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伝統的なウェディングの音楽~代表的な音楽にcontroversialな由来があることを知る

2015-06-19 18:00:03 | Weblog
ウェディングにとって欠かせない要素である音楽。今日はその中でもセレモニー(挙式)での音楽に関して書きたいと思います。セレモニーのスタイルは大きく二つに分ければ教会or教会以外となります。各教会ではそれぞれの挙式パッケージが予め組まれていてオルガン奏者とソロイストもパッケージの中に含まれています。パイプオルガンが備わっている教会ではパイプオルガン、パイプオルガンが備わっていない教会では普通のオルガンやピアノ(稀)をオルガン奏者が演奏します。演奏する曲は2曲または3曲-ウェディングパーティーの入場の音楽、花嫁入場の音楽、そして新郎新婦退場の音楽です。ウェディングパーティーの入場と花嫁入場を1曲にまとめる場合もあり教会によりケースバイケースです。ローカルのウェディングの場合は人数も多く、より長くなりますのでプレリュードとしてゲスト着席のタイミングから音楽を演奏します。

ちなみに教会以外(ホテルや邸宅やガーデンなど)での挙式を選ばれる方は挙式が野外となることが多いです。パイプオルガンは不可能なのですが可能な音楽の選択肢としてはウクレレソロ弾き語り、ハープ、弦楽四重奏、デジタルピアノなど。野外の場合は電源の供給があるかどうか、屋根が提供できるかどうかで選択肢は変わってきます。大事な楽器は常に雨から守るために屋根を提供することが原則となります。

教会に話を戻します。各教会には複数の牧師先生、オルガニスト、ソロイストが属していますので自分のお式の時にどの人が担当になるかはぎりぎりまでわからず一切ギャランティーやリクエストができない仕組みになっています。演奏する曲、挙式最中で歌う讃美歌(セントラルユニオン、キャルバリー)も毎回同じではなく伝統的なレパートリーの中から選ばれて演奏されています。

伝統的でポピュラーな挙式の入退場の音楽をYouTubeの映像とともにご紹介します。

1. Richard Wagner's "Bridal Chorus" ("Here Comes The Bride") from Lohengrin
"Here Comes The Bride"の通称で知られるワグナーの"Bridal Chorusはおそらく世界中で最もポピュラーな花嫁入場の音楽でしょう。セントラルユニオン教会(大聖堂・中聖堂)とキャルバリーバイザシー教会では主にこの曲が演奏されています。カワイアハオではあえてこの曲を演奏しないポリシーだと教会関係者に知らされ、その理由を聞いたところ私の知らなかった事実およびcontroversyがあることを知りました。Bridal Chorusは1848年にワグナーがオペラLohengrin(ローエングリン)の中の第三幕のシーンのために作曲したものです。Bridal Chorusがオペラの中で結婚式の入場曲として使われなかったばかりか、ストーリーの中の結婚が悲劇の結末を迎えるということを理由に、ウェディングの音楽として適さないと考える人もあるということでした。少なくともカワイアハオ教会ではそのことを理由にオルガニストが演奏することをしないポリシーとしているそうです。今もそうした由来を知ってか知らずか大多数のbridesたちがこの曲でアイルを歩いていることは間違いありません。



2. Felix Mendelssohn's "Wedding March" from A Midsummer Night's Dream
牧師先生が二人を夫婦と認め、誓いのキスを交わし、めでたく夫婦として新郎新婦退場する時に演奏する音楽の代表的な音楽。この音楽にもcontroversyがあることを知りました。"Wedding March"はメンデルスゾーンが1843年にシェークスピアのオペラ"A Midsummer Night's Dream" (真夏の夜の夢)のために命じられて作曲した曲の1つ。オペラ"A Midsummer Night's Dream"の題材にはギリシャの神や女神、妖精たちや幻想の世界が使われていることから一部のキリスト教教会では内容が相応しくないと捉えるところもあるそうです。セントラルユニオン教会(大聖堂・中聖堂)とキャルバリーバイザシー教会では退場時の曲として主に演奏されていますがカワイアハオ教会では演奏されていません。


他にも伝統的でクラシカルなウェディングの代表的音楽があります。たとえば・・・

3. Jeremiah Clarke's "Trumpet Tune in D"
次に紹介するTrumpet Voluntaryと入場退場どちらにも使われます。カワイアハオの代表的な入場の音楽(奏者が変わりますので毎回決まってはいないです)。私は個人的にこの二曲は両方ともとても好きです。このバージョンはパイプオルガンバージョン。


4. Jeremiah Clarke's "Trumpet Voluntary"
英国の作曲家ClarkeによるTrumpet Voluntaryはイギリス王室のダイアナ妃がチャールズ皇太子と結婚した時の花嫁入場の音楽として演奏されました。オルガンとトランペットの音が美しいです。



次はおまけ・・・何度観ても飽きない美しさのKate Middleton & Prince Williamsのウェディングの花嫁入場の映像。音楽は

5."I was glad" by Sir Charles Hubert Hastings Parry from Psalm 122.
ウィリアム王子の曽曽曽祖父にあたるエドワード7世の戴冠式のために讃美歌112番から作られた音楽だそうです。高らかな合唱と共に入場する姿は何度観ても本当に美しいです~~~。


ほとんどすべてのクラシカルなウェディングの曲は弦楽四重奏などパイプオルガン以外の楽器でも演奏可能です。

来年のお客様からの質問があったことをきっかけに私自身またまた勉強になりました。学ぶことは底知れないですね。

今日は珍しくウェディングのクラシックな音楽に関してのお話でした。

Have a great weekend, everyone!!!
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