without A trace

favorite stuff...
music, trip, cinema, art, and so on.

全てがエレガント!

2006-04-09 | music : favorite


先日取り上げたToad The Wet Sprocket。
そのToadフロント・マンGlen Phillips。
Toadの頃から彼はとても紳士的で、知的な人というのが私のイメージで、ソロになってからは益々エレガントになり、そのルックスは、USのPaul Wellerと言った感じの、粋でカッコいいハンサムなミュージシャンだと勝手に思っている。(笑)
これは、昨年リリースされた彼のソロ作第2弾 『winter pays for summer』(ライヴ・アルバムを入れると3作目)。
もちろんルックスだけでなく、彼の作り出す音楽、歌詞、そして歌声は、とてもエレガントで優しくて温かい。
そう、もう、何もかも全てがエレガントなのである。
ソロになった直後は、アコースティック・サウンドのイメージが強かったが、このアルバムではToad時代にも通じるバンド・サウンドに目を向け、とても聴き易いハートフルな作品に仕上がっている。
そして、ゲスト・ミュージシャンの顔ぶれが豪華。
バッキング・ヴォーカルでJellyfishのAndy Sturmerが3曲、Ben Foldsが1曲、ギターでJon Brion(元JellyfishのJason FalknerのバンドThe Graysのメンバーで、Aimee MannやFiona Appleのプロデューサー)が2曲参加している。
他にもSemisonicのDan Wilsonや、Elvis Costello & The AttractionsのDrs.であるPete Thomasなんかも参加している。
決して派手ではないが、落ち着いた中に華やかさが際立つ、聴かせるサウンドで魅了してくれる。
そして、Toad時代よりもさらに磨きがかかった彼の独特の声に、ぐぐ~っと惹き付けられる。
ポップなM-1 「duck and cover」 やM-10 「finally fading」 は、単にポップというだけでは終らない、深みと華やかさがある素敵なナンバー。
M-2 「thankful」、M-6 「falling」 は、Andyのコーラスがハッキリとわかり、軽やかで思わず手拍子したくなり、聴いていて楽しくなる。
しっとりと聴かせるナンバー M-3 「courage」 やM-8 「true」 の叙情的なメロディ・ラインは、泣きそうになるくらい心にぐっとくる。
M-5 「cleareyed」、M-9 「easier」、M-12 「gather」 なんかは、Toadを彷彿させるようなサウンドで、聴き応え十分である。
ラストを飾るM-13 「don't need anything」 は、生ピアノをバックに歌い上げるとても美しいバラードで、ノスタルジックでどこか懐かしい気分にさせてくれる。

そんなGlenの歌声を、もうすぐ生で聴くことができる。
ソロ・アコースティック・ライヴが今月末にあるのだが、こじんまりとしたライヴ・ハウスでのライヴなので、エレガントな彼のステージを存分に堪能できるであろう。
アコースティックが似合う曲が多いし、新曲も聴けそうなので、とても楽しみだ。

 男も惚れる(?) handsome guy


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。