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Rod Stewart @Nippon Budokan, Tokyo 03/12/09

2009-03-13 | performance


来日の発表があった時のトピでうだうだ言っていたが、やはりずっと気になっていたRod Stewart(ロッド・スチュワート)の来日公演。
後ろ髪を引かれ続け、追加公演が発表され、ケーブルTVで放送された昔のライヴ映像を見たらもう気持ちは固まった。あとは仕事のスケジュールだけ。
サイアクは大阪まで行ってしまおう、とまで考えていたが、上手い具合に予定が立ち、本日の追加公演に行ってきた。
チケットは2月末に購入。SS席はちょと手が出なかったが、ぴあで座席表を見て2階の納得の行く席(S席13.000円)を入手。
そしてこの私、かなりワクワクしていた。こんなにコンサート前に胸湧き躍るのは、なんだか久しぶりだった。
思えば中学生の頃にRodを知り、飛び抜けて・・・というほどではなくても、同じテンションでずっと好きなのだから、ワクワクするのも仕方ない。(笑)
先日の旧渋谷公会堂もめちゃくちゃ久しぶりだったが、武道館も95年のPearl Jam(パール・ジャム)以来。
昨日の公演は満員だったというから、きっと追加が出たのだろう。九段下の地下鉄の階段を上がると、“チケット譲ってください” という紙を持った人が何人かいた。今日も満員か・・・と思った。


しかし、いざ行ってみると、1階席2階席ともに空席が目立つ。3階席に至っては、真ん中部分は黒い布で覆ってふさいでいた。アリーナ席もブロックとブロックの間がやけに広い。こんなことなら、追加はNHKホール辺りでやれば良かったのに・・・。
ステージは白を基調とし、床にはRodご贔屓のセルティックFCのエンブレムが描かれていた。


定刻の7時に客電が落ち、映画 『God Father』 をもじって 『Rod Father』 というタイトルの昔のRodの映像が流れ、バンド・メンバーが登場。
やがて、光沢のあるショッキング・ピンク(!)のジャケットに身を包んだRodが登場。
1曲目は 「Some Guys Have All The Luck」、“キターーーーー!!” という感じだ。大好きな曲で幕開け。
軽やかなステップを踏み、おちゃめなポーズを取ったりと、1月で64歳になったとは思えないRod。声も良く出ているし、高音部分をアレンジしてオリジナルとは違う低いメロディで歌ったりはしていたが、それでも昔と比べてもさほど差はない。白いマイク・スタンドを振り回し、あのセクシーなハスキー・ヴォイスは健在。
間に 「Infatuation」 を歌ったが、他は 「This Old Heart of Mine」 や 「Rhythm of My Heart」 など緩やかなノリの曲が続き、ジャケットを脱いで椅子に座って歌ったのは 「Downtown Train」。
でも、じっとしていられないのか、座ったままでも足は細かくステップを踏んでいて、結局立ってハンド・マイクで歌った。間奏が終るとRodや他のメンバーは一旦はけ、ツイン・ドラムの掛け合いになった。
再び出てきた時は、シルバーのタキシード・ジャケットに衣装チェンジ。「Downtown Train」 のサビに戻り、歌い終わったあとにドラムスのふたりを紹介。その内のひとりが、元ABCのDavid Palmer(デイヴッド・パーマー)。ABC、懐かしすぎる! 「The Look of Love」 のワン・フレーズが頭をよぎった。
“座って聴いてね” と促し、スクリーンに可愛いアニメーションが映って 「The First Cut Is The Deepest」、「Tonight's The Night」 と続いたあと、Jeff Beck(ジェフ・ペック)の名前がRodの口から・・・。えっ!?やるの?あの曲・・・。
Rodが “1986・・・” と言って流れてきたイントロは、まさしく 「People Get Ready」 だった。あぁぁぁ、感激・・・。
できればJeff Beckのスライド・ギターの音色とともに聴きたかったけど、そんな贅沢は言ってられない。そしてメロディを追うように、あのビデオ・クリップの映像が目に浮かんできた。
そのあと、21歳の娘さん(Ruby Stewart / ルビー・スチュワート)が出てきて、2曲歌った。
彼女を紹介した時のRodは、親バカっぷり発揮でデレデレ。ブロンドの髪にスレンダーなボディ、目がクリッとしていて可愛く、キュートな声の持ち主だった。
パパが再びステージに戻ってきて歌ったのは、CCRの 「Have You Ever Seen The Rain」。いい曲だな~とつくづく思った。
なんと、ここで10分休憩。コンサートで休憩を挟むなんて、初めての体験だ。もう既に10曲以上はやっているのに、まだまだ続くなんて嬉しい限り。チケ代なんて、全然もったいなくない。(笑)

休憩中に、セルティックのユニフォームを着て最前列のド真ん中で横断幕を掲げている人たちに双眼鏡で目をやると、外国人グループだった。というより、その列はほとんど外国人だった。海外からやってきたのかな・・・? 
入場の際、カメラ・チェックがなく、フラッシュが光っても注意されている様子はなく、撮り放題だった。携帯のカメラでは遠すぎてムリ、デジカメを持ってくれば良かった。1曲くらいムービーを録りたかったな・・・でもまあきっと誰かがYouTubeにUPするだろう。
さて、第二部。白いシャツ&ジーンズ姿に着替えたRod、バンド・メンバーやコーラスの3人の女性も皆ラフな衣装になって、「Sweet Little Rock'n Roller」 でスタート。
Rodも一緒にスクリーンに映った犬が可笑しい動きをするのを見たり、若かりし頃のRodのちょっぴり恥ずかしい写真を見たりと、和気藹々。
「You're in My Heart」 のイントロが流れてきた時は、邦題 “胸につのる想い” の如く、胸がつのった。
コーラス隊のひとりがティナ・ターナーの曲 「Proud Mary」 を歌ったあと、客電が点いて明るくなり、「Hot Legs」 を歌いながらサッカー・ボールを客席に蹴るわ蹴るわの大サービス。アリーナのいちばん後ろや1階席の奥まで届く脚力は凄い。80年代に同じこの武道館で見た時も、ステージの上でボールを転がしてたっけ・・・。
1階席にセルティックのユニフォームを着たグループがいて、そこに向けてとても正確なシュートをするのだが、どうしても受け取る時に跳ね返ってしまってなかなかお目当ての人が受け取れなかったけど、3回目にしてやっと成功。
「Maggie May」 にはやられた。この曲はいろいろ思い出が詰まっているので、ウルウル・・・。
最後は 「Da Ya Think I'm Sexy?」 で盛り上がり、アンコールは 「Sailing」。ずーっと一緒に歌ってた。
アンコールでは娘さんがコーラスで再び出てきて、横に行ったRodに何やら耳打ち。そして腕を組んで、“こうするのよ” とでも言っているかのように、ステップを揃えて踏む姿が微笑ましかった。そして先に親子ふたりが、ステージを去って行った。

Rodは本当によく動き、細い足にキュッと引き締まったヒップはセクシーでカッコ良かった。
近い内にFaces(フェイセズ)の再結成も実現するかも知れないし、世間で “懐メロおやじ” と言われようが、私にとっての最高のロック・ヴォーカリストRod Stewartはまだまだ健在。
20曲以上も歌い、約2時間。こんなにたくさんの曲が聴けるだなんて思ってもいなかったので、すごく楽しかった。最近のライヴはとても短いので、若者たちも見習ってほしいものだ。
懐かしい曲、大好きな曲がたくさん聴けて、やっぱり行って良かった。