MOSSANの気紛れ日記

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記事のテキストの改行は、PC準拠で行っています。

国際版 少年少女世界童話全集⑲ 《空とぶかばん》

2021年07月05日 09時51分22秒 | 童話
今日は《空とぶかばん》の記事を書きます。




アンデルセンの作品です。




誰でも聞いたことがあるタイトルのはずです。




では、読んでみましょう。




目次です。この巻に収録されている作品は少ないです。
しかし、どの作品も児童向けとしてはボリュームがあります。




ある町に商売上手な商人がいたのですが、寿命で亡くなりました。
残された遺産を息子が引き継ぐことになります。
しかし、この息子は無駄遣いばかりしていました。
働きもせず、金貨を池に沈めたり、お札で凧を作ったりと、
信じられないほどにお金を粗末に扱っていたのです。
当然、瞬く間に貧乏になってしまいました。




そんな彼を見捨てなかった友達が古い鞄をくれました。
親切ではありますが、中に入れておくような代物はありません。
というわけで、商人の息子自身が入ってみると…




鞄が宙へ浮かび上がりました!!(;゜□゜)




商人の息子を乗せたままで鞄は飛んでいきます。
やがて鞄はトルコの森の中に不時着しました。
遥か遠くには立派な城が建っています。




通りすがりの女性に尋ねると、あの城には美しい王女がいるそうです。
彼女は占い師に『好きな人ができると不幸になる』と言われたので、
その美貌がありながらも独身だそうです。
商人の息子は鞄に乗って城へ行き、王女の寝室へ忍び込みます。




王女は驚きましたが、騒いだりはしませんでした。




商人の息子は『私はトルコの神』だと騙って、王女にプロポーズします。
息子の面白い話を聞いているうちに、王女も惹かれてきたようです。
王女は『自分の父(王様)と母(妃)に愉快な話を聞かせてほしい』と言います。
王様と妃を喜ばせれば、きっと結婚は許されると聞いて、
商人の息子は御伽噺を贈り物にすることに決めます。






約束の日が来ました。さあ、どんな御伽噺が始まるのか…?




まずは一本のマッチが自慢話をします。
自分はマッチだけに細いですが、昔は大きな松の木だったのです。




その松の木の中でも大黒柱だった幹は船のマストにされて、
世界中の海を航海しているそうです。
また、他の枝たちも様々な用途にされたようです。
マッチは『点火する』という自分の役目に誇りを持っています。
他の幹や枝も立派だけど、自分だけは育ちが違うと言います。




マッチの話に鍋が口を挟みます。
『いつも火で炙られ、それが終わった後は身体を磨かれるのが嬉しい』と…
この台所にいる誰(?)よりも大切にされていると言います。






マッチと鍋の話を聞いて、水差しや椅子たちも騒ぎ始めました。
同じように自慢話をしたり、歌ったり、踊ったり…




騒ぎがピークに達した時、ドアが開きました。女中が帰ってきたのです。
女中がマッチを擦ると、台所の中が明るくなりました。

 『この輝きには誰も敵わないよな』

威張った途端、マッチは燃え尽きてしまいました。

以上が商人の息子の創作です。王様と妃は満足そうに頷きました。
商人の息子と王女は結婚を許されたのです!




 『あの王女が遂に結婚する?』

噂は広まり、町中は大騒ぎになりました。




商人の息子は鞄に乗って、空から花火の火を撒き散らします。
花火を知らないトルコの人々は驚きの声を上げました。

 『見て! もう夜なのに、空が明るく…』

 『さすがは神様だ』

商人の息子は得意の絶頂でした。鞄で森へ帰って、寝ることにします。
明日は王女と結ばれる… ところが、翌朝…

花火の火のせいで鞄が灰になっていました!!(;゜∀゜)

もう空を飛ぶことができません。城へ戻れません。王女にも会えません…




美しき王女は商人の息子を待ち続けます。
だけど、占い師の言葉が本当ならば、これで良かったのかもしれません。




《こうのとり》もアンデルセンの名作です。






どの挿絵も画風と彩色が素晴らしいです。




この《にんぎょひめ》も有名な作品ですね。
凛々しい王子を見て、人魚姫の胸は熱くなります。
しかし、人間と人魚が結婚するなんて、無理な話です…




人魚姫は魔女に頼んで、自分の声と引き換えに人間の脚をもらいます。
これで王子と同じ人間の姿になれました。
けれど、もし王子が他の女性と結ばれた場合、人魚姫は泡になってしまいます。




無情にも王子は別の女性と結ばれることになりました。

 『王子を助けたのは私なのに… 誰よりも王子が好きなのに…』

人魚姫の心は沈みます。そして海の泡になる運命…
魔女にもらったナイフで王子を刺し、その血を脚に掛ければ、
元の人魚に戻れますが…




そんな残酷なことができるはずがありません。

 『王子を殺すぐらいなら、海の泡になるわ…』

人魚姫は海へ飛び込みました。身体が透き通り、泡に変わっていきます。
しかし、魂までが消えてしまったわけではありません。
昇天した彼女は風の精たちと共に、花の香りや涼風を人々に届けるのです…




こちらはロシアの民話です。




空から舞い降りてきた美女…


童話全集のレビューも次回で第20巻です。

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