【CRSプログラム入門】 第2回 オブジェクトとイベントハンドラ

2006-08-01 14:01:19 | 【CRSプログラム入門】
オブジェクトとイベントハンドラ
 Biz/Browserで実行されるCRSプログラムは、オブジェクトとイベントハンドラで構成される。
 オブジェクトは、ボタンやラベル、テキストボックスといった機能を持つものが70種類以上ある。CRSプログラムではこれらのオブジェクトのインスタンスをどのような構造で生成するかを記述してゆく。
 イベントハンドラは、オブジェクトにより定義されるさまざまなイベントが渡される。そしてそれらのイベントに対してどのように動作をさせるのかを記述してゆく。例えば、ボタンをクリックしたときに実行するといったような動作である。また、ユーザ定義のイベントも利用できるので柔軟性がある。


【CRSプログラム入門】 第1回 CRSとは?

2006-08-01 13:01:29 | 【CRSプログラム入門】
CRS
 Biz/Browserで実行される言葉は、HTMLではなくCRS(Chain Reflection Script)と呼ばれるJavaScriptライクなスクリプト言語だ。JavaScriptと基本は同じなので理解するのは容易である。業務系でのHTMLの限界を補完するために生まれた言語だ。
 CRSプログラムはBiz/Browserによりファイル単位でロードされ中間言語にコンパイルされた後、インタプリタにより順次実行される。同時に各CRSプログラムはコンパイルされた形でローカルのキャッシュに保存される。次回からはキャッシュされたほうがロードされ実行される。
 そのためキャッシュされているものはサーバからロードされないので動作速度が高速となるわけだ。


☆アプリケーションサーバの役割

2006-07-12 01:22:27 | Biz/Browser
 Biz/Bowserを利用する場合に必要になるのが、Webサーバとアプリケーションサーバとデータベースサーバだ。画面制御はBiz/Browserが担当する形になるので、アプリケーションサーバの役割はデータの抽出処理や更新処理などデータベースとのコネクションやログインユーザのセッション、セキュリティなどの管理を行うようになる。

 画面情報のファイルはCRSファイルと呼ばれるjavaScript互換のスクリプトで、HTMLと同様にWebサーバ上に置かれる。最初のアクセスの時だけダウンロードされクライアント側にキャッシュされる。2回目以降はクライアントのキャッシュで動く形になる。そのためサーバとBiz/Browserの画面間の通信はCSV形式、XML形式などのテキストデータのみになる。

 このようにそれぞれのポジションでの役割が明確になって処理効率も向上し、全体の応答スピードが速くなり、トラフィックも低減できるわけである。

☆Web帳票印刷サーバ

2006-07-09 00:10:02 | Biz/Browser
 「Biz/Browser」にも印刷機能はありますが、アクシスソフトには、Web帳票印刷のためのツールとして「Biz/PrintServer」があります。帳票印刷機能をWebアプリケーションに付加するためのサーバソフトウェアツールです。従来のWebシステムにおいて困難であった、基幹業務システムにおける帳票印刷をWeb環境で実現し、帳票印刷の問題を楽々に解決する、インテリジェンスな機能性を備えたWebシステム向けWeb帳票印刷サーバです。

 これも実際に使ってみるとなかなか良くて、帳票作成ツール「Biz/PrintStream」での項目位置や実データとの関連付けなどのレイアウト設定、印字書式の設定、ヘッダー/明細/フッターの印刷制御などが細かいところまでできます。こちらを使うほうが複雑な帳票も簡単に作れますね。

☆Biz/Designerでの開発

2006-07-08 19:14:53 | Biz/Browser
 「Biz/Browser」には、GUI開発環境として「Biz/Designer」があります。「Biz/Browser」で動作させる画面情報のソースファイルは、CRSプログラムというJavaScript互換のスクリプト言語なのでJavaScriptのネイティブオブジェクト、スクリプトのステートメントや演算子などテキストレベルで記述することも出来ます。 

 「Biz/Designer」では、そのCRSプログラムの開発効率をUPさせるために、ビジュアル編集と、スクリプトコーディングを連携できる2Way構成になっています。スクリプト編集画面では、変数名やオブジェクト名、関数等を一覧から選択して設定できるので入力ミスもなく快適に記述することができます。また、書式チェックや通信ログ表示などの充実したデバック機能も魅力です。これらを使い慣れてくると生産性が向上してきます。ユーザ定義のクラスをビジュアルに再利用する事も可能です。

3階層Webシステムがもたらす新時代

2006-07-07 12:52:11 | 開発言語
3階層Webシステム構築でのリッチクライアントであるBiz/BrowserとアプリケーションサーバであるMagic jBOLTを使った技術情報を中心にまとめていきながら、今後のシステム開発について考えていこうと思う。