オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

620Aのバスレフポート深さ評価1 FFT

2019-01-14 08:42:46 | スピーカー評価
 今回は、620Aのバスレフポート深さをFFTで評価してみました。

 ■1)評価方法
 ポートの深さを変える為に、何を使おうかなと思ったのですが、手近なものでお節のダンボールが残っていましたのでそれにしました。まず最初にポート深さ25cmでスタートして、5cmづつハサミで切っていきました。25cmから5cm切っていくところは、

 これをポートにくっつけるのは、緑の養生テープで

 これを引っ張り出すと以下のように

 5cmまで短くすると、

 これを装着すると、

 疑似密閉にするのは、ビニールプチプチを突っ込んで

 マイク距離は、ニアーではバスレフポートからの音が取れないので上のように1mとしました。高さは604-8Gのセンター高さの82cmです。

 ■2)FFT結果1 バスレフポート深さが長い場合
 これは、以下。変化が敏感に判るMY Speakerでもやってみましたが、1mまで離すと定在波の凹凸が大きくなって評価が難しいので大まかな傾向を見るのにWaveGnenとWaveSpectra(MY Speaker程敏感ではないので傾向の比較が容易)で評価しました。

 ①は、疑似密閉ということでビニールプチプチを突っ込んだ場合で、②がポート深さが最大の25cmで、順次5cmづつダンボールを切ってポート深さを短くしていきました。
 ①では、青〇で囲んだ50Hz以下の領域がバスレフが効かないのでー63dbと低めですが、低域まで伸びているはずです。②の20cmでは、青〇領域は平均でー60dbと①よりやや上がっています。③の20cmでは更に青〇の領域が上がってー57db位です。④の15cmでは更に上がってー56dbになっています。

 ■3)FFT結果2 バスレフポート深さが短い場合
 これも以下。

 ⑤ポート深さが最大の10cmで、⑥が5cm、⑦が4cm、⑧が3cm,⑨がノーマル状態のバッフル板のみ2cmの状態です。ザーとみると、⑤から徐々に青〇の領域は凸形に盛り上がっていきます。⑨のポートがバッフル板のみになってやっと100Hz以上と同じ音圧になることが判ります。しかし20Hz端を見ますと、⑤では-60dbをキープできていますが、⑨のノーマルでは明らかに低下して-64dbまで下がっています。これは、前回引用したページの表の通りの結果となっています。
 ここでどれが最適かを決めるのは難しいですが、そこそこの低域を確保したいのなら、やはりノーマルの⑨で、20Hz辺りの重低音を重視するのなら⑤のポート深さ5cmになるのかなと思います。620Aのみで聴くなら奥行5cmのポートを作って、B&W社のバスレフポートのようにディンプル加工をして風切り音の低減ができればベストですかね。
 従って、ALTECが604-8Gの620A箱で採用した深さの無い広い開口のみのポートは、振動系の軽い強力な磁界をもつ15インチのウーハーに対し、ある程度(30Hz~50Hz)の周波数領域の音圧を100Hz以上と同様に確保することができる苦肉の策ということが判ります。その代わり20Hz以下は下がってもしょうがない、という判断なんでしょう。通常聴取位置の2.2m位に離れると20Hz付近は反射波等の影響で上がりますので。

 次回は、5cm近傍のインピーダンス評価をしてみた結果をアップします。最初は変な結果が出て、あれっと言うことになるのですが、まあそれは次回お楽しみに。
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