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変幻自由自在なプライマル

2006-08-20 | music : normal


来月ライヴに行くということもあって、最近Primalをよく聴いている。
新作はもちろんだが、ここんとこ特に繰り返し聴いているのが、98年リリースの2nd 『Primal Scream』。
とてもポップな曲が多くて聴きやすいアルバムで、そしてカッコいい。
The Byrds風で、Glasgowのバンドらしいキラキラしたギター・ポップの1stから、ガレージ・ロックへとサウンドが変化し、Primalはロック・バンドだということを、改めて実感させられる一枚である。
M-1 「Ivy Ivy Ivy」 は、甘くてポップで軽やかで、今でも大好きなナンバー。
ライヴで是非やってほしいな・・・。
このアルバムでは、ハード・エッジなアップ・テンポの曲と、サイケでメランコリックなバラードが、ほぼ交互に収録されているのも特徴。
そのバラードでは、気だるそうに歌うなよっちぃBobbyのVo.は、憂いを帯びていて、そこがまた何とも言えない魅力なのである。
中でも甘くてソウルフルでとっても切ないバラード、M-5 「I'm Losing More Than I'll Ever Have」 には、その魅力がぎっしり詰まっている。
その後、様々な新しい試みを重ね、カリズマ的バンドへと成長していくPrimalの、原点とも言える傑作。
さて、12年ぶりに観る彼らのステージ。果たしてどんな “カリズマ・ロケンロール” を魅せてくれるか! 楽しみである。

どうでもいいことだけど(笑)、ここのカテゴリを “favorite” にするか “normal” にするか、いつも迷ってしまう。
ダブやテクノを取り入れた、アシッド・ハウスやエレクトロなPrimalはどうも苦手で、ロケンロールなPrimalが好きな私・・・。