MOSSANの気紛れ日記

ゲームブック、レトロゲーム、マクロスが大好きです。
記事のテキストの改行は、PC準拠で行っています。

《雪の魔女の洞窟》 第98話 惜別

2017年02月28日 11時42分39秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
癒し手とやらを見つける為、私たちは月岩山地を目指す。

マーテル「ハア… ハア…」

私と赤速は二人三脚で進む。しかし、身体が鉛のように重い…
たった一歩が、まるで200ハロンほどにも感じる…

赤速「マーテル… もう… いいんだ…」

マ「し、喋ると身体に障るわよ…」

赤「君は… 自分が… 悪いと… 思ってるんだろ…?」

マ「そ、そうよ! 全部私のせい…」

赤「だったら… 僕に… 償え…」

マ「ええ、私にできることなら、何でもするわ」

赤「言ったな…? じゃあ… 約束だ… 
 シャリーラの… 〈死の呪文〉… なんか…」

マ「…!?」

赤「死んだら… 君は… 雪の魔女に… 負けたことになる…
 〈死の呪文〉に… 勝って… 僕の分まで… 生きろ…」

マ「いいわ、お安い御用よ。だけど、あなたも死なせない」

赤「負けたら… 絶対… 許さ…」

マ「────ッ!」

赤速が私の腕に強く指を食い込ませたかと思うと、ガクッと項垂れた。

マ「あ、赤速? まだ寝る時間じゃ…」

返事は無い。

















赤速、起きてよ…

















マ「赤速────ッ!」

















私は赤速を緑の草地に寝かせると、黙祷を捧げる。

マ(私のせいで…)











何がアナランドの勇士よ? 自分を安売りしないですって?
よくそんな偉そうなことが言えるわね!
たった一つの命すら救えなかったくせに…











もう冒険なんかしない。いや、何も考える必要すらない。
ずっと赤速の傍に…











マ(…! 赤速は言ってた…)











 僕の分まで生きろ











赤速と私は約束した。
約束の一つぐらい守らなきゃ、また怒鳴られるわよね…











マ(打ち勝ってみせる…)

シャリーラの高笑いを聞くのだけは御免よ。
きっと癒し手を見つけて、〈死の呪文〉を打ち破る。
死ぬのは、それからでも遅くないわ。











私は決然と立ち上がった。

マ(どちらへ進んだものかしら…?)

・このまま川に沿って東へ進み、山地に入り込む

・前方の吊り橋を渡って、向こう岸へ行く

マ(赤速… さようなら…)

癒し手を見つける為、私は歩き始めた…


★ステータス
技術点 11/11  体力点 11/20  運点 6/11

★持ち物

革の鎧

ザック
金貨148枚
食料4食分
マント
勇気のカエルの護符
魔法の銀の笛
投石器
鉄の玉1個
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角形の金属板

★メモ
白ネズミに気を付けろ
一度だけ魔神の力を借りることができる
グル・サン・アビ・ダァル
エルフの健康薬を飲んだ
コメント (2)

《雪の魔女の洞窟》 第97話 生きるわよ!

2017年02月28日 09時24分04秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
赤速「僕と君は… 癒し手と呼ばれる… 山の老人に… 会わなければ…
  いや… 僕は… もう… 手遅れ… だな…」

マーテル「何が〈死の呪文〉よ? 信じないって言ってるでしょッ!
    しばらく休めば、あなたも元気になるはずだわ。
    同じことを言わせないでッ!」

赤「〈水晶の洞窟〉が… 崩壊する時… 僕にも… 聞こえたんだ…
 雪の… 魔女… シャリーラの… 声が…」

マ「────ッ!」

赤速の言葉を聞いて、私の顔から血の気が引く…

マ「や、やっぱり…! だけど、シャリーラは死んだのよ?」

赤「思ったより… 〈死の呪文〉の… 影響は… 早く… 現れたな…
 呪いは… 消えずか… その通りだ… 逃れられない…」

マ「デタラメも程々にしなさいッ!
 私も身体中が汗だくだけど、まだまだ気力は残ってるわ!
 あなたと私は、まるで症状が違うじゃないのッ!」

赤「僕に比べて… 君が… 元気な理由は… わかってる…」

マ「えっ…?」

赤「エルフの健康薬が… 〈死の呪文〉の… 進行を… 抑えているのさ…」

マ「あのダークエルフが持っていた薬が…」

赤速の話は、全て筋が通っている…

マ「私って、本当に酷い女だわ。一人で全部…」

赤「気にするな… 僕は… 君に会えて… 良かった…」

マ「か、過去形で言うんじゃないわよ。私たちはこれからでしょ?」

赤「癒し手に… 会うまで… 僕は… 持たない… だろう…
 だけど… 君には… まだ… 時間が… ある…
 君だけでも… 癒し手に会って… 生きるんだ…」

マ「そ、そんな…!」

赤「いいんだ… 〈水晶の洞窟〉での… 奴隷暮らしは… 地獄だった…
 君が… その地獄から… 僕を… 救って… くれた…
 そして… 僕は… この空の下で…」

マ「死なせはしないわ!」

私は赤速に肩を貸す。
うわっ、重たいわね…! 細身のエルフとはいえ、私にはキツいわ。
だ、だけど、弱音を吐くわけには…

赤「マーテル… 何を…?」

マ「私があなたの支えになるわ。ゆっくりでもいいから進もう」

赤「無理だ… 僕なんかの… ことは… いい… 君だけでも…
 時間を… 体力を… 無駄に… 使うな…」

マ「さあ、勃って! 一緒にイクのよ」

赤「おい… その漢字は… 間違ってるぞ…」

マ「それがわかれば、まだ大丈夫よ」

赤「それに… カタカナで… 言うと… アブない…」

マ「あなたも私も、きっと助かる!」

赤「……」

マ「シャリーラの呪いなんかに負けないッ!」

ちょっとした私の好奇心が、思わぬ事態を招いてしまった。
赤速、絶対に死なせないからッ!





★ステータス
技術点 11/11  体力点 11/20  運点 6/11

★持ち物

革の鎧

ザック
金貨148枚
食料4食分
マント
勇気のカエルの護符
魔法の銀の笛
投石器
鉄の玉1個
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角形の金属板

★メモ
白ネズミに気を付けろ
一度だけ魔神の力を借りることができる
グル・サン・アビ・ダァル
エルフの健康薬を飲んだ
コメント

《雪の魔女の洞窟》 第96話 衝撃の告白

2017年02月28日 04時39分27秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
赤水川の岸に沿って、私と赤速は歩き続ける。











マーテル「ハア… ハア… う~ん…?」

どういうわけか、身体中が汗まみれになっているわ。
こ、呼吸も乱れてる… ああ、目眩が…

マ「────ッ!?」

ふと赤速を見た私は震え上がった。
彼は顔面蒼白になっていて、やはり私と同じように呼吸が荒いわ。
その目は虚ろで、まるで焦点が定まってない。

赤速「少し… 休もうか…」

マ「え、ええ…」

ドサッ

赤速の言葉にホッとした私は、草村に倒れてしまった。
し、心臓が早鐘のように激しく動いている…

マ(どうしたっていうの? か、身体が…)

赤「遂に… 言わなきゃ… ならない… 時が… 来た…」

赤速が苦しそうな声で、私の疑問に答えるように言う。

赤「僕の… せいだ…」

マ「な、何のことよ?」

赤「〈水晶の洞窟〉で… 僕が読んだ… 羊皮紙のこと…
 覚えてるかい…?」

確か…

 エレオメネム。ケネユイハサワユヲゾメネノ、ネレアナユチツサニ。
 クチサツネンルリケテノヅカトア。スアズアキリサヲヅサニンアア。
 -サモラーヨ-


マ「あ、あのチンプンカンプンな文がどうかしたの?」

赤「あれは… 読んだ者を… 死に至らしめる… 〈死の呪文〉だ…
 雪の… 魔女の… 仕掛けた… 罠…」

マ「────ッ!」

それが本当なら、私は大変なことを赤速に…
私のせいで… 私が解読を頼んだせいで…

赤「僕が… 迂闊だった… 目で読むだけで… いいものを…
 声に出して… 読んだばかりに… 君に… 聞かせて… しまった…
 もっと… 警戒… するべき… だったのさ…
 怒鳴ったり… して… 悪かった…
 僕は… 腹が立っていたんだ… 自分自身に…」

マ「ち、違う! あなたは悪くない。
 そもそも〈死の呪文〉なんて、私は信じないわ。
 多分、あなたは疲れているだけよ。
 私を見なさい。まだまだ叫ぶぐらいの元気はあるわッ!
 あなたの言うことが本当なら、私も同じ症状に…」

・エルフの健康薬を飲んだことがある

・飲んだことはない

イアン=リビングストン、そんなこと聞いてる場合じゃないわよ!


★ステータス
技術点 11/11  体力点 11/20  運点 6/11

★持ち物

革の鎧

ザック
金貨148枚
食料4食分
マント
勇気のカエルの護符
魔法の銀の笛
投石器
鉄の玉1個
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角形の金属板

★メモ
白ネズミに気を付けろ
一度だけ魔神の力を借りることができる
グル・サン・アビ・ダァル
エルフの健康薬を飲んだ
コメント

《雪の魔女の洞窟》 第95話 さよならは言わないわ

2017年02月27日 21時58分47秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
ビッグレッグ「さあ、行くぞ」

スタブ「赤速、お姉さん、悪いがここでお別れじゃ…」

マーテル「私たちも一緒に…」

ス「これはワシらの村の問題じゃ。お前さんたちを巻き込むわけにはいかん」

赤速「マーテル、スタブを困らせるな。僕たちは邪魔だ。
  そうだろ、スタブ?」

マ「……」

ス「そういうことじゃ。お姉さん、わかってくれるわの?」

マ「私たちは、ずっと友達よ」

ス「もちろんじゃ。赤速、オバ…お姉さんと仲良くな」

赤「な、何を?(@ ̄□ ̄@;)」

マ「(*^。^*)~♪」

ビ「スタブ、挨拶は済んだか?」

ス「おお、待たせたのう。それじゃ、二人共、元気での」

スタブとビッグレッグは、いよいよ“戦いのハンマー”を見つける旅に出る。

マ「スタブーッ、頑張ってねーッ!!」

私は大声で叫んだ。赤速も手を振りながらスタブを見送る。











マ「スタブ、行っちゃった…」

赤「さあ、僕たちも月岩山地へ急ごう」

マ「えっ? 一日ぐらい村でゆっくりしていっても…」

赤「急ごうって言ってるんだッ!!」

マ「わ、わかったわ…」

赤速に怒鳴られるのは、これが初めてじゃない。
だけど、何か怒らせるようなことをしたかしら…?

赤「スタブがいなくなったのは好都合だ

マ「そ、そうね…(やっと私に告白する気だわァ♪)」

赤「さあ、時間が無い

私と赤速はストーン・ブリッジを後に、赤水川の岸に沿って東へ向かう。
山トロールの奇襲を警戒しつつも、ドキドキするわね。
赤速と二人きり…だもの(#^.^#)











赤「ストップッ!」

マ「どうしたのよ?(こんなムードの無い場所で)」

赤「三匹の山トロールが、武器を研いでいる…」

私には見えないけど…? そっか!
エルフの視力は並外れていると聞いたことがあるわ(自信無いけど…)
そういえば、平原でモーリを一番に見つけたのも赤速だった。
ここで運試しをする。出目は『3+3』で、何とか吉と出たわ。
(運点-1、7→6)

私と赤速は、山トロールに気付かれずに通り過ぎることができた。


★ステータス
技術点 11/11  体力点 11/20  運点 6/11

★持ち物

革の鎧

ザック
金貨148枚
食料4食分
マント
勇気のカエルの護符
魔法の銀の笛
投石器
鉄の玉1個
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角形の金属板

★メモ
白ネズミに気を付けろ
一度だけ魔神の力を借りることができる
グル・サン・アビ・ダァル
エルフの健康薬を飲んだ
コメント

《雪の魔女の洞窟》 第94話 ストーン・ブリッジに何が?

2017年02月27日 21時30分32秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
マーテル(赤速とスタブは大丈夫かしら?)

私は二人の加勢に向かう。だけど、その必要はなかったみたい。

スタブ「おりゃあーッ!!」

赤速「それッ!」

怒り爆発のスタブのパワーと赤速の素晴らしい剣捌きの前に、
四匹の山トロールは成す術が無い。











どうやら終わったみたいね。

マ「二人共、お見事♪(#^ー°)v」

赤「コイツらは、何か持ってるかな?」

ス「大した物は無いじゃろう。それより急ごう!」

山トロールの持ち物を漁る時間すら惜しんで、スタブは歩き始めた。
私と赤速も後に続く。そして…

















遂に私たちは、ストーン・ブリッジに着いた!

ス「か、帰ってきた…」

赤「スタブ、嬉しいだろう?」

マ「賑やかそうな村ね」

ストーン・ブリッジのドワーフの一人が、スタブに気付いて叫んだ。

ドワーフA「スタブ、スタブじゃないか! スタブが戻ってきたぞーッ!!」

ドワーフの声を聞いたスタブの旧友たちが、総出でスタブを出迎える。

ドワーフB「しばらくだな。どこに行ってた?」

スタブ「まあ、色々あってのう」

ドワーフC「この野郎、生きてやがったか!(^O^)」

だけど、私と赤速は、あることに気付いた。

マ「スタブと話してるドワーフたちはともかく…」

赤「他の連中は冴えない顔をしてるな。この村に何が…?」

マ「…! スタブたちの雰囲気が変わったわ。
 険しいムードね。何を話してるのかしら…?」

赤「僕たちも行ってみよう!」

私と赤速は、スタブたちの所に駆け寄る。











ス「何じゃと? ジリブラン王が持つ、“戦いのハンマー”が盗まれた?」

A「そうなんだ。山トロールたちが攻めてきてるっていうのに…」

B「村の戦士たちの士気も下がる一方だ…」

C「このままでは…」

ス「よし、ビッグレッグに会ってみる。ヤツなら何か知っとるはずじゃ」

マ「私も行くわ!」

赤「僕もッ!」











ビッグレッグとやらは、村の宿屋にいた。

ス「ビッグレッグ、詳しく話してくれ」

ビッグレッグ「“戦いのハンマー”を盗んだのは、一羽の大鷲だ」

マ「どこに持ち去ったかわからないの?」

ビ「村の者が見た。
 その大鷲は、“ハンマー”を森に落としてしまったらしい」

ス「森じゃと? まさか…」

ビ「察しの通りだ。“ハンマー”は、あの〈ダークウッドの森〉に…」

ス「ビッグレッグ、そこまでわかっておるなら…」

ビ「ああ、お前がいれば百人力だ。すぐに出発しよう」

話が済むと、スタブたちは〈ダークウッドの森〉へ向かう仕度を始める。


★ステータス
技術点 11/11  体力点 11/20  運点 7/11

★持ち物

革の鎧

ザック
金貨148枚
食料4食分
マント
勇気のカエルの護符
魔法の銀の笛
投石器
鉄の玉1個
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角形の金属板

★メモ
白ネズミに気を付けろ
一度だけ魔神の力を借りることができる
グル・サン・アビ・ダァル
エルフの健康薬を飲んだ
コメント