チャイルドレカロ

私の３０６に装着しているのが、この「Aprica チャイルドレカロ（スポルティーヴォBL）」です。この製品はすでにApricaのカタログから消えています。発売当初は定価120,000円とかだったらしいですが、価格改定で72,000円となりました。実売価格は4万円程度でした。

オートバックスのサイトに、このチャイルドシートの３Ｄ画像があります。（商品が販売されていないため、いつまでこのサイトが残っているか分からないですが・・・）
Child_CArSeat

そもそも「チャイルドレカロ」は、「レカロスタート」という商品をApricaが日本仕様にライセンス生産したものなので、現在はライセンスが切れているというところでしょう。特に、「チャイルドレカロの特徴」でもあった「インパクトシールド」が、現行のレカロスタートで「インパクトクッション」という形でオプション化されており、Apricaが今後改めてライセンス生産する必要もなくなってしまったということになります。

これらについて、最も詳しく解説されているサイトは、『Baby-Pro』というショップのRECARO チャイルドシート　まるわかりレポートで、レカロスタートやチャイルドレカロをご使用の方は一度ご覧になってみると良いかもしれません。

さて、このシートのインプレッションを簡単に・・・。

まず、子どもの成長に合わせてシートは
○ベビーシート（新生児～1歳）
○チャイルドシート（1歳～4歳）
○ジュニアシート（4歳～12歳）
と分類されますが、チャイルドレカロはチャイルドシート＋ジュニアシートの兼用モデルとなります。

チャイルドシートは通常、ハーネスが付いていて、シートそのものを車のシートベルトで固定します。ところが、チャイルドレカロの場合は、シート及び子どもの体を車のシートベルトで固定するという考え方で、チャイルドシートにハーネス類はありません。この辺が考え方の違いなのですが、レカロの考えというのはどんなにハーネスがきちんと装着されていたとしても、「チャイルドシート自体が車のシートベルトできちんと固定されていないと意味がない」というもののようです。

２０６ＳＷ用に先日購入したナニースターも同様の思想があり、チャイルドシートとして利用する年齢においてはハーネスを利用しますが、ジュニアシートとして利用する場合は、ハーネスをはずしシートごと車のシートベルトで固定する方法を採用しています。

特に国産のチャイルドシートは機能重視で重量もあり、重心も高いですから本当にきちんと車のシートベルトで固定されているのか疑問でもあります。私はレカロの考え方の方が理にかなっていると思っています。

【長所】
○子供用とはいえ、レカロを所有してる満足感にひたれる
○子どもの成長に合わせて背もたれの高さを調整できる
○リクライニング機能がある
○オプションが意外と豊富で子どもの成長を理由にオプションを購入できる（これは、家計的には短所かな・・）


【短所】
○重い
○インパクトシールドが必要な年齢のうちは、夏は暑くてかわいそう
○インパクトシールドが必要な場合は、シートベルトの長さが不足する場合（車種による）がある
○子どもが乗っていないときは、シートベルトでシートをロックしておかないと、急ブレーキ時にチャイルドレカロが助手席にダイブする恐れがある