詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

藤井四段と「最強の終盤」

2017-07-02 18:13:02 | 詰将棋の本



第75期名人戦で佐藤天彦名人が挑戦者の稲葉陽八段を下し名人防衛、棋聖・王位・王座と防衛戦が続く羽生善治三冠が早ければ王座戦でタイトル通算100期到達、第40期名人でタイトル計8期の加藤一二三九段の引退、叡王戦が来期からタイトル戦に各上げされ8大タイトル時代に突入と話題が多い将棋界だが、やはり藤井聡太四段がデビューから無傷の29連勝で連勝新記録達成は歴史的なニュースだった(写真上)。今日は30連勝かけて佐々木勇気五段と竜王戦決勝トーナメントを戦っている。佐々木五段と言えば詰パラ2016年5月号の表紙に詰将棋を提供したり(写真上)第14回詰将棋解答選手権チャンピオン戦で6位になるなど詰将棋でも活躍していて、今期の竜王戦では4組優勝を果たし決勝トーナメント進出を果たしていた。終盤が強い藤井四段でも強敵の佐々木五段相手に終盤での逆転は大変なので中盤の戦いが重要になる。私は妻と息子(※ぬいぐるみ)にガイドをしながら竜王戦ネット中継を見ている。

藤井四段のように強くなりたい子供も増えているだろう。私は息子に「最強の終盤 詰みと寄せの最重要手筋104」(写真下)をプレゼントした。将棋の終盤は詰みを読むだけではなく、詰めろをかけて優勢を築いたり、必至をかけて勝利に結びつけたりすることも重要。この本には「囲い別の詰まし方」「詰めろの掛け方」「必至の掛け方」と終盤が強くなるには必須の局面が詰まっている。マイナビ将棋BOOKSから出ていて著者は及川拓馬六段。

今年の第33回詰将棋全国大会は7月16日(日)愛知県で開催され、看寿賞・門脇賞の表彰式、握り詰優勝者発表などがある。私は都合で行かれなくなってしまって残念だ。地元神奈川の大会だったら散歩ついでに行けるのだが…

初代棋王で第34期名人挑戦者の大内延介九段死去の報も確認した。第34期名人戦では中原名人とフルセットの激闘を繰り広げた。ご冥福をお祈りします。


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