詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

第31回詰将棋全国大会参戦記(下)

2015-08-02 19:13:36 | 詰将棋全国大会
【第31回詰将棋全国大会参戦記(上)より続く】
アマレン杯握り詰には19の作品が出品され、それらが紹介された。握り詰とは「駒箱から適当な駒を選び、選んだ駒で盤面と攻め方の持ち駒を構成して作る詰将棋」とウィキペディアに書いてあるように指定された駒の種類と数の条件を一切崩さずに詰将棋を作ることである。私も今年は挑戦したが完全作投稿に至らずアマレン杯初登場は来年以降に持ち越しとなった。アマレン杯優勝者決定の過程は、休憩時間までに参加者がどの作品に投票するか決め投票、即日集計となっている。作品解説が載っている冊子を見ながらどれに投票するか決意し休憩時間に投票。
休憩後の第二部はミニ詰将棋解答選手権から始まる。名人戦のように持ち時間が長いと強みを発揮するタイプの私は一手詰でも味わいながら解く。優勝者は解答王の竹中さんだった。その後に行われた詰将棋クイズでは北浜八段がプロ棋士の貫録(?)を見せ優勝。
懸賞詰将棋解説では作者の村田五段が自分で解説しながら悩みたくなるほどの難問。
アマレン杯握り詰優勝作品も発表され馬屋原さんの作品が選ばれる。これを握り詰でやるとは。村田五段の懸賞詰将棋とアマレン杯優秀作は詰パラ9月号にて掲載されるそうだ。参加者紹介、スタッフ挨拶、記念撮影と進み大会終了。
大会後には大阪上本町駅前にある中華料理屋の百楽本店で催された懇親会にも参加した。各テーブルで賑やかに歓談の輪が咲いている。まだ作家デビュー1年半でお酒が飲めない私は名刺配りにも精を出す。名刺を渡し損ねた人もいたが、概ね納得の成果で名刺入れも頑張ってくれた。料理も堪能した。上の写真の本「面白い詰将棋」の著者で地元の柴田さんにも挨拶に行くと、よー来た、と歓迎してくれた。「初入選はいつや?41歳か、すげーなー。俺なんか15歳だよ。」と昭和10年生まれなのに元気そうなのは詰将棋をやっているからかな、と思った。私が手に持っている入手したばかりの詰パラを見て「もっと昔の詰パラに価値があるんや。」と時代感を滲ませていた。私が入手した詰パラとは第1回新人コンクールが開催された94年7月号とその解説が載っている94年10月号(いずれも上の写真)。10月号の表紙詰将棋は岡田敏さんの入選437回目の作品。これを詰将棋鑑賞その3に持ってこよう。その他に詰将棋作品集「アトリエ」と「解けてうれしい詰将棋増刊号 詰将棋ひとりごと ミニ」も入手したので(いずれも写真上)いずれブログで紹介する予定。来年の大会は岡山県倉敷市か。本陣殺人事件の舞台ではないか。是非行きたい。果たして。
大会と懇親会を満喫しホテルに戻り翌日(7月20日)帰路に着く。
大会の模様は、私のブログからブックマークしている「詰将棋メモ」などから詰将棋全国大会のページに行けば過去の大会を含めて詳細を見ることが出来るので是非。

<第28週週刊将棋五段問題封じ手(第1606回・7月15日号)>
先週掲載した私の封じ手は▲3二銀不成。
週刊将棋の解答は▲3二銀不成。
正解。28問中25問正解。正解率89.3%。
<第29週週刊将棋五段問題封じ手(第1607回・7月22日号)>
私の封じ手は▲8二角。
これに後手詰みを逃れる応手7四玉に対しても9三角成で大丈夫。3九銀の王手にも同馬と対応出来る。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする