フィッシング・カレッジ友の会「シーホーク」へようこそ!

 東京海洋大学・フィッシングカレッジの実習をお手伝いするサークルです。東京海洋大学の実習船・海鷹丸を英訳しました。

ブログ移動のご案内

2008-08-13 12:55:57 | FC講座のご案内
 皆様に長らくご愛用いただきましたこのページ。
管理者の都合上、定期的な更新が難しくなりました。

これからは 奥山文弥のフィッシングカレッジで情報提供を行います。

ブログの中でフィッシングカレッジのカテゴリーをご覧ください。



 なお、奥山は非常に多忙ですので、更新が不定期です。いい加減にやっている訳ではありませんが、皆様への返事が遅くなることもあろうかと思います。

是非ともご理解いただき、お許しくださいますようお願いいたします。


尚、フィッシング・カレッジ講義は東京海洋大学主催ですが、釣行会は、有志の企画で開催されます。


 奥山が主宰するフィッシュ&フィンズという釣りクラブのメンバーや多くのボランティアの方々が指導をしてくれますが、基本的には「全員釣果」を目標とし、「自他共楽」の考え方に賛同していただける方を募集します。

自分だけ釣れればいいと言う我田引水の方はお断りいたします。

 よい人間関係を築き、仲間を増やしたいと思っている方には最高、かつ価値のある大切な釣行だと私は考えています。


釣らせてもらえるプロガイド付きツアーとは異なりますので、お知り置きください。


初心者の方は絶対に幸せにしようと考えていますので、お気軽に参加してください。


管理者の体制が整いましたら再開しますので今しばらくお待ちください。





8月の相模湾シイラ釣りのご案内

2008-08-01 19:57:35 | 釣行会のご案内
 8月のご案内です。

今年はシイラはもとより、キハダや、カツオも多いです。楽しみですね。あと4名ほど空いてますのでどうぞお越しください。

詳しい情報は
コチラから

パソコン不備でお詫び申し上げます。

今後は「奥山文弥のフィッシングカレッジ」でご案内いたします。

フィッシング・カレッジ8月のお知らせ

2008-07-14 16:43:26 | FC講座のご案内
 フィッシングカレッジの8月の講座は

8月4日(月) 午後6時半からです。

詳しくはコチラ

皆様のお越しをお待ちしています。

6月フィッシングカレッジの報告

2008-06-18 13:18:00 | FC講座のご案内
6月のフィッシングカレッジの報告です。
9日、フィッシングカレッジの講義が東京海洋大学品川キャンパスで行われました。
まず、『海の掃除屋の話 捨てられた魚や余ったエサは海底でどうなるのか?』というテーマで東京海洋大学生物資源学科教授の東海正先生が講義をしてくれました。

漁業では獲れてしまった目的の魚介類以外の生物(いわゆる雑魚)や、加工した際に出る内臓等を海中に捨てます。
「これは海洋の環境によくないのでは??」と憤る方もいるでしょうが、海に捨てられたそういった物は一体どうなっているのでしょうか?
先生によると海底には沈んだ生物の死骸を食べるスカベンジャー(掃除屋さん)がいて、それらがすべて食べつくしてくれるということでした。
実際にスカベンジャーが海底に沈んだ大型魚を食べている映像を見せてくれました。
海の掃除屋さんにはカニやヌタウナギ等のほかにグソクムシという巨大なダンゴムシ型の生物までいました。あとには骨しか残さないという見事な掃除屋ぶりでした。かなりグロテスクなこのグソクムシは日本にも分布しているとか…あまり海で出会いたくはないですね。
しかし、人の目の届かない海底でお掃除をしている姿は本当に縁の下の力持ちという感じでした。
また、雑魚の中には大きくなれば価値の出る漁業対象種も含まれるし、それ以前に無駄に雑魚をとるのは良くないので、目的の物以外の漁獲を防ぐための仕組みを北欧でエビのトロール漁を例に挙げて話してくれました。トロールネットにエビ以外が脱出できる仕組みと取り付けたことでエビ以外はほとんどかからなくなりました。
残念ながら広く普及しているわけではないそうですが、漁業の効率化や持続的な漁業のため混獲防止装置の開発・普及というのがこれからの水産の課題だと感じました。


次に、『養殖魚の有効利用 海洋釣り堀と言う新しいスタイルの遊漁』というテーマでマルキユー株式会社研究室主任研究員藤原亮さんが話してくれました。

魚の養殖技術はとても進歩している一方で、日本人が魚離れしているという現状があります。
そこで、養殖魚の代表マダイ、ブリ、シマアジなどの高級魚を海上の生簀に放し、誰でも簡単に釣れる海上釣堀という発想が出ました。
関西地方では海上釣堀はポピュラーで、陸上の行楽施設がパンク状態の現在、新たな海上レジャー施設として注目されているとのことでした。
また、海上釣堀での釣りのポイントや、仕掛けについても説明していただきました。


15日は千葉県富浦にある海上釣堀『海王』に行ってきました。
富浦漁港から渡船に乗っていざ海上釣堀へ!日曜だったので他のお客さんも大勢来られていました。

できるだけの準備をして海上釣堀へ移動。

餌はマルキユーの”釣堀大将”、仕掛けはがまかつとYAMASHITAの物を使用しました。

海上釣堀は網の生簀なので仕掛けが網に絡まないようにたなとりゴムで深さを測ってから釣り開始!!
生簀での釣りということでばしばし釣れるのかと思いきやなかなかウキが動かない…
海王のスタッフさんも頭を悩ますくらい渋い日だったようです。
餌を変えたりタナを変えたりあの手この手で工夫してみるとこの通り。




マダイ・シマアジ・ハマチにハタまで釣れました。
この日も参加者全員に釣果があり、マダイ1匹しか釣れなかった人はマダイのお土産を海王さんからいただきました。





僕もなんとブリ(この日一番の大物!!)を釣り上げました。



当日は天気もよく楽しい一日となりました。       (小林)

7月のフィッシングカレッジのご案内

2008-06-11 11:53:04 | FC講座のご案内
 7月のフィッシングカレッジについてご案内します。

日時: 2008年7月7日(月)午後6時半より
場所:東京海洋大学品川キャンパス 7号館1F 多目的交流研修室
参加費:無料。 どなたでも参加できます。申し込み不要。当日は遅れないように大学に来てください。人数が多い場合、遅く来ると立ち席になる可能性もあります。ご了承ください。

講座概要

第1部 多摩川をもっと詳しく知ろう
多摩川による地域づくり~多摩川の財産を後世に伝える 
講師:美しい多摩川フォーラム 事務局長 宮坂不二生

第1部  夏はやっぱりキンギョでしょ。
人の生活に最も身近な存在のキンギョの魅力について
講師:岡本信明(東京海洋大学教授 理事 副学長)







 夏になると金魚すくいが季節を感じさせます。
 愛玩用として品種改良を重ね、人間と最も近い関係にある魚。キンギョ。フナのようなワキンから、愛らしいリュウキン、ユニークなデメキン、ランチュウ、スイホウガン、、、、。実はみんなフナと同じ魚です。
 このキンギョの魅力を、海洋大学のキンギョ博士の岡本先生が楽しく、分かりやすくお話しします。


 

 東京都を流れる都市河川の多摩川は、イワナ・ヤマメの泳ぐ渓流から、ハゼやボラ、スズキなどが行き来する河口まで、実に138kmの距離を流れて東京湾に注ぎます。
 一時期は水が汚れて生き物が少なくなった多摩川も、近年の水質改善によって多くの魚たちが戻ってきています。春先には50cmを超える婚姻色に彩られたマルタが遡上し、続いて銀色に輝く稚アユの大群が上ります。
 大都市にありながら、多種多様な生き物をはぐくむ多摩川の環境について、一緒に学び、地域づくりや文化継承に付いて考えましょう。


●釣行会のお知らせ(フィッシングカレッジ友の会企画)

 日時 7月13日(日)
 場所 多摩川上流青梅付近。アユの友釣り体験&バーベキュー
 
 多摩川の河原で過ごし、釣りをしながら川や自然について語り合いましょう。新しい出会いがあるかも知れません。特に未経験者はこの機会がチャンスです。 
  
 *参加費*

 5000円(遊漁料、バーベキュー、保険代込み)少雨決行
 小学生は4000円(友釣り以外の釣り方になります。要保護者同。伴参加)

  募集 10名ぐらい。申し込みが多い場合は抽選になります。

       
※アユの状況が極端に悪い場合はニジマス釣り&バーベキューも検討しています。その場合は参加費が若干変わる可能性も出てきます。

 間際になりましたら連絡を取り合い、より良い多摩川の釣りを楽しんでいただけますようアレンジいたします。


 申込み方法はメールで受け付けます。アドレスはyunao0909@mail.goo.ne.jp まで、お名前・年齢(生年月日)・住所・電話番号・緊急時の電話番号を明記してください。
  
 (下の矢印をクリックしてください)


6月のフィッシング・カレッジのご案内

2008-06-07 09:27:38 | FC講座のご案内
 日時: 2008年6月9日(月)午後6時半より
場所:東京海洋大学品川キャンパス 7号館1F 多目的交流研修室
参加費:無料。 どなたでも参加できます。申し込み不要。当日は遅れないように大学に来てください。

協賛:マルキユー(株)

講座概要

第1部  海の掃除屋の話 捨てられた魚や余ったエサは海底でどうなるのか?
    講師:東海正(東京海洋大学教授)

第2部  養殖魚の有効利用 海洋釣り堀と言う新しいスタイルの遊漁
    講師:藤原亮(マルキユー株式会社研究室主任研究員)


 今回は海洋環境そのものについてダイレクトに学びます。
 
 人間が漁業活動を営む際、多かれ少なかれ、雑魚や内臓などは海に捨てられてしまいます。
 また、撒きエサ(コマセ)も海の中ではどうなるのか、今後の海洋環境を考える際は無視できない問題でしょう。
 この問題について、一緒に学んでいきましょう。

 第二部は養殖魚と海上釣り堀について学びます。現在の養殖技術の発達は著しく、淡水ではイトウ、海ではクロマグロまで養殖できるほどですが、私たちもその養殖技術の恩恵を受けています。
 マダイやブリ(養殖ハマチ)などは代表的な養殖魚である一方、ニジマスは食用よりも遊漁に利用する割合が多いことすらあります。
 これまで「養殖」といえば、金魚や錦鯉のような観賞魚を除けば、とりもなおさず食卓直行を意味していましたが、現代の養殖事情は遊漁の新たな可能性を持っているといえるでしょう。
 


●釣行会のお知らせ(フィッシングカレッジ友の会企画)

 日時 6月15日(日)
 場所 千葉県・富浦の海上釣り堀、海王(かいおう)
 千葉県南房総市富浦町多田良1254
 TEL:0470(20)4567でマダイ・ブリ・その他の魚を狙います。

 時間 午前6時に海王へ直接集合です。
 6時20分に釣りイカダへ船で渡してもらいます。
 釣り時間:午前7時~12時まで

 参加費=一般・学生13,000円 
     小学生(保護者同伴)10,000円
      (エサ代・保険込み)
    (注)釣れなかった人もマダイ2尾のお土産が付きます!
 
 今回の定員は10名です。

 申し込みはblue-fin@mail.goo.ne.jpまで、お名前・年齢(生年月日)・住所・電話番号・緊急時の電話番号を明記の上、お早めにお願いいたします。

 (下の矢印をクリックしてください)


三宅島の報告

2008-06-06 01:54:46 | FCレポート
 5月23日の夜、いよいよ三宅島でのフィッシングカレッジ釣行会が始まりました。
 まずは東海汽船で船中泊です。寝ている間に三宅島へ向かいます。


 これは長岡さんお勧め、棒ウキタイプの「彩ウキ」です。

 三宅島へ着くと、船を降りた阿古桟橋でも魚影が見えますが、はやる心を押さえ、まずは「共栄荘」さんにチェックインし、荷物を片付けると、伊ヶ谷の堤防まで車で向かいました。
 なお、磯釣りファンの参加者お二人は、別行動で石物を狙いに行きました。
 
 周囲には火山ガスで枯れた立木が数本ずつ見えますが、島全体は深い緑です。海と山の間に人家があるような趣ですが、これが伊豆諸島の風景のようです。
 堤防ではシマアジがカゴ釣りで上がっていたり、朝方に5号のハリスを切られたという話まで聞こえてきますが、私たちも長岡さんのアドバイスのもと、準備を始めました。


 早くもクロメジナが来ました。やや小ぶりですが、初の磯魚です。


 海洋大学の近藤さんはカワハギを釣りました。

 私もクロメジナらしき当たりがありましたが、一瞬で切られてしまいました。


 これはイシガキフグです。ハリセンボンの親戚ですから無毒です。歯がもの凄い魚ですが……。



 こちらはブダイです。ベラの仲間ですが磯釣りでは古くから釣られています。



 ハコフグの如く珍妙な姿をしているのは、このウミスズメです。


 長岡さんは大イサキを仕留めました。こんなでかいのは伊豆諸島ならではです。



 おおっ、大きな当たりが!


 上がってきたのは44cmの見事なクロメジナでした。おめでとう!
 
 なお、彩ウキは潮の流れに乗り、当たりも分かりやすいため、上物初挑戦の私にも使いやすいものでした。


 「サンノジ(三の字)と呼ばれる」ニザダイも結構当たっていました。



 奥山先生もクロメジナをキャッチ!


 堤防の周辺では時折ナブラも立っていましたが、追われている小魚がルアーより小さかったせいか、当たりはありませんでした。

 カゴ釣りの地元アングラーはヒラソウダ、スマに続いてシマアジを連発し、沖合には遊漁船まで来ていましたが、雨が次第に強くなってきたので、4時頃に初日は終了しました。


 石物を狙っていたお二人は、ワサと呼ばれる小型イシガキダイに苦笑いです。



 夕食はお刺身で食が進みましたが、磯釣りについての話が盛り上がり、非常に勉強になりました。これも泊まりがけならではの醍醐味です。
 本来なら夜釣りをする予定でしたが、雨のために中止で、明日に勝負を賭ける予定です。
 そのために長岡さんからは本日の反省点と、明日へのアドバイスも頂きました。

 翌朝は藤原さんも合流しました。



 阿古の堤防からスタートし、途中で三池に移動しました。


 このブダイが本日の釣果です。
 

 午後に私たちは三宅島を後にしました。
天候が悪いと魚の視界が狭くなって、なかなかエサを見つけてくれないそうです。これも自然が相手である以上、避けられない事実です。

 海は限りなく与え、また奪う。でしょうか……。

 なお、海底調査のため三宅島に残った研究チームの皆さんは、海が回復してから良い釣りをしたそうです。

 釣行会の期間は1泊2日(プラス船中泊)と短いものでしたが、離島の魅力の片鱗を味わうことができました。

 次回は海上釣堀ですが、皆さんとお会いするのを楽しみにしています。

緊急告知!

2008-06-04 23:42:25 | その他
 6月8日の日曜、このフィッシングカレッジに協賛頂いているマルキユー(株)さんの研究室がTBSの人気番組、どうぶつ奇想天外!に登場するそうです。

 どうぞお見逃し無く!





水圏環境リテラシーと離島の魚類・釣り

2008-05-21 23:44:05 | FCレポート
 5月12日、第31回目のフィッシングカレッジが開講されました。

 今回のテーマは「海洋リテラシー」と「離島の魚類と釣り」です。
 

 開講に先立って和泉副学長のご挨拶を頂きました。

 最初の講義は東京海洋大学・佐々木 剛先生による「水圏環境(海洋)リテラシーのススメ」です。

 
 「リテラシー」とは、「識字(日常生活に非値様な最低限の知識や理解)」を意味します。
現在、海洋をめぐる環境の変化が表面化していますが、それはとりも直さず、私たち一般市民の生活と密接に関わっていますが、その海洋(水圏環境)について知る機会はまだまだ不足しているとのことです。

 「海」と聞くとイルカや珊瑚礁、深海の奇妙な魚などは誰でもイメージしやすいと思いますが、一例を挙げるなら、海洋は物理学、気象学、地質学、化学、人文科学など、生物学以外にも海を様々な側面から見ることができます。

 また、現在抱える問題としては、水質汚染や漁業資源の問題なども多岐にわたっていますが、それらを水圏環境の重要性を社会に啓発し、教育に取り入れていくためにも、リーダーとなる存在の養成が必要になりますが、来年からこの水圏環境リテラシーについて学んだ学生たちが社会に出ていきます。
日本の学校でも海について学ぶ機会はアメリカに比べると大きな後れを取っています。これは海洋大国の日本として見逃すことはできません。


 佐々木先生が熱く語り、参加者は知的好奇心を刺激されます。


 そのアメリカではモンテクレア小学校という学校が例として挙げられていましたが、1年次より海洋教育が行われ、小学校の先生だけでは難しい面は、カリフォルニア大の先生が子どもたちに説明しているということです。

 そして、日本でもこの水圏環境リテラシーの一環として、海洋スポーツ、生物の飼育・触れあい、食をキーワードにした問題、生物や水産など、いくつかの項目を軸に聞き取り調査を行ったところ、「食」というキーワードに多くの関心が集まったといいます。
 例えば漁師が漁業体験に協力したり(海岸の一部が保護区になっているような国と違い、日本にはどこにでも漁師がいます)、それが結果的に地域全体の盛り上げにつながったといいます。

 特に教育を重点に置いたわけではありませんが、自然と参加者の間に海洋への関心が高まっていったということです。また、漁師は職場である自然環境を大切にしますが、それは漁業者のみならず、住民全体の願いです。
 東京都大田区でも、ふるさと浜辺公園が作られ、東京オリンピック以前のように海苔の養殖を極一部ではありますが再会することも目標になっています。

 しかしながら、現時点では水産試験場や自然研究所といった、モニタリング調査機関へのなじみが薄いことも事実です。これらの単語は一般市民にはなじまないのではと懸念されていましたが、さらには水圏環境リテラシーはボランティア活動としては成立していても、仕事として確立されていなかったため、若者がなかなか参入できないという状況でもあるといいます。
 海の環境によって台風やエルニーニョ現象、各種の物質循環が行われているだけに、この状況は一刻も早く改善される必要がありますが、それには日本ならではの手段があります。
 先ほども取り上げた「食」です。
 
 日本人は「海」=食(刺身や寿司)として捉えるため、欧米の一部とは一部の海洋生物をめぐる意見の対立などがありますが、この魚食文化が一つのキーワードとなります。
 現状を述べるなら、一般市民は魚食文化は優れているものの、海洋環境に対する科学的な知識が不足していることは否めません。
 しかし、海の健康診断としてのモニタリングとして「釣り」は非常に有効です。釣りに出かけることで海洋環境を地理・地質的に観察し、何がどれだけ釣れたという報告がデーターになり、釣った魚を食べることで水質や魚の生態について学ぶことができます。
 
 持続可能な水圏環境を維持するためには、住民との協力、連帯が必要不可欠ですが、このフィッシングカレッジもそのお役に立てれば光栄です。



 奥山校長も非常に関心を寄せられています。


 続いてはマルキユーの長岡 寛さんより、離島の中でも「伊豆七島」と呼ばれる東京都の離島についてお話して頂きました。


 磯釣りがもっとも好きだと言う長岡さんは、入社後会社の先輩に連れられて、神津島に通うようになったのがそのきっかけ、と語っていました。

 伊豆諸島と言えば、大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島と「8つ」島がありますが、式根島は江戸時代に新島が噴火してできたものであるため、「伊豆七島」には含まれないそうです。
 そして、これらの離島は行政上は東京都に区分されるため、今度釣行する三宅も自動車は品川ナンバーです。
 
 アクセス方法としては東海汽船の定期便や飛行機がポピュラーですが、磯釣り師の中には下田から船をチャーターして向かう人もいます。
 ちなみにチャーターは割高、飛行機は速いですが天気が悪いと羽田や調布に引き返すため、東海汽船が一番ポピュラーであることに変わりはありません。

 その汽船の発着所である離島の堤防は、潮通しが良く、海の真ん中にあるため、沿岸の堤防とはひと味違ったA級のポイントです。

 狙える魚はメジナ、クロメジナは元より、磯釣りの代名詞だったイシダイ、イシガキダイ、カンパチ、ヒラマサ、シマアジなどですが、中でもカンパチは自分の頭と同じくらいのエサも食べ、極端な例では70cm級のヒラマサとやり取りしていたら、同じようなサイズのカンパチがそのヒラマサを襲ったという話もあるそうです。
 また、ニザダイやイスズミといった外道扱いされてしまう魚も大きく、用心するべき点としてはコブダイやイシダイの歯、アイゴの背びれのトゲにはくれぐれも触らないようにしましょう。



 長岡さんが過去に仕留めたクロメジナの魚拓です。でかい!(磯釣り師垂涎間違いなし)


 伊豆諸島は太平洋の真っ只中です。うねりは低いように見えても、一気に堤防の上を洗うほど上がってくることもありますので、ライフジャケットは必要不可欠です。

 そして、伊豆諸島はメジナより尾長と呼ばれるクロメジナが多いですが、この2種類は歯の構造が違うため、クロメジナに飲まれたら鋭い歯で太いハリスも一発で切られます。これを防止するために唇に掛けるためのハリが開発されています。
 しかし、シマアジは口が柔らかいため、同じように唇に掛けるとすぐ口切れしてしまうため、当たりが来たら即合わせするべきか、飲ませるべきか、釣り人はジレンマに直面します。

 また、中国でも磯釣りブームになっているそうですが、実際に行って確かめたところ、広州や海南島の磯で黒鯛やコバンアジが上がったそうです。


 前回のヘラブナに参加してくれた少年からは、なぜメジナとクロメジナでは歯の構造が違うのかという質問がなされていました。
 クロメジナの方が堅い海藻を食べるため、より歯が鋭くなったというのが現在の考えです。
(オキアミが普及したことで、メジナの磯臭さが抜けてきたという話もありますね)


 これが左からメジナ、クロメジナ、オキナメジナの歯です。

 今週末、釣行会参加者は実際に三宅島でクロメジナに挑戦してきます。
 報告をお楽しみに!

申込みはお早めに! 三宅島釣行会

2008-05-02 00:31:57 | FC講座のご案内
 5月のフィッシングカレッジの釣行会は、5月23~25日にかけての三日間、三宅島での堤防釣りです。今回はその詳細についてお知らせします。


まず、23日の夜に東海汽船・竹芝桟橋から出船し、24日の早朝(5時台)に三宅島へ到着します。 
 三宅島の民宿にチェックインを済ませたら、24日は終日、釣りを楽しんでください。

 協賛頂いているマルキュー(株)からも、インストラクターの方が参加しますから、堤防とはいえ、離島の尾長メジナを経験するには絶好の機会です。
 また、場所が場所だけに、メジナ以外にも何が来るか分かりません。

 ちなみに道具は2号(フカセ釣り)5mぐらいの磯竿か3~4号のカゴ釣り竿で、リールは3000番クラスのスピニングに4号ぐらいのラインを巻いてきて下さい。


 25日は午前中釣って後、帰島という流れになりますので、船中1泊、三宅島1泊の2泊3日の日程ですが、ここから先を特に注意してください。

 この三宅島への釣行会は、予約の関係上、申込みは5月9日(金)で締め切ります。現時点ですでに申込み者が数名おりますが、参加定員は10名で、希望者多数の場合は抽選になります。

 そのため、参加を希望される方は特にお早めに手続きを済ませることをおすすめいたします。

 参加費=(保険・宿泊料金・付けエサ込み)
  一般 1万5000円 学生 1万3000円 小学生(保護者同伴) 1万円
 (注)三宅島までの交通費と現地で購入するオキアミは別途です。
 ちなみに、東海汽船の二等・往復は大人で約1万5000円 小学生以下は半額です。
 
申し込み・問い合わせはblue-fin@mail.goo.ne.jpまで、お名前・年齢・住所・電話番号・緊急時の電話番号を明記の上、5月9日までにお願いいたします。

 (下の矢印をクリックしてください)