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やっぱりアナログで・・・

2005-05-31 | music : basics


私のPOPSの根底には、いつもこの音楽がある。
60年代イギリスのビート・ポップス・バンドTHE ZOMBIES。
最近は、大ヒットナンバー「Time Of The Season」が、日産の “TIIDA” という車のCMソングに起用され、密かな話題を呼んでいる。
同じ時期に活躍したTHE KINKSよりも、私は断然ZOMBIES派なのである。
もちろん、KINKSも好きだけど・・・。
ベースのChris WhiteとキーボードのRod Argentが作り出す楽曲は、POPであり、もの悲しくもあり、Vo.のColin Blunstoneの切ない歌声ととてもマッチしている。
日本では60年代GSブームの頃、ザ・カーナビーツが「好きさ好きさ好きさ」という邦題で、「I Love You」をカバーして大ヒットした。
それにしても、すべてがとても知的で洗練された曲ばかり。
当時はちっとも売れず、「Time Of The Season」がヒットした頃には、もう既に解散していた。
まるで、この世を去ってから作品が認められた絵描きが、今では有名な画家になっているかのように・・・。
今現在活動している多くのPOPバンドも、ZOMBIESをこよなく愛している。
私のZOMBIESとの出会いも、そんなZOMBIESを愛しているバンドからの影響である。
1968年にリリースされたアルバム 『Odessey and Oracle』 は、名盤中の名盤だ。
POPSファンなら、絶対聴いておいて欲しいアルバムのひとつだ。
どの曲を聴いても心に染みる、素晴らしい曲ばかり・・・。
私は、ゆっくりじっくり彼らの曲を聴く時は、アナログ盤で聴くのが定番になっている。
今夜はそんな気分・・・大好きなイングリッシュ・キャラメル・ミルク・ティを飲みながら・・・。