Hack and Play

プログラミングやCG、ゲーム、コンピュータのネタを投稿していくブログ。不定期更新。

作ったモノへの評価の難しさ

2007年04月30日 | プログラミング
衝動的に『○○が作りたい!』と思うのは自分の悪い癖だと思いますが、これが今後の糧になる場合も多いので、よっぽど変な事以外は即実行に移ってます。その一つが今回自分で作ったアニメ作成支援ソフトだったりします。

そのソフトの主な機能は下のとおり。
・画像を複数枚扱え、連番になっているためパラパラ漫画風に絵が描ける。
・線の太さは調整できるが、黒の単色しか扱えない。消しゴム機能使用可能。
・アンドゥリドゥを実装している。
・独自形式でファイル保存可能、連番の画像として一般の画像形式で出力可能。
・前後のレイヤーを透過表示できる。
・下絵が透過表示できる。

という具合に、フォトショップ並の機能は到底ありません。
最低限の機能に便利な機能をつけたつもりだったんですが、これが作った後に実際に自分で使ってみて評価をすると実に使えないことが判明。
前後フレームの透過表示や下絵の透過表示にはかなり頭を捻ってコードを書いたのですが、パフォーマンスがでるように作ったのはいいものの、結局は全フレームが透過表示できたほうが便利という結論に届きました。
そうなるとプログラムの仕様が大きく変わるどころか、雛形まで変更する羽目になるのでほぼ一からのコードの書き直しになってしまいます。
メモリ管理もメモリを食わないように処理をしたり、独自ファイルに使う容量も減らすなどの処理をしているのですが、評価した時の結論でこの処理がほぼ使えなくなります。
かなり機能限定して洗練したつくりにするつもりだったのですが、こうなってしまうとWindowsのペイントよりも機能的に劣ってしまうことになります。

改めてモノづくりの難しさが身に堪えた感じがします。今回はC#の内部ライブラリだけ使っていますが、今回の失敗から考えるとDirectXなどのハードウェアを扱うライブラリを使うか、全く独自のコードで機能を実装するかになりそうです。
とりあえず実験的な試みは終わったので、今回弄るのはここまでにしようと思います。

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