パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

おかしいと思わないのか!

2011年04月22日 21時15分21秒 | Weblog

今日の中日新聞に「原発のその後」についてのアンケート結果が紹介されていた

それによると現状維持、仕方ないとする人が

原発廃止とする人と同じくらいだったとのこと

岩手、宮城、福島の三県を除いた調査ということだが

誰もが意外と驚く原発容認の多さだ

 

この結果をもって日本国民はどう考えているか

あるいはどう教育、洗脳されているか

と類推する前に、やるべき事は果たしてこのアンケートの質問は

どうだったか?ということのチェック

 

「現在日本の発電の多くは原発に依存しており

廃止をすれば計画停電などをしなければならず

そうすると経済活動に支障がでてきますが

さてあなたは原発をどう考えますか?」

例えばこのような、それでなくとも同じようなニュアンスの

前置きが質問になかったか?

 

無作為に選んだとされる集団が

果たしてそのまま信じていい母集団であったか?

 

普通想定していたものと違う結果が出れば

想定が違っていたとしてしまいそうだが

今回の結果はチョット日本人の行動パターン

(熱しやすく冷めやすい、一気に風になびく)

からすれば違和感がありすぎる

 

だからそもそもの質問自体がどうだったのか?

と疑うことになるのだが

この結果を見た人、識者はあっさりこの結果自体を信じて

論評をしている

質問が変だったのでは?と考えないのだろうか

 

報道は結果だけを述べるが個々が正しい判断をするためには

それらアンケートの結果だけでなく

質問の環境、項目などもあわせて知らせてほしい

 

つまり、情報操作をしていないか

と疑っているわけだが

「統計は嘘をつく」

と何かの本にあったように

一見信じられそうな客観的とされる数字は

実は意図的なピックアップの仕方がなされていることが多い

 

科学の論文であれば実験結果の正当性を明らかにするために

そもそもの実験方法の信頼性をまずは証明しているが

こうしたアンケートや世論調査は

その方法、手順が正しいかどうかを調べずに

多くの人が無条件にその調査が正しいものと信じてしまっている

 

今回のアンケート

自分はハッキリ何かがおかしいと思う

それが何かは知らないが

 

アンケートは共同通信他多くの組織で行われ

全てに同じような結果が出ているので

意図的なものはないと考えることもできるが

それでも違和感を感じてしまうのは何故だろう

 

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