インターネット上の記事や広告などが偽情報でないことを確認できるように、それらの情報に「第三者機関による認証」を「電子的に付与」する技術、のことをこのように呼んでいるようです。現状は存在せず、今後実用化されようとしています。”Originator Profile”と綴ります。
”オリジネーター”とはインターネット上への情報発信者(即ち、コンテンツの作成者、配信サイト運営者、広告主など)のことであり、”プロファイル”とはいわゆるプロフィールのことで属性情報と言ってよいかと思います。
2022年12月に国内外のメディアや広告関連企業などにより「OP技術研究組合」と呼ばれるもの(理事長:村井純氏)が設立され、2025年の実用化に向けての研究が推進されていくようです。
OPの概要については、例えば、以下の資料(2023.4.1、総務省)に説明があります:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000881307.pdf
なお、今年5月のG7広島サミットの結果を受け立ち上げられた、生成AIに関する課題を協議する「広島AIプロセス」に関連し、去る12月1日、G7のデジタル分野担当閣僚間での議論が行われ、成果物として包括的な声明「広島AIプロセス G7デジタル・技術閣僚声明」が採択されたようですが、この声明の中にOPを念頭においた内容が盛り込まれている※ようです。
※下記、声明内容の(別添)「広島AIプロセス包括的政策枠組み」の6項、7項などを参照:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000915262.pdf