気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“空飛ぶクルマ”とは

2020-11-02 23:03:35 | 乗り物/同サービスイノベーション

現時点で厳密な定義はないようですが、「eVTOL(電動垂直離着陸機)」を指す場合が多く、パイロットなしの自動運転で、高度数10~数100m程度の低空を飛行し、1~4人程度を運ぶ乗り物のようです。

空飛ぶクルマは、ウーバー・テクノロジーズによる、2016年10月の「空飛ぶタクシー(注:後に「ウーバーAIR」と命名)」計画の発表(白書)が世界での注目を集めるきっかけになったようですが、2020年代半ばには実用化も視野に入ってきており、ここに来て世界での開発競争が激しさを増しつつあるようです。

大手航空機メーカーからベンチャー企業まで、世界で約200にも上る企業や団体が空飛ぶクルマの開発に取り組んでいるとのことです。米のウーバー・テクノロジーズ、ボーイング、ジョビー・アビエーション、独のボロコプター、リリウム、中国の億航智能(イーハン)、小鵬汽車などが知られており、国内では、スカイドライブ、テトラ・アビエーションの他、ANAや日本航空の取り組みが知られています。

都市部の交通渋滞による経済的損失への対応や新型コロナによる航空業界が負っている打撃への対応などから重要性も高まっている中(注:米モルガン・スタンレーの市場規模予測では2040年には約1.5兆ドル)、先例のない分野のため、安全性の担保、離着陸できる場所の確保、運航事業者の許認可制度の確立など、多くの課題を解決する必要もあります。

ウーバーの構想紹介のサイトは、https://www.uber.com/jp/ja/elevate/です。

”The future of urban mobility”(ウーバーAIR)のプロモーションビデオのサイトは以下です。https://www.youtube.com/watch?v=JuWOUEFB_IQ


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