オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

RDA560の アドオンレシピーでのQ値変更についての電気信号との比較評価

2020-11-10 13:58:18 | デジタルチャンデバ付きアンプ
 現状、アドオンで低音を追加する場合は低域2231Aを60Hzで8次LPFで切って、604-8Gのウーハーは下は垂れ流しで上は1.8KHzカットで切って、高域は604-8Gの同軸ツイータの下を1.5KHzでHPFして上は垂れ流しでアドオンで2.2μFの双信製の誘電体PCのフィルムコンを追加している。前回の低域アドオン8次LPFでも判るようにアドオンすると2231A側に遅延が生じ時間的波形が40Hz以下では付帯波リッチになってしまうので2231Aは無くしたほうが良いのかなと思っている。
 高域については、Q=0.6か0.642か迷っている。何度も切り替えているが聴感では決めきれない。何とか楽器音の時間波形観測で電気信号と比較したらQの最適値が判るのかなと思ってトライしました。

 ■1)ランランのピアノのラプソディ・イン・ブルーの最初の4音(題名のない音楽会 2020.8.8)
 これを、レシピー④のアドオンレシピーの高域のQ値を、Qを3水準(0.5/0.6/0.642)振って、電気信号と比較してみたのが、以下。尚電気信号はRDA560のCH5をフィルタ無しにしてCH5のSP端子に8Ωの純抵抗を繋いでその出力をPCのマイク入力に入れPCオシロに出した。また電気信号以外についてのマイク位置は通常聴取位置。

 左上が電気信号で4つの打音が区別できる。右上が、Q=0.5、左下が、Q=0.6、右下がQ=0.642である。一応各条件5回オシロを取って平均的なものを選んでいます。
 右上のQ=0.5は、左上の電気信号のように打音が4つに分かれていないが、下段は左右とも4つに分かれている。しいて言うと、右のQ=0.642が3音目が太くて電気信号により近い。

 ■2)ランランのピアノのゴルドベルク変奏曲の第4変奏の最初の6音(題名のない音楽会 2020.8.8)
 上記と同様のQ水準で示すと、

 上段左の電気信号と比較すると、右上のQ=0.5は、青〇赤〇の音の波形が違っていますが、下段は良く似ています。強いて言うと、これも左下のQ=0.642が赤〇の所の波形がより電気信号に近いかなと思います。

 ■3)ランランのピアノのC.ツエルニー作曲の40番練習曲第一番の最後の1音(題名のない音楽会 2020.8.8)
 上記と同様のQ水準で示すと、

 上段左の電気信号と比較しても、3つ共差は認められません。3つ共電気信号のような急峻な立ち上がりではないので立ち上がりが鈍っているのとバックグランドノイズの揺らぎも影響して縦線が濃く見えます。無響室ならもう少し濃い部分が少なくなり電気信号に近づくと思います。

 ■4)70Hzのベース音(0.6秒間隔)
 低域の評価で使った70Hzのベース音(0.6秒間隔)では、このオシロ画面では2音収録されていますが、

 これも、■3)のピアノ単音と同じく3つ共差は認められません。

 この時間的オシロ波形評価では、単音的な評価では差は認められない。連続音的な評価で、強いて言うとQ=0.642が若干良いのかなという程度ですが、明確な差は出せなかった。

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