オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

JBL4331AのRDA560によるマルチアンプ駆動(6)2405追加時のコムフィルタリング

2021-06-06 07:01:04 | デジタルチャンデバ付きアンプ
 5/22にアップした■4)高域のコムフィルタリング(櫛形フィルター)の確認と対処でフィルタの仕様をQ設定で上げていっても減衰量が変化しなかった。今回はこのことについてアップします。
 レシピーは主に4331A用(ロー側Fc=500Hz、Q=0.642)(ハイ側Fc=8.5KHz、Q値又は次数での仕様変化)
 7/3 赤字追記 
 6/12 青字追記 今日のハイライトはU-24の国際親善試合(4(久保・42’遠藤・57’上田・64’堂安):1で勝利)ジャマイカ戦の32分の久保の左足ゴール、放送では2股か3股抜きかといっていたが、今ネットを見ていたら4股抜き、ということで確認。マラドーナの5人抜きに匹敵する。久保は19分のドリブルからのゴールポスト直撃シュートも惜しかった。私は三苫のアシスト等の活躍も高く評価したい。
先ずは1人目の股抜き直前             次は2人目の股を抜いた所
 
 更に3人目の股を通過した直後          最後は目出度くキーパーの股を通過後⇒まさにミラクルなシュート
 

 ■1)Q値(2次)設定によるフィルタカーブ 
 Q値設定時のRDA560のフィルタカーブを以下に載せます。Q値が上がるとFc(カットオフ8.5KHz)付近の盛り上がりが高くなりますが2次なので傾きは±12db/Octのままで変りません。尚ゲイン込みでフィルタカーブを出しているのでウーハーのみ10db高くなっています。

 左上①からQ=0.642、右上②はQ=1.307、  左下③はQ=1.932、右下④はQ=2.563。
 これを見ると、Q値設定でQ値が1以上はFc付近で山ができるので使えない。

 ■2)減衰量(簡易・次数)設定によるフィルタカーブ (2次はBW(Butterworth filter),4次はLinkwitz-Rileyフィルター、n次の場合はクロスでー3×(n/2)db落ち)
 減衰量(簡易・次数)設定によるフィルタカーブは以下のように次数(n)と共に減衰量・傾きが±6×n db/Octに変わる。

  左上①は2次(BW ±12db/Oct)、右上②は4次(はLinkwitz-Rileyフィルター ±24db/Oct)、  左下③は6次(±36db/Oct)、右下④は2420が4次(ー12db/Oct)、2405がQ=0.642(+12db/Oct)。

 ■3)減衰量(簡易・次数)設定による実際のコムフィルタリングの状況 
 これは以下。

 左上①が2次(±12db/Oct)で、右上②が4次(±24db/Oct)で、左下③が6次(±36db/Oct)です。
 4次(-24db/Oct)以上のカットで15KHz付近のディップはなくなるのでコムフィルタリングは防止できる。
 しかし、■2)でも出ているので当然出るのですが、Fc(8.5KHz)付近でのディップが4次以上で大きくなり、このままでは使えない。
 右下の④は、2420を4次のLPFとしてカットし2405は緩めのQ=0.642で切った場合で、これだとコムフィルタリングは防止できるしFc付近のディップはほぼ出ない。しかし2420の帯域でコムフィルタリングが出る可能性がある。⇒6/29のアップで2420領域ではほとんどコムフィルタリングが出ないことを確認した。
 4次で切ってFcのディップを防止するには、LPFのFcを8.5KHzより上げてHPFのFcを下げる等をする必要があるがこれはやりたくない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 田能のうぎょう公園にバラと... | トップ | JBL4331AのRDA5... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

デジタルチャンデバ付きアンプ」カテゴリの最新記事