黒縁眼鏡は某ビールCMと同じ?

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4 コメント

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こんばんは (KLY)
2010-06-15 03:16:02
宝生さんはネイティブの関西弁がしゃべれるというのもキャスティングの理由の一つだったようです。仰るとおり、自然な空気感がほしかったと仰ってましたが、李監督もその辺は関西出身の方なので拘ったんでしょうね。
見た後原作を読んだんですが、コレがめちゃくちゃ面白くて!よくまあまとめたなと思います。が、残念ながら興行成績的には今一つみたいですね。割と好きな作品なんですが、なんだろう、公開のタイミングかなぁ。
こんばんは~♪ (kira)
2010-06-15 22:47:15
スポーツの中でも、格闘技系は私も苦手なんですよ~。
でも映画やドラマだと観れちゃう不思議(笑)
李監督自身がボクシングの経験者だけあって、迫力がありましたね。
終盤のCGはない方が良かったと思いました。原作漫画ファンへのサービスでしょうか

市原君は、恭子ちゃんの弟(役)でしたので(笑)
それ以来かなりな確率で観ています
なんか魅力がありますよね~

宝生さん、とっても個性的なかたでしたよね~。
ラブコメが多いという印象でしたが、思い切りのいい女優さんでしたよね。
この作品が最後なんて、寂しいです、、。
大阪のオカン、宣伝。 (BC)
2010-06-16 19:39:07
KLYさん、こんばんは。
コメントのお返事遅くなってしまってすいません。m(_ _)m

李監督は関西人だったのですね。
『パーマネント野ばら』で見事なパンチパーマで演じた夏木マリさんも素晴らしかったけど、
大阪のオカン役はパンチパーマに出来る勇気があるだけではなく、大阪弁を完璧に話せて
ボクサーな息子にひるむことなく向き合える女優さんでなければいけないので
まだ年齢的には若くても宝生舞しかいないと監督は考えたのでしょうね。

私はマイペース人間なので映画は自分が楽しめればそれで良いから
興行成績はあまり意識した事はないけど、
この作品は漫画原作なので、もう少し注目されても良いような気もしますね。
私がこの作品を観に行った時は私以外は高校生ぐらいの人達ばかりでした。。。
公開のタイミングもあるかと思うけど、
二人の熱い友情だけではなく、恋愛や親子愛な部分も強調した宣伝をしていれば、
大人の人達も観に来たようにも思います。
ボクシング。 (BC)
2010-06-16 20:47:21
kiraさん、こんばんは。
kiraさんは映画やドラマだと格闘技系OKなのね♪
(さすが、心が広いお姉さんなkiraさん。

李監督自身がボクシングの経験者だったのですね。
市原くんや高良くんのボクシングシーンは本人がやっていたようだし、
ボクシングはリアリティにこだわっていましたよね。

>市原君は、恭子ちゃんの弟(役)でしたので(笑)

市原くんは恭子ちゃんの共演者だったんだ☆
市原くんは次々と映画に出演しているし、
恭子ちゃんは主演の新作映画も発表されて、順調に活躍されていますね。

これから円熟味が増してくる女盛りの30代の
宝生舞や桜井幸子の引退というのは惜しい気もします・・・。

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