詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

ポストカードその2 ホイッスラー「青と金色のハーモニー:ピーコック・ルーム」1876-77年 フリーア美術館

2015-03-14 23:28:49 | ポストカード
ポストカード第二番は
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
「青と金色のハーモニー:ピーコック・ルーム」です。
検索してもらえればお分かりの通り作品となっているのは
絵画も含まれた室内装飾です。
ポストカードは部屋の片方の壁際から反対の壁に照準を合わせて撮ったものが一枚、
部屋のもう片方の壁際から反対の壁に照準を合わせて撮ったものが一枚、
計二枚でワンセットで(一枚ずつ買うのですが)
二つとも同じポストカード名となっています。
この二枚のポストカードはこの前まで開催されていた「ホイッスラー展」を
横浜美術館で観た時に買いました。絵画というより写真の作品と言えます。
ホイッスラーはジャポニズムの巨匠となっていますが、
ジャポニズムは日本のことだけでなく東洋の要素を取り入れることのようです。
暖炉の上の絵画『陶磁の国の姫君』の女性は着物を着ている西洋の女性で
何か密室トリックが起こりそうな趣きのダイニングルームです。
私がなぜこのポストカードを買ったのかというと、
龍のような二羽の孔雀を描いた壁が主役の画の構図が
パッと見なかなかいいなと思ったからでした。
この孔雀の画を中央に配置することによって部屋に優雅な抑制を与えていて
全体の雰囲気が引き締まっていると感じます。
横浜美術館では「ピーコック・ルーム」は映像で紹介されていました。
さすがに部屋を横浜美術館まで運ぶのは大変ですからね。
でもこの部屋はアメリカのフリーア美術館にあるそうです。
映像の紹介の中に、
この部屋の所有者でホイッスラーのパトロンのフレデリック・レイランドは、
自分の意向を無視され勝手に部屋を装飾されたことが原因で
ホイッスラーと永遠の仲たがいをしたのに、
部屋の装飾はそのままにしたとありました。
「人を憎み、作品を憎まず」ですね。
作品への評価は、誰が成し遂げたかに影響されない
(レイランドは部屋を改造するのが面倒だっただけかもしれませんが。)。
これを実践するのは難易度高そうです。
だって誰が成し遂げたかは大切なことですからね。

<第8週週刊将棋五段問題封じ手(第1586回・2月25日号)>
先週掲載した私の封じ手は▲2八金。
週刊将棋の解答は▲2八金。
正解。8問中7問正解。正解率88%。
<第9週週刊将棋五段問題封じ手(第1587回・3月4日号)>
私の封じ手は▲7三桂不成。
この手に9二金打と粘られるとしんどいが
以下8一桂成、同金、同飛成、同玉、7四桂、7一玉、9二銀成、
6二桂、8二成銀、6一玉、4一金、5一金、6二桂成、同玉、
5四桂、同歩、5三金、6一玉、5一金、同玉、
5二金打までが一例で勝ちか。

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