『あん』
2015-06-12 | 映画
『あん』、観ました。
上映館が少なくていつも行くシネコンではやってなくて、
ネットで調べてあまり行ったことのないシネコンで観ました。
主人千太郎は小さなどら焼き屋を営んでいます。
そのどら焼き屋さんに一人の老女がやってきます。
「あんこはどうしているの?」
「私を雇ってくれない?」
彼女は自分の作ってあんを持ってきます。
それを食べた千太郎はその老女にあんを作ってもらうことにします。
彼女の作るあんこは美味しくて開店前から行列が出来るようになりました。
しかし、ある時からぷっつりとお客は来なくなります。
それは・・・。
監督は河瀬直美監督。
主人公の千太郎役に永瀬正敏さん、お店に手作りのあんこを持ってくる老女に樹木希林さん、
お店にお客さんでやってくる中学生に内田伽羅ちゃん。
市原悦子さんが樹木さんの友人で出演されているのですが、
彼女の「良かったわね~。私も働きたかったわ~」に泣いてしまいました。
何人かの人は後半で号泣されていたみたいでした。
テーマとしては重いのですが、それをさりげなく表現していて、
切なく悲しいストーリーだけど、最後は少し希望が持てるようになっています。
いろいろなことを考えさせてくれるそんな映画です。
満開の桜の映像が美しくもあり悲しそうでもありました。
http://an-movie.com/