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Leeland @Harajuku Astro Hall, Tokyo 02/06/07

2007-02-06 | performance


初めてCDを聴いた瞬間、即座にどっぷりハマり、大好きになったLeeland。
国内盤のリリースが3月21日に決まったのを期に、プロモーション来日とライヴ。来日が発表になってから、それはそれは楽しみにしていたその日が遂にやってきた。
原宿アストロ・ホールでの “ニュー・ブラッド vol.39”。客の入りはイマイチだったが、心温まるとてもまとまったライヴだった。

10分押して客電が落ち、両手を広げたイエス・キリストのポーズでメンバーが登場。
CDデビュー直後にバンドを離れたリード・ギターのJeremish Woodの代わりにサポート・メンバーを加え、アグレッシヴなナンバー 「Can't Stop」 でスタート。
Leeland(バンド名と混乱するので、以下は彼の愛称Leeで・・・)のVo.は、私が心底惚れた大好きな歌声。
ライヴでもその歌声は変わらず、澄みきったハイ・トーンながらも力強く、とても安定していた。
横でキーボードを弾くLeeの兄Jackは、陶酔しながら鍵盤に指を滑らせ、コーラス以外にも時折 “Ah~!” と感極まったような声を上げていて、それがまた曲にすごくハマっていた。
それにしても、「Soud of Melodies」 「Yes You Have」 「Tears of the Saints」 の3連発は圧巻だった。
「Soud of Melodies」 を生で聞くと、初めて彼らの音楽に感動した時が蘇ってきて、感無量。
Leeがアコギに持ち替えて歌い出した私のいちばん好きな曲 「Yes You Have」 は、CDとは少しアレンジを変え、サビの部分をアコギとキーボードだけのバラード調で歌い、そしてドラムが入ってイントロへと繋がり、アコースティックなヴァースからぐいぐい引っ張ってエモーショナルなサビへと展開。
ぐわ~んと盛り上がったあとは、「Tears of the Saints」 でしっとり。
その後、ステージにはLeeだけが残って、「Carried to the Table」 のピアノ弾き語り。
USでのワーシップ・ライヴでは、かなり定評のあるこの曲。美しいメロディと神聖な歌詞がとても感動的で酔いしれた。
再びバンド・スタイルになって、「How Wonderful」 を情感たっぷりに歌いあげ、次の曲の前に “東京がとっても気に入ったし、この服も今日買ったんだよ” とすごく嬉しそうに言って、ハンド・クラッピングを誘導し、「Lift Your Eyes」 へと進む。
そのあと、国内盤に入るエキストラ・トラック 「Peotry in Motion」 で本編終了。
アンコールはすぐに戻ってきて、メランコリックな気持ちを歌った 「Too Much」 に続いて、みんなで盛り上がれる楽しいナンバー 「Hey」。
“Hey” と掛け合いで叫んだあと、ハンド・クラッピングで楽しく盛りあがった。

弱冠18歳とはとても思えないくらいの、安定した歌を披露してくれたLee。
でも一曲終わる毎に恥ずかしそうにお辞儀する彼は、やっぱり18歳というあどけなさの残る青年だった。
Leelandの煌く透明な音楽に欠かせない、ピアノの音色を聴かせてくれた兄Jack。
Jackの後ろでニコニコしながら、控えめにベース音を響かせていたLee & Jack兄弟の従兄弟Jake。
そして、とても23歳とは思えないくらいの貫禄で、バンドの要を支えていたドラムスMike。
まだまだこれから、という部分はあるけど、完成度の高いCDにも劣らぬ楽曲の素晴らしさはライヴでも十分に伝わったし、何よりも “聴かせる” ライヴだった。
今後の更なる成長に、注目し続けてサポートして行きたいと思う。