【火山の溶岩の上に形成された、スコットランドの首都の朝】 02/12/09 : エディンバラ
朝食はフル・スコティッシュ・ブレックファースト。イングリッシュと違うのは、ブラックプディングが添えられること。ブラックプディングとは、ハギスという羊の内臓をオーツで絡めたスコットランドの伝統料理に、羊の血を加えた真っ黒なソーセージで、豚の場合もある。私はモツなどのホルモン系は食べられないので、このブラックプディングの内容を知った時は絶対ムリ!と思ったのだが、せっかくの伝統料理なのだからと思い、恐る恐る食べてみると・・・・・美味しい! オーツによって香ばしさが出て、全然生臭くなくて美味しかった。食べず嫌いはやっぱりダメね。
朝食タイム7:30きっかりに食堂に行ったが、既にひとり居た。
卵の下の黒いのが、ブラックプディング。扇型のはハッシュド・ポテト、手前の豆はベイクト・ビーンズという味付けしてある煮豆。これはイングリッシュでも定番なのだが、そう言えば昨日のヨークでは出なかった。トマトを抜いてもらうのを忘れたので残してしまった。
お腹いっぱいになったところで、食後の運動を兼ねてホテル近くのカールトン・ヒルを目指した。夕べの雨もすっかり止んで、一日いい天気になりそうだ。
スコティッシュ・フラッグがはためくホテル 周辺のヨーク・プレイスは新市街。こんな感じの建物が一直線の道路沿いに建ち並んでいた。
ホテルの近くにあったパブの名前は、The Conan Doyle。名探偵シャーロック・ホームズを生み出した小説家のアーサー・コナン・ドイルは、ここエディンバラ生まれ。
正面に見えるのはネルソン・モニュメント。この道を進んで行くと、 The Portuguese Cannonというポルトガルの大砲があり、振り返るとエディンバラの街が一望できた。(タイトル写真)
更に進むと、ナショナル・モニュメントとネルソン・モニュメントが、朝焼けの中にそびえていてとても綺麗だった。このナショナル・モニュメントは、ナポレオン戦争で戦死したスコットランド戦士を追悼してギリシャのパルテノン神殿を真似て造られたが、結局未完成で終わったので中途半端なこの姿。
ネルソン・モニュメントとネルソンとは、あのイギリス海軍ホレイショ・ネルソン提督のこと
このあと行くエディンバラ城や北海に面したフォース湾も見渡すことができて、空気も美味しくてめちゃくちゃ気持ちよかった。
カールトン・ヒルを下りて、エディンバラ城へと向かった。エディンバラ城は旧市街の岩山の上にある。エディンバラの街は、丁度鉄道の線路を境に北側が新市街、南側が旧市街になっていて、新市街も旧市街も世界遺産に登録されている。
ウェイヴァリー駅の西側にあるスコッツ・モニュメントがそびえ立つ公園には、クリスマスの移動遊園地が設営されていて、観覧車やメリーゴーラウンドがあり、夜にはマーケットもオープンするようだ。新市街から旧市街方面に行く道は駅と線路の上を通るので、橋になっている。
ウェイバリー駅を左に見ながら
ザ・マウンドという通りを歩いてその先の階段を上り、
更にミルンズ・コートという階段になった路地を上って
ロイヤルマイルに出て少し行くと、エディンバラ城に到着!
この広場で、毎年ミリタリー・タトゥーというスコットランド駐留部隊のパレードが開催される。エディンバラ城は想像以上に面白く、長くなりそうなのでここで一旦終了。
★「Day6 ②」 につづく。