without A trace

favorite stuff...
music, trip, cinema, art, and so on.

おにいちゃ~ん!

2009-08-30 | music : other


あーあ、ついにこういう日が来てしまったのね・・・というのがまず最初に思ったこと。

【ノエル、オアシス脱退を公式表明!】 オフィシャルサイトの声明文

「若干の悲しみと大きな安堵と共に、俺は今夜oasis(オアシス)を去ったことをみんなに伝える。
このことについては、まあいろんなことを言われ、書かれるだろうけど、もうこれ以上、一日たりともLiam(リアム)と一緒に仕事を続けることはできないという、シンプルなことさ。
パリやコンスタンツ、ミラノでのショーのチケットを買ってくれたみんなには、申し訳ない。」


一日たりともLiamと一緒に仕事はできないという理由は、恐らくNoel(ノエル)の気持ち全てなのだろう。
以前はいっつも喧嘩ばかりしていて、ライヴをキャンセルしたり、果てはライヴ中にステージ上で揉めて中止になるなんてことは日常茶飯事だったギャラガー兄弟。
若気の至りで無分別な行動をしていた彼らも、時が経つにつれ、大人になったものと思っていたのだが・・・。
結局大人になれなかったのはLiam? で、堪忍袋の緒が切れたのがおにいちゃん?
先日UKで行なわれたVフェスのキャンセルは、Liamの咽頭炎が理由だったが、このあと控えているパリやミラノでのライヴは、実質的なキャンセルとなるようだ。

兄弟の確執というのは、いつの時代も否めない。
かつてはThe Kinks(キンクス)のRay Davies(レイ・デイヴィス)とDave Davies(デイヴ・デイヴィス)、日本では若貴兄弟が有名。
私の大好きなThe Black Crowes(ブラック・クロウズ)のロビンソン兄弟も、ギャラガー兄弟のようにしょっちゅう喧嘩をしている兄弟ではないものの、デビューから12年経った時にバンドは活動を休止した。ふたりの確執が直接の原因ではなかったが、それが原因ではないと言えば嘘になる。
その後、それぞれでソロ活動をしていたが、3年後の2005年に再始動。その時のツアーをUSに見に行ったのだが、ステージ上のふたりは、それまで見たことないくらいの仲良しっぷりだった。
ハッキリ言って、Noelのいないoasisなんて、oasisじゃないだろって突っ込みたくなる。前にも喧嘩別れしてNoelがバンドを離れていた時期があったが、公式表明したってことは、今回はかなり深刻な事態まで追い詰められていたってことなのだろう。
とは言っても、すぐなのか何年先になるかはわからないが、いずれは戻ってくるような気がする。取りあえず現時点では、日本でのNoelのoasisとしての最後のステージは、この前のフジロックだったということになる。
いずれにしろ、ライヴで 「Don't Look Back In Anger」 はもう(暫く?)聞けないってことか!? Liamが歌ってもなぁ・・・。Noel派の私には、淋しい限りである。