不自然なことはしないほうが良い ~Say Hello, Wave Goodbye~

文と捻って関連した画を貼る。思ったこと、書きたいことを書く。

fifteen minutes with you.

2008-09-18 01:58:18 | Weblog
The Smiths - Reel Around the Fountain - Live
酒を飲むでもなく、ある種の人間関係における、
物憂くすっきりしない気分の夜。
絶対の孤独感・自己嫌悪とも違う、メランコリーな夜。
そんなとき、ふと頭を巡るのは The SMITHS の楽曲。
そして概ね、「これが 1st アルバムの1曲目か」 と、
さまざまなことを思わさせてくれる 「Reel Around the Fountain」である。

このライブ映像では聞くことはできないし、これはこれで良いが、
曲の後半のピアノの甘美さは、現象として見るまでには至らなくとも、
私の涙腺を刺激する。

冒頭から繰り返されるフレーズ、「It's time the tale were told・・」は、
Fifteen minutes with you の結果 
how you took a child  And you made him old になったことではなく、
The Smiths を語る時が来たということを表しているのだ 信じてやまない。

'95年再発シリーズの「MEAT IS MURDER」の山崎洋一郎氏のライナーノーツ末尾、
「今、僕はあまりスミスを聞かない。卒業したとかそういうのではない。スミスは究極の屈折として、絶望として、僕の頭の中のレコード棚の一番左に置かれている。例えば一番右にスティーヴィー・ワンダーがあるとすれば。
 そういう音楽は、またきっといつか、とても切実な思いで聞く日がやってくるのだ。」

という文は、心に刻まれている。
私のレコード棚の一番右は不明だが。。。