『潔く柔く』、観ました。
原作はいくえみ綾さんの漫画で
監督は『僕の初恋を君に捧ぐ』の新城毅彦さん。
原作とは違っていたかもしれないけど、
原作は原作で、映画は映画として二時間という枠の中では成立していて、
綺麗にまとめられていました。
観ていて何度かウルッとしました。
ロクが亡くなった女の子の日記を読むシーン、
ムっちゃんが初めて喋ったシーンに涙。
ラブストーリーですが、
身近な人を失った人たちがその人の死を受け入れる映画でした。
恋人だけじゃなく親兄弟や友人など大切な人が亡くなって、
悲しみを乗り越えるのには時間がかかりますね。
池脇千鶴さんは亡くなった女の子のお姉さん役で、
妹を亡くしたその複雑な気持ちを表現いていて良かったです。
高良健吾君も自分の気持ちを表に出せない繊細な演技が良かったです。
『陽だまりの彼女』と公開時期が重なってしまい、
ただのラブストーリーだと思っていて観に行かない人も多いのでは。
バラエティ番組に出演俳優を出演させるだけではなくて、
どういう内容の映画なのかを語ってもらった方が観に行く人は増えるのではと思う。
新城監督の作品はすきですね。
次回作も楽しみです。