挑戦のグレープフルー2(ツ)

ある日突然、自分が心筋梗塞に!更に大腸癌の発症。病気を通じて知った人の温かさ・冷たさ!私は決して、あきらめない。

練習試合の大敗

2006-09-18 21:45:41 | バスケ
昨日に引き続き練習試合を行った。

今日の対戦相手は、県の北部からやってきた大型チーム
でわが中学では、運動量・高さ・気持ち面で全く
歯がたたない。

許せなかったのは、全く勝つ気がない。最初からあきらめている
子供達の姿勢に腹がたった。
ボールをもつと逃げる・逃げる。人にパスすることばかり
考えて攻めない。

全員1年生に交代した。(2年生が主体)1年生は一生懸命
やった。試合は大敗だった、もてる力をすべて出し切った
がむしゃらさが、伝わり見ている人は何かを感じてくれた
と思う。

このファイティングスピリッツが大切だ!と強調した。
この1年をみて、上級生としてお前らなんとも思わないのか??
昨日のチームとは全くの別人のような動き!私は2年生全員を
叱咤・激を飛ばした。

「出来ない人に言うならともかく、出来る人に、なぜ出来ないと
いって何が悪い?出来るのに出来ないのは、怠けていると
世間ではいうんだ!覚えておけ」といった。
勿論、全員が出来るわけではない。これが私の今までの
指導法。叱咤激励というやり方をずっとやってきた。子供達の
可能性を信じて・・・!

私の中学の1年に、両親がいなく、おじいさんと暮らしている
問題児がいる。この子はバスケの実力は他の群を抜いていた。
それもそのはず、ミニバスケットの市選抜に抜擢された経験者。
しかし、現在は学校にほとんど来なく、遊び回っているらしい。
今回の練習試合にはきたので、未だ脈ありと思った。
顧問の先生が言った。「コーチ、やつにはバスケしかない!
だから試合にだして、いい思いをさせてあげたい。そうすれば
学校にきてくれるかもしれない・・・」
先生の気持ちが痛い程伝わってきた。

私は保護者の批判を予想しながらも、徹底して彼を起用した。

そして彼にいった。

「お前をチーム全員が必要としているぞ」
「チームのために、来い!人に必要とされることって
人生でそう何回もないぞ」っていった。

彼は笑ってうなずいてくれた。気持ちが通じてほしいと
願って止まなかった。


試合が終わる途中で実は気分が悪くなった。もう終了まもなく
であったが、目まいがしはじめた。こんなときには、
そう!!あのパニック症状がでる。こんな場所ででたら大変だと
思い、精神安定剤を口に含んだ。

挨拶を済ませて、帰宅の途中、やはり気分が悪くなった。急いで
途中のスーパーの駐車場へ退避。そのスーパーでバナナを買い、
たべて薬を飲んだ。
しばらくして、動悸が治まり、急いで家へ向かい、ベットに横に
なる。3時間は経過したか?今ブログを打てるまで
回復した。

自分を痛めつけている??いいや、そうじゃない。

なぜなら、私は必要とされているからだ。