「アイネクライネナハトムジーク」
伊坂幸太郎著、幻冬舎文庫、2017年8月
伊坂幸太郎の6編の連作短編集。
各話主役は異なり、一部は時代も異なりますが、
登場人物が少しずつ重なっていて、
似たようなシチュエーションで似たようなセリフも出てきます。
連作短編集のおもしろさでもあるのですが、
どこで出てきたか思い出せないと、モヤモヤしながらページを遡ることになります。
ネットで検索したところ、本作の登場人物の相関図を独自に作られた方もいるようです。
参考にしました。
あとがきによると、
1つ目の「アイネクライネ」と2つ目の「ライトヘビー」は
ミュージシャンの斉藤和義と関わりがあるそうです。
「ライトヘビー」には謎の人物・斉藤さんが登場しますし、
映画版の主題歌も斉藤和義が担当しました。
残念ながらタイミングが合わず、映画は見に行けませんでしたが。
「メイクアップ」は完結していないように思えますが、どこかに続きがあるのでしょうか。
斉藤和義さんの歌を聞いて退職して作家に専念したそうですね。
映画フィッシュストーリーは2人の作品で、傑作だと思います。
伊坂幸太郎と斉藤和義ふたりの関係は深いんですね。
「フィッシュストーリー」も本は家にありましたが、どんな話か忘れてしまったので、また読んでみます。