詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

五段問題背水の陣

2015-08-23 18:38:51 | 日記
初夏に行われた棋聖戦五番勝負は羽生善治棋聖が豊島将之七段を3勝1敗で下し防衛、真夏の王位戦七番勝負(羽生善治王位対広瀬章人八段)は第4局まで行われ3勝1敗の羽生王位が次勝てば防衛の状況、王座戦は羽生善治王座対佐藤天彦八段の対決で9/2にみなとみらいの横浜ロイヤルパークホテルで行われる第1局で開幕。春の名人戦も羽生名人防衛だったし今年度上半期は羽生シリーズの様相を呈している。
私の今年度上半期は仕事の繁忙期と引越が重なったりしたが、今は両方とも一息ついたので詰将棋投稿活動もアクティブにしていきたい。週刊将棋五段問題トレーニンングは毎週欠かさずこなしているが、ここのところ不正解がポツリポツリ出てきて目標の年間成績90%ピンチの状況。背水の陣だと思って臨んだ今週の問題も苦戦(下記参照)。まがりなりにも詰将棋作家なのに何をしている。しかし言い訳はしない。正解率100%にならないのは実力がないからだ。まあトレーニングごときに背水の陣と言うのは大げさで背水の陣というのに相応しいのは例えば、第65期名人戦(森内俊之名人対郷田真隆九段)で当時名人通算4期の森内名人が勝てば永世名人という第6局必勝の局面で王手龍飛車をかけてから大逆転負けを喫し、その後第7局に永世名人になるか逃すか歴史がかかった一番を迎えた、これが背水の陣だろう。森内名人は終盤もつれた第7局を制し18世名人となり同時に精神的なタフさも証明した。
永世をかけた一番で記憶に新しいのは第21期竜王戦で渡辺明竜王対挑戦者羽生善治名人の戦い。竜王対名人の戦いでしかも勝ったほうが初代永世竜王というザ・ファイトといえる舞台。渡辺竜王が3連敗という背水の陣から4連勝で初代永世竜王になった。確か当時「100年に一度の戦い」と言われたのでは。その渡辺明初代永世竜王は現在棋王で、進行中の竜王戦の挑戦者決定戦3番勝負を永瀬拓矢六段と争っている。初戦を制していて8/31の第2局に勝てば糸谷竜王への挑戦が決まる状況。果たして。

<第31週週刊将棋五段問題封じ手(第1609回・8月5日号)>
先週掲載した私の封じ手は▲6九角。
週刊将棋の解答は▲9一龍。
不正解。錯覚いけないよく見るよろし。
31問中27問正解。正解率87.1%。9割復帰には9問連続正解が必要になった。
<第32週週刊将棋五段問題封じ手(第1610回・8月12日号)>
私の封じ手は▲9三角。
が、7五桂とされた時の対応が分からない。しかし他の手も駄目そうだ。
9三角で勝負するしかない。

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