パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

新戦力(柿谷)の様子見よりは、守備力が課題に

2013年08月15日 05時26分24秒 | サッカー
サッカーは冬の季語
この時期の試合、選手に本当にたいへんだ

さてウルグアイ戦
2-4と完敗に終わったが
注目の柿谷はどうだったか?

正直なところ、もう少しボールも来ない
存在感のない状況を予想していた
ところが案外純粋なワントップ型の選手では
ないだろうに、そこそここなしていた
瞬間的な速さ、閃きはこれから慣れてくれば
機能しそうで期待が持てそう
このクラスの試合になるとタレントとか特別な
才能、センスがないと通用しない
努力だけで済む世界ではない(残念ながら)
もちろん努力は必要なのは当たり前だが


試合はまたもや早い時点での失点
一点目は何で後ろを取られたのか
吉田がまたぶっちぎられたような形になっていたが
吉田はヨルダン戦、最初のブラジル戦でのカカに対しても
そうだったけど、縦に速い選手には弱い
そもそもカバーリングと読みを得意とする選手で
対人に強いわけではない

柿谷はまずまずと言う人と、前線からのプレスが
全然ダメと言う人がいる
前田なら献身的にコースの限定をして、、、

後半の豊田は真面目に走っていた
だが見栄えはいいけれどそれで存在感があったかは問題
ところが日本人はあのように献身的に走り回る姿を見るのが好き
中山・鈴木・巻のように

しかし、もっと大きな問題はドイツのワールドカップの時の問題点と同じ
後ろが守り切れないということ

人数がいても守り切れない感じ
球際のボール、ルーズボールが全部相手側になれば
有利にゲームを進めることは出来ない

少し矛盾するかもしれないが
守りについてはもう少し低めに設定して
ブロックを形成しカウンターで攻める形なら
今回のようには失点しなかったかもしれない
しかし、それでは負けないかもしれないが勝てない

南アフリカでの反省点はいかに勝つか
負けないようにするかではない
だから失敗を重ねても高めの守りの設定は
まだまだトライすべきと考える

そこで明らかになる問題を
今後クリアするようにしていけばいい
もっとも一年弱で良くなる考えにくいが
それでもやらなくては

特にボール奪取能力を上げていく必要が
あるように感じる
現代表の時点と言うよりはもっと下のカテゴリーの時から

ブロックを作ってスペースを与えない
無闇に飛び込まない
そんな待ちのディフェンスではなく
ボール保持者のボールを奪取する攻撃的な守備
それが必要なのではないか

無闇矢鱈とそうしろというのではなく
時と場合を考えてのことだが前提となるのは
そうした能力があるということ

これはイタリアの選手が当たり前のようにできていること
個人個人がここのレベルになるように
早いうちから訓練すべき事柄
そのためには指導方法・方針・練習も変わってくるかもしれない

前半の2点でゲームの興味は薄れてしまったが
香川は後半は良かったが、前半の様な状況で
存在感を示すことが出来ないとマンチェスター・ユナイテッドでも
活躍は厳しいかもしれない
後半はまずまず

本田も前半イマイチ
しかし、コメントを読む(聞く)と
やはりなかなかするどい分析をしている

後ろの選手の繋ぎ技術の問題
もはや後ろの選手は守るだけではダメなのだ
前目の選手が守りも要求されるように
後ろの選手も攻撃低センスとパスを繋ぐ能力
時としてドリブル能力も要求される

こうしてみると戦術以前のもんだいが大きい

一気に上達するわけではない事柄を
のんびり構えるわけにはいけないので
現実的な対処方法を代表の試合では講じ無くてはならないけれど
下のカテゴリーはここも大事に育てて欲しい

さて最初に戻って柿谷
最初にしてはまずまず
屈強で早い対戦相手との体で覚えた感覚と
厳しい戦いをより多く経験していけば
大いに期待持てそう
(と思ったが、ザッケローニ監督はどうなふうに感じたのだろう)

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