MOSSANの気紛れ日記

ゲームブック、レトロゲーム、マクロスが大好きです。
記事のテキストの改行は、PC準拠で行っています。

《炎の神殿》 第16話 アイツが来ているのか!

2018年02月26日 06時31分47秒 | 炎の神殿(完結)
俺は壁に背中を押しつけて、巨大な階段の陰に身を潜める。











MOSSAN(ヤバい…!)

しばらくすると、二人の男が俺の隠れている場所の傍を通り過ぎる。
フーッ、どうにか見つからずに済んだようだな…

M(しかし…)

このピラミッドを最初に見つけたのは、俺だとばかり思っていた。
それだけに、鎧で身を固めた歩硝たちが巡回していることはショックだ…

歩硝A「社会思想者のゲームブックの中で最も入手困難なのは?」

歩硝B「《天空要塞アーロック》じゃねェのか?」

M「…!!」

言葉がわかるッ! この歩硝たちは、俺と同じ国の人間らしい。
俺のショックは倍増した。

M(あ、あの紋章は!)

歩硝の一人が俺の方へ身体を向けた時、全ての謎が解けた。
外套に刻まれた白地に黒の紋章…

M(コイツらはダモンティールの兵隊だなッ!)

忌むべき敵も、この〈カタクの神殿〉に辿り着いていたんだ。
タッチの差で先を越されたってわけか。

M(チクショウ…)

歩硝たちは立ち止まって、腰に付けた水筒から酒をラッパ飲みしている。
俺はヤツらの会話に聞き耳を立てた。

歩硝A「このクソッタレめ、水筒で叩き潰してやろうかッ!」

首の周りを飛び回る蝿に向かって水筒を振り回しながら、
一人の歩硝が喚いた。

A「退屈や暑さは構わんが、このクソ忌々しい虫だけは我慢できん。
 なぜボスは、俺たちを置き去りにしやがったんだ?」

歩硝B「ダモンティールのダニ野郎がぁッ! ペッ…」

もう一人が地面に唾を吐く。

A「おい、ボスの悪口は聞き捨てならねえぞ」

B「フンッ! テメエも帰ったほうがいいんじゃねえのか?
 こんな小汚ない墓をウロチョロして、何の意味があるっていうんだ?
 あのダモンティールみてえなオ○マとデートでもする気かよ?
 このホ○野郎ッ!」

A「墓じゃねえよ、神殿だぜ! ボスが言ってただろうが?」

B「墓だろうと、ゴミ処理場だろうと関係あるかよ。
 俺たちみたいな欲張りに、ダモンティールが分け前をくれると思うか?
 分け前どころか、財宝の傍にさえ近寄らせないつもりだろうぜ!
 そうでなきゃ、あんな化け物たちを連れているはずがねェ。
 悪夢兵だって? ダモンティールの強欲野郎めッ!」

M(そういうこと…か)

この二人の会話で、ある程度のことはわかった。

M(悪夢兵まで連れてきているとは…)

厄介なことになりそうだ。それでも俺は引き下がらない。
この神殿に眠る全ての宝を渡してなるものかッ!

M(ダモンティール、あの時のことは忘れちゃいないぜ…!)

俺の手を何度も踏みつけ、奈落へ落とそうとした魔道士…
これ以上は好き勝手にさせないからな!

・歩硝たちを攻撃する

・気付かれないように階段を上ることにする

よし、“魔法の剣”の切れ味を試してみよう。


☆ステータス
体力ポイント 29/31  PSIポイント 9/9  敏捷ポイント 7/7

☆持ち物
魔法の剣
ナイフ
鎧一式
背負い袋
水筒(新鮮な水が入っている)
金貨10枚
宝石で装飾された短剣
宝石の付いたブローチ
毒蛇の解毒剤

☆GAME OVERの記録
流砂に沈む
ジャンル:
レトロゲーム
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2 コメント

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歩哨Aの気持ちはよくわかります。 (批判屋ALADDIN)
2018-05-06 00:47:23
 私も物事に集中しているとき、不意に視界に蠅や蚊が入ってくると叩き落としたくなります。蠅や蚊に罪はありませんが。
 それ以上に腹が立つのは、人為的に小さい物体を私の目の前に突き付けられることです。

 ダモンティール(ダモンティーユ)の部下でさえダモンティールを嫌っているのですから、如何に彼が邪悪かわかるというものです。この先のダモンティールの所業も含めて。
>ALADDINさん (MOSSAN)
2018-05-06 19:50:56
面と向かって文句を言えないというのは、現実の社会でも多いケースです。
会社などでは、上司の代わりに他の者が罵声を浴びることも…
何もかもが順風満帆の組織なんて、世界中を探しても見つからないでしょう。
陰口でしか不満を晴らせない歩硝は、ある意味で人間らしいです。
このような人間は、世の中に山ほどいるでしょうね。

ダモンティールはカリスマではなく、自身の魔力で部下を従わせているのでしょう。
魔力とはいっても、道具や怪物に頼った力ですが…

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